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玄関を開けたら異世界でした  作者: 鈴木寛大
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第3章 最終話 探し物

帝国側との話し合いが終わり安堵する王国軍一行

アヤトは探し物を探し始める。

果たして今回のアヤトはどうなるのか!?

 会議はかなり友好的なものになっただろう。ただ帝国側の飽くまで噂話ということだったが、小国などが軍を挙げているという事実が頭から離れなかった。これはたぶんパップの話に合った俺のような転移者が関わっているのだろう。何やらキナ臭い話になってきている。

「あ、そういえばネクターさん」

 この国に来た当初の目的を果たさなければいけない。

「はい!」

 3人のネクターさんがこちらに返事をした。

「あ、すみません…どなたでもいいのですが、ちょっといいですか?」

 国民の声を代表するネクターが手を挙げてくれた。

「いきなりすみません。この国に所属していた福岡という男がいたと思うのですが…」

「はい。うちにいきなり来た人でしたね。アナタが殺したんでしたね。それがどうしたのですか?」

「ギクリとすることを平気で言ってくれますね。あ、もし福岡の部屋と言うのがあったら見せてほしいんですが大丈夫でしょうか?」

「あ、でしたらこちらになります。福岡の部屋に何かあるのですか?」

「あ、いえいえちょっと気になっていることがあって。お願いします」

 俺は頭を下げた。

 スピカル、プシペィの二人には適当に言って一人でネクターさんについて行った。右に左に曲がりもう自分がどこにいるのかわからなくなったところでネクターさんが扉の前で止まった。

「ここです。だいぶ離れているところなので申し訳ないです。あと、ここ入れるかわかりませんよ?福岡は何かを研究していたらしいのですがずっと隠していました」

 なるほど、やはり転移者ということを隠していたのだろう。

「入れるかどうかはわかりませんがまぁやってみましょう」

 ドアノブに手をかけると魔法がかかっているようには思えなかった。だが、押しても引いても開かない。鍵がかかっているようには…

 横にずらしてみるとスっと開いた。

「あ、引き戸だったんだ…」

「なんですかこの扉は!!!」

 ネクターさんが驚いていた。まぁこの扉をこの世界で見たことはなかったからそういうことなんだろう。

「開きましたね。まさかの横開きでしたね」

「これは開けないですな」

「ちょっとそこに居てほしいんですが、頼めますか?」

「わかりました。わたしが入っても?」

「え…えぇ…っと、ちょっと外で待っててほしいです」

「ん~まぁわかりました」

 ネクターさんを置いて部屋の中に入ると魔法の研究をしていたようだった。たぶん福岡は福岡なりにこの世界について考えてたんだろうな。

 いろいろと見ているとやはりあった。俺が探し求めていたタイトルが書かれていた紙だった。

 ―元の世界に戻る方法について―

 探すとあるものだなこういうものは。さて目を通してみるか。


 「と言うのが俺と福岡さんが出会った経緯になりますね。」

 俺は札幌の狸小路という場所にあったハンバーガー屋で福岡に説明してた。

「ずいぶん長い話でしたが大体わかりましたよ。その話が事実であなたは異世界で私を殺した… ということですか。なかなか複雑な気分です。ハハハ」

 福岡は軽く笑ってくれた。その目だ。そう俺と敵対した時のその目だ。

「佐藤さん。わたしも思い出しましたよ。わたしはあの世界であなたと戦っている。もちろん、この世界に戻るつもりで戦いましたね」

「はい。戦いました。そしてあなたは命を落とした。その後僕はあの世界をしばらく放浪しながら帰ってこられました。記憶をそのまま。もちろん魔法や能力もそのままなんです」

「もしかして…僕もその能力あるんですかね?」

 福岡は笑いながら俺に聞いてきた。

「それは俺もわかりませんが、もしかしたらあるかもしれませんね」

「僕は何の魔法を研究していたのでしょうか?」

「話を続けましょうか?」

「あ、はい!ぜひお願いします」


最後まで読んでいただきありがとうございます。

3章は4話で終わるというあっさり味。

ラーメンで言うと塩味だね。

次章からかなりの展開が待っているのでよろしくお願いします!

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