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至上の愛   作者: 高瀬海之
第一部

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27/52

27、兄妹として





 涙と共にエルウィンの帰還を喜んでくれた父母とは裏腹に、魔族に育てられたエルウィンに対してやはり世間は冷たかった。

 屋敷から一歩外に出れば、……否、屋敷の中ですら好奇の視線が浴びせかけられる。中には、それすらせずにエルウィンの姿を見ただけで飛び逃げる無礼者もいた。


 まるで魔族扱いだと溜め息が出る。


 それを増長させたのは、昔の病弱さなど全く感じさせないエルウィンの変貌だった。

 欠陥品といわれ、二十歳まで生きられないと予言されていた子供が、国家一の魔術師として名高い父も凌ぐだろうと思わせる程の使い手となって戻ってきたことが余程驚異であるらしい。

 この十数年に一体何があり、もしや魔族と契約して禁忌の法に手を出したのではないかとも疑われた。


 育ててくれた魔族が大切にしてくれたからだと言っても信じないくせに……。


 戻ってきてからこっち、健康になったエルウィンの秘密を探ろうと幾度となく施される各種検査を面倒臭がりながらも受けて、こちらの話など何も聞かない医師や術師を鼻で笑った。


 いくら調べても何も出ないことは判っている。エルウィンは特別な何かによって健康になった訳ではないのだから……。


 エルウィンが虚弱体質だったのは、生まれつき内臓の発達が常人より遅れていて栄養の消化吸収が悪かったかららしい。だから病気がちで、病気をすると更に内臓の機能が弱り栄養が取れず、また……という悪循環を繰り返していたそうだ。

 それに気付いたアシュリーは、悪循環を断ち切るためにエルウィンのために調合した栄養剤を毎食後飲むように言っただけ……。


『こんなもの、ちゃんと栄養取って内臓が成長すれば問題ないわよ。後は病気を繰り返さないように体力つけていけば大丈夫。……そうね、よく食べて、よく遊んで、よく寝るのが一番の薬』


 あまりに軽く言われてエルウィン自身拍子抜けしたのを覚えている。

 そんな簡単なことで健康な身体が手に入るというの?

 今までの物々しさとは比べ物にならない単純さに、最初は本当にこの魔族を信用していいのかとも思った。


疑う気持ちを知ってか知らずか、アシュリーは言葉を実践するように、ベッドの上しか知らなかったエルウィンを遠慮なく家の外へ連れ出すようになって。

 もちろん彼女の目的はエルウィンを遊ばせることではなく、薬の素材探しだったのだろう。でも、危険でない場所には何処へ行くにもエルウィンをつれて行ってくれた。


 コウモリの住む洞窟にも、渡り鳥がやってくる泉にも、花が咲き乱れる草原にも……。


 アシュリーが与えてくれる新しい知識に興奮して駆け回り、遊ぶことばかり考えて流れた月日。ふと気付くとエルウィンは殆ど伏せることがなくなっていた。

 そしてアシュリーが一番最初に言った言葉は本当だったんだと納得したのを覚えている。

 病気をしなくなってからは徐々に魔法を覚えて、かつて宝の持ち腐れとまで言われた才能を遺憾なく発揮出来るようになった。

 だから今のエルウィンを作ったのは禁忌の法や薬物ではなく、普通の生活。調べても何も出る訳ない。


 ……なのに明日もまた朝から検査と言われて辟易していた。なんとかこのしつこい検査地獄から抜け出せぬものかと思いながら、自室までの廊下を歩いていたエルウィンは、気分転換に庭を歩くことにした。


 子供の頃は自室の窓から眺めることしか出来なかった庭。


 大きな屋敷の玄関前には大層な噴水があって。それを中心に、大小様々な花壇に季節の花が咲き乱れている。屋敷をぐるりと囲む石畳の通路を当てもなく辿り、昔は遠目に眺めることしか出来なかったそれらを観賞して回った。


 綺麗な花には心癒す効果があるような気がした。


 ただ、そう思えたのも一時だけ……。

 庭のあちこちにいる使用人達がエルウィンの姿を見つけ声を潜めているのに気付いてしまうと、散歩も楽しいものではなくなった。

 誰かの冷たい視線や陰口など痛くも痒くもないが、気持ちのいいものでもない。

 興が殺がれた……やっぱり部屋に帰って魔法書でも読もうと踵を返し掛けた途端、ズサーッと真横の木が異常に震え、その幹を誰かが滑り降りてきた。

 突然のことでビクンと身体を強張らせたエルウィンは咄嗟に身構えたが、次の瞬間にはホッと全身から力を抜いて、尻餅を突いている少女を見下ろした。


「ウェンディ……何してるんだ、お前」

「…兄様っ」


 木を伝って二階から降りてきたのだろう。着地に失敗して打ってしまった尻を擦っていたウェンディはタイミングよくそこにいたエルウィンに心底驚き、直後顔色を悪くして顔を背けた。


 ああ、妹までもオレを恐れるのか……。


 仕方無いと思いつつも、哀しさは消しきれない。自分を見ようともしない妹の態度を恐れと捕らえたエルウィンは、もっと傷つく前に立ち去ろうと背を向けた。その途端、エルウィンが戻ろうとする方向からメイドの声が聞こえた。


「ウェンディ様っ、どちらにおられます? ウェンディ様!」


 明らかにウェンディを探している。自分の後方にいるウェンディを振り返るとオロオロしながらこっちを見ていた。

 そしてふと思い付く。何が哀しくて、この屋敷の主の子がこんな場所から落ちてこなくてはならないのだろう。こっそり逃げ出そうとしたに違いない。何からかは判らないけど……。

 少し考えて、エルウィンは小さな声でウェンディに言った。


「そこの茂みでじっとしてろ」

「え…」


 有無を言わせぬ態度でウェンディを花壇の向こうの茂みへ追い立てる。そこなら近寄らない限り気付かれないはずだ。

 ウェンディを隠した場所から少し離れた位置でエルウィンが佇んでいると、案の定やってきたメイドはエルウィンの姿に驚いて足を止めた。


「エ、エルウィン様……」


 まさかの出会いに、まだ年若いメイドは怯えを混ぜて恐縮しきっている。ちらりとそちらを視線で撫でただけでヒッと息を飲んだのが判った。

 そこまで怯えることもないだろう……内心ムッとしたが堪えて、今彼女に気付いたという風に問い掛ける。


「…なんだ?」

「いいえっ、なんでもありません、すみません!!」


 悪いことをした訳でもないのに必死に頭を下げて謝ったメイドは逃げるように走っていった。否、正しく逃げたのだろう…エルウィンから。そういう態度が誰かを傷つけると彼女は知らないのだろうか?

 避けられるのも怯えられるのももう慣れたけれど、やはり寂しさは拭えなくてフッと小さな溜め息を落とす。無意識に首から下げたアシュリーの形見を握り締めていた。

 手のひらに感じる硬い石の感触、握り締めて安心した。


 大丈夫、オレは一人じゃない……。


 唱えて深く呼吸してから隠れているウェンディのそばに戻る。もういいと声を掛けるとウェンディはパタパタとワンピースの埃を払いながら立ち上がって、頭を下げた。


「ありがとう、兄様」

「別に…」


 素っ気なく言って踵を返した。そのまま部屋に戻るつもりで歩きだそうとしていたのに、何故か足が止まる。

 そういえば家に戻ってからウェンディと話をするのは、まだ二度目だ。最初の自己紹介以来同じ家に住んでいるのに一度も出会わなかった。


 ……まあエルウィンは部屋に閉じこもりがちだから出会う確立も0に等しかったが、もしかしたら自分は意識してウェンディを避けていたのかもしれない。

 あの事件のことがある。アシュリーが取り繕ってくれたとはいえ、エルウィン自身は自分がウェンディを殺そうとしたことを知っていた。

 普通なら平気な顔をして戻ってくるなど出来るはずのないことをエルウィンはウェンディにしたのだ。無意識に会いたくないと思うのも当然だろう。

 しかし、ふと気付く。

 ウェンディは兄に憎まれていたことなど知らない。彼女はただ、兄は魔族に攫われてやっと人間の世界に戻ってきたと思っているのだ。


 ………だったら、今のウェンディとなら、もう一度兄妹としてやり直せるんじゃないだろうか?


 寧ろ、やり直さなければならないと感じた。

 でなければアシュリーが最期まで魔族として生きた意味がない。アシュリーはウェンディとエルウィンの間にしこりが残らぬよう、すべて背負って逝ってくれたのだから……アシュリーがくれた再生の機会、無下してならない。

 そう考えると、今日のこの出来事すらアシュリーが用意してくれたもののように感じた。

 もう一度アシュリーの石を握り締めてから、ウェンディを振り返る。普通を心掛けながら、言葉を選んで声を掛けた。


「ウェンディ、困ってるんだったら匿ってやろうか」

「…え?」

「オレの部屋でよかったら、だけど…」


 エルウィンの部屋なら呼ばない限り誰も近付かない。隠れるには打って付けの場所だと思う。何から逃げているか知らないが、当てがないなら来るか? と誘ってみた。

 兄の突然の申し出にウェンディは心底驚いた顔をしている。


「………いいの?」

「ああ」

「行く!」


 即答して屈託なく笑った妹は、エルウィンの腕に飛び付くように頷いて、ありがとうと言った。

 初めて接するに等しい肉親からのストレートな好意は決して嫌なものではなく、寧ろ胸を暖かくしてくれて……エルウィンはここに帰ってきて初めて、笑った。



◆◆◆◆◆



 しかし自室にウェンディを招いたものの、この後どうすればいいのか判らない。飲み物も誰かに持って来させるとウェンディを匿った意味がないから出してやれないし、正直間が持たない。

 どうしようと今更悩んだ。


 ただウェンディの方は会話の糸口を探すエルウィンには構わず、初めて入る兄の部屋に興味津々、キョロキョロと室内を見回していた。けれどまだ住人が戻ってきたばかりの部屋は殺風景で特に気になるものはない。目につくのは魔法書ばかりだった。


 少し落胆して、腰を下ろそうとしたソファーにも小難しそうな分厚い魔法書が投げ出してある。茶色い羊皮の本には付箋が幾つも付けてあった。

 パラパラとめくっているとつい溜め息が出る。兄と手元の本を見比べぽつりと呟いた。


「兄様は魔法得意なんだよね?」


 必死に話題を探していたエルウィンは、ウェンディが話題を振ってくれたことに内心ホッとして相槌を打つ。


「ああ、まあ…」


 得意と言っていいものかは判らないが、確かにその他のことよりは楽にこなせる。父から譲り受けた才能なのか、魔力を集めることは息をするのと同じように出来たし、後は詠唱と呪文を唱えて魔法を発動させるだけのこと。

実際使うことはないから知らないが、本で読んだだけの上級魔術も発動させようと思えば出来ないことはないだろうと確信している。


「こういう本に載ってるのも全部使えるの?」

「それは古代の魔法でオレもまだ研究中だから判らない。だけど意味を正しく理解すれば使えると思う」


 そう答えるとウェンディはもっと大きな溜め息をついた。心なしか表情が暗い。自分の言葉が悪かったのかと焦るエルウィンを置いてけぼりに、ウェンディは元気ない声で呟いた。


「兄様はやっぱり凄いんだ……なのに、私は…」


 ジワリと、彼女のそれだけは父とエルウィンとそっくりな色彩の瞳が潤んだのが判る。


「ウ、ウェンディ!?」


 吃驚してそばに駆け寄った。

 何故妹が泣きそうなのかさっぱり判らずオロオロするエルウィンを置き去りに、ウェンディは続けた。


「…………私、どんなに頑張っても魔法が全然上達しなくて、もうヤダ。………同じ父様の子供なのに、兄様はこんなに凄いのに、私は、全然ダメなの」


 泣きながらウェンディが零す言葉が、エルウィンに声も出させぬ衝撃を与えた。




 健康に生まれたウェンディは、それだけですべてに優れていると思っていた。




 同じ兄妹なのに、すべてに恵まれ生まれた彼女は、エルウィンには無縁の日の当たる道を真っ直ぐに生きて行くのだろう。



 ただ健康に生まれたというだけで、妹はこれから先、エルウィンから多くのものを奪っていく。



 彼女にとっては取るに足らない、でもエルウィンにはかけがえないものさえも奪い続けていくかもしれない。




 そんなの、耐えられない!!

 だから憎んで、殺意を持った。




 幼さ故の短絡的な発想。幼い妹の前に広がる無限の未来など想像も出来ず、勝手に思い込んで、勝手に嫉妬した。




 こんな日がくるなんて思いもしなかったから……。




 同じ兄妹なのにどうして…とかつての自分と同じ言葉を零し、自分を責めているウェンディの姿がぶれる。懺悔の言葉を口にするのもおこがましい程の後悔がエルウィンの胸を圧迫し、堪えきれずに泣いてしまった。

 目の前で自分より先に涙を落とす兄を見て、訳が判らないウェンディは慌てふためき、自分の呟きをなかったことにするように両手を左右に振る。


「兄様!? ごめんなさいっ、そんなつもりじゃなくて、ただ私、兄様が羨ましかったから、だから……、ただそれだけで……泣かないで兄様」


 羨ましいなんて、ウェンディから言われる日がくるなんて思わなかった。

 そんな感情を抱くのは自分の方だけ、ウェンディは常に自分の前を行き、振り返ることなどないと卑屈に考えて……。


 この世でたった一人の妹を妬み憎み、殺そうとした愚かな自分。

 後悔で胸が苦しい、全身が痛い。


 ごめんなさい。


 慌てたウェンディが兄様と呼ぶ度に、ただ謝る。そう呼ばれる資格なんて自分にはないのに、何も知らないウェンディの邪気のなさが心苦しい。

 床に両手を突けて頭を下げるエルウィンを困った顔で見ていたウェンディはやがて、自分の涙を拭って兄と同じ目線に屈んだ。


「兄様、事情は判らないけど、もういいから謝らないで。兄様は悪くない」


 だから泣かないでと背を擦ってくれる手。


 暖かくて……かつてその手を血の通わぬ冷たいものにしようとしたのは自分なのに、今暖かくて良かったと心底思った。


 お前が生きてて本当に良かった……。


「ごめん…ウェンディ……」

「もういいから、気にしなくていいから…兄様」


 謝る度にウェンディはエルウィンを許すと囁く。


 繰り返す度、エルウィンの全身を震わせていた罪の痛みが遠のいて……零れる涙の止まったエルウィンの胸に、アシュリーを失くして以来初めての希望の光が灯る。

 生きて償うはずの罪は未遂に終わっていたけれど、それでも自分が何も知らない妹を殺めようとした事実は消えない。


 だから……これからオレは何を犠牲にしてもウェンディを守ろう。アシュリーのくれた生命を、ウェンディとウェンディの望みのために使おう。

 それが、オレを生かしてくれたアシュリーと、許してくれるウェンディに報いることの出来る唯一の道だ。


 決めてやっと涙が止まって、少し恥ずかしく思いながらウェンディと向かい合う。


「大丈夫?」

「ああ……わりぃ、取り乱して」

「ううん、ちょっと吃驚したけど、兄様だって急にいろんなことあったんだし、しょうがないです。でも、私で良かったらいつでも胸を貸しますよ」


 まだ薄い胸に両手を重ね、任せてと笑う妹の姿を見ていると自然に笑みが零れた。

 その頬を照らす日が赤い。気付けば、泣いているだけで随分長い時間が経っていた。

 そっと立ち上がったエルウィンを追って立ち上がったウェンディも同じことに気付く。


「もう戻っても大丈夫なんじゃないか?」

「そうですね」


 と呟くウェンディは、嬉しいことに兄と過ごす時間の終わりを惜しんでいるようだった。だから、自然と言えた。


「また来いよ。……勉強、オレも見てやるから」


 今日二度目の意外な申し出にまた驚いた顔をしたウェンディは、また満面の笑みを浮かべて頷いた。


「ありがとうっ」



◆◆◆◆◆



 ウェンディがどんな話を両親にしたのか判らない。

 ただ後日父に呼ばれたエルウィンはウェンディの家庭教師を命じられ、それに伴って嫌気が差す程繰り返させていた検査もなくなってホッとした。


 ウェンディはいつも午後を少し回った頃、教科書をもってエルウィンの部屋を訪れる。兄妹という気安さ故の余り根を詰めない勉強方法が気に入ったのか、少しづつだけれど魔法も上達してきた。


 そして勉強の合間の休憩時間、ウェンディが聞きたがるのは家にいなかった間のエルウィンの生活だった。

 しかし、知らない土地の話を語って聞かせる度目を輝かせるウェンディも、話がアシュリー自身のことに及ぶと複雑そうな顔をしていた。


 彼女にとってアシュリーは、兄を奪い去った憎い魔族なのだから……。


「兄様は、その魔族のこと怖いと思わなかったの?」

「全然」

「どうして?」

「だって普通の人だったから。オレ達と一緒、泣いたり笑ったり怒ったりする、普通のヤツだったから……怖いなんて一度も思わなかった」


 寧ろ綺麗だと思ったり可愛いと思うことの方が多かった、と言ったらウェンディはどう思うだろう?

 人間の自分が、その魔族と相思相愛だったなんて……きっと信じないだろう。


 だからそこまでは言葉にしてない。

 ウェンディには、アシュリーとの関係は育ててくれた恩人としか伝えなかった。それ以上を伝えて彼女を困らせるつもりもない。


 言葉には出来ないけど……、エルウィンは今でもアシュリーを愛してる。

 生涯ただ一人本気で愛した人、あの人以上に誰かを想うことはない。

 言い切れるくらい大切で、いなくなった今でも変わらず愛してる。


 キュッと首から下げたアシュリーの形見を握り締めた。

 そうすると安心する、いつまでもアシュリーがそばにいてくれると思えて……。

 最近気付いた兄の癖を観察していたウェンディはやっぱり渋い顔をして聞いた。


「魔族…なのに?」

「人間にだっていいヤツも悪いヤツもいる。それと一緒だろ」

「……そう、かな」

「少なくともオレはそう思ってる。オレが一緒にいた魔族は……アシュリーはそうだったから」

「ふうん…」


 やはりウェンディは釈然としない風で、それも仕方無いと思う。人間と魔族の間にはどうしても埋められない溝が横たわっているのだ。


 溝は安易には埋まらないだろう。

 それなのに埋めようとすることは愚かなことかもしれない。

 でも試してみるくらいはいいんじゃないだろうか?

 最近エルウィンはそんなことを考え始めていた。


 握った石に語り掛ける。


 アシュリー、オレはオレに出来ることをして、ここで生きていくよお前と一緒に……。


 季節はもう初夏へと移り変わっていた。













読んで頂きありがとうございました。

ここで一部完結となります。二部も早めに更新できるよう頑張ります。


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