第30話:初めての共闘――学生コンボ
いつも応援ありがとうございます!白石ソラです。
外門に現れたのは小さなフードの影…霧で衛兵を無気力に、ケイルの拳すらすり抜ける。タンク&スティールで初共闘!41.00%です。Xもやってます→ @Sora_no_TENKAI
私たちは走って城の外門に到着した。ケイルはすでに背後のコウモリの翼を広げ、何が起きてもいいように準備を整えており、私は手にした羽根と、あの日まで経験したことのない恐怖とアドレナリンが入り混じった感覚で全身が震えるのを感じていた。
侵入者は大きくなかった。
それがどういうわけか、事態をさらに恐ろしいものにしていた。小柄でフードを被ったシルエットが入り口の中庭の中央に立ち、どう対処すべきか明らかに分かっていない十数人の衛兵に囲まれていた。彼らは槍を向けていたが、誰一人として前進しようとはしなかった。
「あれは何?」私は囁いた。
「分からない」ケイルは緊張した声で答えた。「だが衛兵たちは攻撃していない。つまり、あいつらにも分からないってことだ」
私たちがゆっくりと近づくと、シルエットはこちらの到着を感じ取り、首を向けた。フードが少しずれ、ほとんど灰色に近い青白い顔と、全く光のない目を露わにした。それは以前に描写を読んだことはあるが、実際には見たことのない種類の目だった。ほぼすべてのことに関心を失った者の目だ。
「あなたたちが領主と天使ですね」その姿は、目と同じくらい感情のない声で言った。「どちらか一人を迎えに来ました」
「何のために迎えに来た?」ケイルが力強い声で尋ねたが、彼の隣にいる私には、その力強さの裏にある本物の緊張を感じ取ることができた。
「家へです」その姿は淡々と答えた。「誰もが最終的に帰る場所へ。あなたたち二人は、避けられないことをただ先延ばしにしているだけです」
今まで感じたことのない種類の寒気を感じた――普通の恐怖による寒気ではなく、もっと深く、もっと構造的なものだ。まるでそのフレーズが、私の中にある不安の正確な隙間を見つけ出すために特別に設計されたかのようだった。
「あいつは『忘却』のことを言っている」私はケイルに囁いた。「あれは、その使者みたいなものだ」
「なら、俺たちはあいつとは行かない」
その姿が一歩前進すると、衛兵たちはようやく反応し、槍を振り上げた。しかし、誰かが攻撃を仕掛ける前に、その姿はただ……自身の体の一部を溶解させた。灰色の霧の波が中庭の床を急速に広がり、最も近くにいた衛兵たちの脚を飲み込んだ。彼らは即座に動くのをやめ、突如として警戒心を抱かせるような無気力さで目をうつろにさせた。
「彼らに何をしたの?!」私は叫んだ。
「彼らが最終的に自分自身でやることと何も変わりません」その姿は無頓着に答えた。「少し早めただけです」
ケイルが先に動いた。翼を完全に広げ、右手に凝縮された炎を纏った拳を構え、その姿に向かって低く速く飛んでいった。
その姿は避けなかった。ただ片手を上げると、ケイルの拳は何の抵抗も受けずにそこをすり抜けた。まるでその姿もまた独自の無形化能力を持っているかのようだったが、それは私のものよりも古く、より根本的なものだった。
「興味深いですね」その姿は、無傷の自身の体を見下ろしてコメントした。「少なくとも、あなたたちには牙がある。私が訪問する者の大半は、もはやそれすら持っていません」
「タリエル!」失敗した攻撃から後退しながらケイルが叫んだ。「こいつは意図的に実体をなくしている! まともに攻撃が当たらないぞ!」
私の中で何かがカチッと音を立てるのを感じた――完全に形成された思考ではなく、速く、ほぼ自動的な直感だった。
「ケイル、タンク役を! 注意を引いて、私に一秒くれ!」
彼は質問しなかった。再び前進し、今度は攻撃を当てることではなく、ただ周囲を回り、素早い突進の連続でその姿の注意を引きつけ、自分に集中せざるを得ないように仕向けた。
私はその隙を利用し、自身の体の力を抜き、無形化に身を任せた。そしてその姿の背後に回り込み、その体を通り抜けながら、以前と同じあの奇妙な感覚の反響を感じた。彼女の空間の中に入ったまさにその瞬間、私は実体へと戻り、彼女が腰にぶら下げていた小さく黒い物体――砂時計に似ているが、粒というより煙のような砂が入っているもの――を両手で掴み取った。
「それは私のものではありません!」数秒前まであんなに無気力だった者にしては早すぎる速度で振り返り、その姿は叫んだ。私が彼女から聞いた最初の本物の感情だった。
しかし私はすでに後退し、煙の砂時計を手にしていた。同時にケイルが私に合流し、本能的な防御姿勢で自身の翼を使って私を部分的に庇った。
「これは何?」私はその奇妙な物体を見つめながら尋ねた。
「返してください」以前の無気力さとは完全に対照的な切迫感を帯びた声で、その姿は言った。「あなたは自分が何を持っているのか理解していない」
「なら、説明してくれ」
その姿は長い間沈黙し、光のない目で、いやいやながらの敬意とも取れるようなものを込めて私を見つめていた。
「それは時間です」ようやく彼女は言った。「誰かが、もう生きる必要はないと決めた時間。私はそれを集めている。それが私の仕事です」
私に悪寒が走り、ケイルを見ると、彼の顔にも同じ動揺が反射しているのが見えた。
「あなたは諦めた者から時間を盗んでいるのだな」ピースを繋ぎ合わせながら、私はゆっくりと言った。「あなたは『忘却』の一部だな」
「私は小さな一部です」彼女は訂正した。「私よりもずっと大きな部分が待っています。それぞれが、誰かに気にかけるのをやめるよう説得するための独自の方法を持っています。私はただ、その後に残ったものを回収しているだけです」
私は砂時計をポケットにしまい、使い慣れた羽根の熱の横で、その奇妙で冷たい重みを感じた。
「これは返さない」自分が感じている以上に強い口調で私は言った。「もしこれが諦めた誰かの時間なら、おそらくその人に返すことができるはずだ。あなたにではなく」
その姿はもうしばらく私を見つめ、それからゆっくりと灰色の霧へと溶け始め、声は秒ごとに弱まっていった。
「あなたたちも最終的には理解するでしょう」最後の言葉はほとんど聞き取れなかった。「最後には、誰もが理解するのです」
そして完全に消え去り、霧は空中に散って中庭に沈黙が戻った。影響を受けた衛兵たちはゆっくりとまばたきをし、一時的に陥っていた無気力から少しずつ戻ってきていた。
ケイルと私は立ち尽くし、息を切らし、まだ強いアドレナリンが駆け巡る中でお互いを見つめ合った。
「俺たち、やったな」彼は信じられないというように言った。「俺たち、本当に一緒に戦って勝ったんだ」
「勝ったとは言えない。彼女はただ帰っただけだ」
「それでもさ。学生コンボ――俺が気を引いて、お前が盗む。上手くいったじゃないか」
`[赤い絆:同期戦闘を確認]`
`[存在度:39.20% → 41.00%]`
盗まれた時間の砂時計が否定の羽根の隣で休んでいるポケットを見下ろし、私は初めて完全に明確に感じた。この旅はもはや、ただ存在することだけについてのものではなくなっていたのだと。
それは、私がまだ完全には理解していない、はるかに巨大な何かに立ち向かうことへの旅でもあった。しかし今、少なくとも私には、それに名前があることが分かっていた。
忘却。
そしてどうやら、その小さな欠片たちは、私たちが想像していたよりもずっと前から、私たちの存在の境界を試し続けていたらしい。
第30話 終 ― 存在度41.00% ― 初めての共闘勝利、忘却には今や名がある
【更新スケジュール変更(通常連載)のお知らせ】
1日2回の加速更新にお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
おかげさまで、タリエルの物語の第1章の大きな山場をお届けすることができました。
ボリュームも十分に溜まりましたので、明日(31話)からは【毎日夜19:00の1日1回更新】の通常ペースに戻らせていただきます。
ここからさらに世界の真実とバグの謎が深まっていきますので、ぜひ毎日夕方の更新を楽しみにお待ちください!
お手数ですが、評価(★★★★★)やブックマークでの応援も、引き続きよろしくお願いいたします!




