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撃鉄の響く戦場にて  作者: KY


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王宮のかじ取り

今回は短いです。

4月は退職者と新人が入れ替わっているので、かなり大変な勤務になりました。

乗り切れるか不安です・・・。

仕送りを受けることが決定した王宮以下貴族達。

辺境伯側の面々は王宮に届けられる現金や生産品が届けられ、その配分を王宮が行っていた。

その匙加減を請け負っている王宮サイドは、この危ういバランスを取り、貴族側と辺境伯側のバランスを保った。


「今はこの危ういバランスを保つことで指示を維持しようと思っている。 どうだ?」


「そうですね。 今は辺境伯殿と貴族の間を取り持ち、互いに恩を売っておきましょう。」


「そうじゃの!いつか交渉し、我らの良い方向にしていこう。」


「御意」


玉座に座る王は、宰相に同意を得られたことに気を良くした。

王宮側もこの方法で永らえることが目標だった。

貴族側も王宮に取り仕切ると言われると、文句は言えなかった。 しかし、王宮側の取る手数料が入るので目減りをするため、潜在的な不満を持たれることになったが、貴族側では不満しか出ないのでお互いの為に落ち着いた。


「うちらの派閥って、稼いでいたんだね・・・。」


「領主様は自覚がないのですか?工員に3食付きの寮に給金、ボーナスに割引購入まである上に、扶養金まで付いていれば、誰も辞めませんよ?」


「だって、頑張ってほしいし・・・。」


「・・・。 そういう姿勢が工員にとっても頑張れるんですよ。 それが他の職種も他領地より数段高いですよ。 私の実家の領地でも出来ないレベルです。 経済基盤がしっかりしているアバロン領ならではですが、それでも凄いですよね。」


「ありがとう。」


貴族側の状態報告を受けたのちに自領や派閥の収支をみていると、自分の生産品の数々から生み出された収入が今、国のトップ収入を叩きだしていた。 それに驚きながらこれかも頑張ろうと、気合を入れ直していた。


「それと、王宮よりダウンバージョンの銃の提供の依頼が来ています。」


「来たか・・・。 こちら側の銃が卸せないと言ってきたら、交換条件で出されていたんだよなぁ・・。 しかし、どこまでしたらいいか・・・。」


「連発では整備の技術不足ですし、単発装填の銃が妥当だと思いますが?」


「保持や技術の問題を解決するには、単発装填で弾薬装填式ではなく、早合を使用して装填棒で突く装填方法が解決しやすい。 それでも高いぞ?出せるのかな?」


「多分ですが、ある程度の数を献上する必要があるかと・・・。」


「やはりか・・・。 まあ、100丁くらいは必要か・・・。」


「まだ足りないかと・・・。 資産からしても300はないと、出し渋ったと思われるかと。」


「分かった。 なら500用意して献上しよう。 それなら文句は出まい。 早合も1000も用意しようと思う。」


「よろしいかと。 ですが、よろしいんですか?」


「まあ、それでも500となると、一か月はかかるけどね。 仕方があるまい。」


こうして、火縄銃が提供されることになった。 

徐々に火薬兵器が、獣王国にも導入することになった。 まだ、予定だが。


兵器工場の一部で火縄銃が生産されている。

生産方法は昔と違い、機械化は進んでいるために順調に進み、週産50丁が出来た。 ほぼ2か月で生産が出来た。 早合や保持用品は一か月ほどで出来、撃ち方や整備方法が書かれた物も大量に作成された。


「思っていたより早く生産で来たね。 しかも性能も良い。 工場の工員さんに差し入れしないとな。」


「それでよろしいかと。」


完成品が梱包されている木箱が、トラックに積まれていく。

他にも早合の入った箱やそれ以外の献上品が積まれた箱も同様に積まれていく。

ようやく献上品が積み終えたトラックが3台準備が終わると、護衛の隊員達がそれぞれの車両に乗り込んでいく。


「閣下。 準備が整いました。 参りましょう。」


「分かった。 行こう。」


「御意。」


準備が完了という報告をしに来た者に促され、車両に乗るために移動した。

乗り込む車両はキャンピングトレーラー。

周りを戦闘車両に囲まれた状態で献上品のトラックと一緒に進んだ。


「これで行くのか!凄いな!家だぞ!?」


「今回は君が行く。 暴れないでくれよ?」


「勿論だ!今度は我が種を貰うんだ!」


今回の同行は異民族のララが、同行する。

恰好はドレス姿だが、彼女は嬉しそうに色々な物を触っている。

実は愛人科学者姉妹の妹が、妊娠した事で二人して同行は拒否した事で、彼女が同行した。

子持ちの妻たちは、待機組だ。

こうして、ララを連れて王宮へと向かった。


「姫、立っていると危ないですよ。」


「姫、お茶を入れました。」


「うむ!旦那様、飲もう!」


「ああ。」


当然、彼女の従者2人もついてきた。

今回はメイド服を着てついてきている。 今回も愉快な珍道中になりそうな道のりになりそうだ。

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出来ましたら、コメントもお願いします。 酷評はどうしてもやる気が減退するので、応援コメントでお願いできませんでしょうか? 今後も頑張ります。

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