第27話 馬鹿な作戦 ― 入れ替わり
いつも応援ありがとうございます!白石ソラです。
魂の書を探して深層書庫へ…作戦は入れ替わり!でもマントが着る人を選ぶタイプでした。37.90%です。Xもやってます→ @Sora_no_TENKAI
翌日、「また最悪なアイデアがあるんだ」とケイルが発表した。そのいつもの笑顔は、本来なら私にすぐさま警戒することを教え込んでいたはずだった。
「前回の最悪なアイデアは、私が一万の悪魔と戦うことだったはずだが」
「だが上手くいっただろう? お前は新しい能力を発見したし、うちのグラッシュ将軍に一生消えないトラウマを植え付けたのはほぼ確実だ。完全な大成功だと思っているぞ」
私たちは岩を彫って作られたバルコニーにいた。ピイは、私には仕組みが複雑すぎて理解できない地獄の照明器具から差し込む人工的な日溜まりの中で眠っており、ケルベロスはどこから持ってきたのか聞きたくもない骨を上の空で齧っていた。
「今回はどんなアイデアだ?」
「魂の書だ」
「何?」
「マスターレジストリみたいなもんだ。魔界や天界を通過したすべての魂、すべての入れ替わり、すべての割り当てミス、システムが隠蔽したかったすべての奇妙な事象が記録されている。城の地下深くにある深層書庫棟に保管されていて、お前のところの禁忌図書館でさえ隙だらけに見えるほどの厳重な警備が敷かれている」
私は心臓が早鐘を打つのを感じた。今回のは恐怖ではなく、慎重な希望からくるものだった。
「そこに私たちのことに関する何かがあると思っているのだな」
「確信している。問題は、誰にも気づかれずにどうやって入るかだ。お前が仰々しく俺を訪問しに来た時とは違って、今回は絶対に姿を見られるわけにはいかないからな」
「それで、計画は?」
ケイルは、私がすでに差し迫った問題と結びつけて考えてしまうあの笑顔を浮かべた。
「お前が俺の服を着る。俺がお前の服を着る。しばらくの間、俺たちが入れ替わるんだ――俺が見慣れない天界からの訪問者のふりをして、お前がいつもの退屈しきった領主のふりをする。誰も違いに気づくほど注意深く見たりはしない。この場所では、誰も何もそこまで注意深く見ないからな」
「それは……極めて失敗しそうに思える」
「間違いなく失敗するだろうな。だがその過程は面白いだろうし、みんなが混乱して気づかない間に、その騒ぎに乗じて深層書庫棟に潜入するのさ」
良い計画ではなかった。承諾する前からそれは分かっていた。だが、ケイルの歪んだ論理には、不可解なことに、いつもリスクを冒す価値がある程度には上手くいくと思わせる何かがあった。
「分かった」私は言った。「入れ替わろう」
ケイルのマントは、近くで見ると私が思っていた以上に大きかった。ずっしりと重く、深い赤色の裏地があり、光の当たり具合によっては縁が勝手に動いているように見えた。まるで、誰が着るべきかについてマント自身が意志を持っているかのように。
私が腕を上げ、彼が私の肩にそれを掛けようとした瞬間、マントはただ……呑み込んだ。
これは言葉の綾ではない。マントは文字通り内側に折り畳まれ、私の体全体をもはやマントとは思えない、繭のような布の構造で包み込んだ。完全なパニックに陥った一瞬、私の視界は四方八方、暗い赤色以外何も見えなくなった。
「ケイル?!」
「これは普通じゃないぞ!」くぐもった彼の声が、どこか近くから聞こえてきた。彼も私と同じくらい驚いているのは明らかだった。「俺にはこんなこと一度もしたことがない!」
「これを私から外して!」
格闘する音が聞こえた――ケイルが布を引っ張り、悪態をつき、何かに躓いている音だ。永遠のように感じられたが、おそらくほんの二十秒ほどの後、マントはついに展開し、完全に乱れた髪とズタズタになった威厳とともに、私を外の空気の中へと吐き出した。
「今のは一体何だ?」
息を切らし、今は床で静かに無害そうにしているマントを見つめるケイルは、心底混乱しているようだった。
「思うに……」彼は考え込み、言葉を切った。「マントは、お前が俺じゃないと認識したんだと思う。このマントはもう何年も俺と絆を結んでいるから、偽物に対する防衛機能みたいなものがあって、ただ……お前を脅威として処理しようとしたんだろう」
「脅威として処理することに、私を丸呑みにすることも含まれているのか?」
「どうやらそのようだな」
私は、今は石の床に放り出され、完全に普通で無実に見えるマントを見下ろした。
「私はあれを信用しない」
「もっともだ。俺ももう信用していない。何十年も俺のものだったのにな」
私たちはもう一度試みた。今度はもっと慎重に、ケイルがマントを私の体から離して持ち、私が少しずつ、ゆっくりと着ていった。明らかに知覚を持っていると思われるこの布切れに、脅威と解釈されかねない急な動きは一切避けるようにした。
どうにか、それは上手くいった。マントは私には大きすぎて床を引きずっていたが、少なくとも二度と私を食べようとはしなかった。
一方で、私の質素なローブをケイルに着せるのは遥かに簡単だった。とはいえ、その視覚的効果は、どういうわけかさらに馬鹿げたものだった――身長二メートルの悪魔の領主が、赤みがかった肌とコウモリの翼を持ちながら、彼の膝すらまともに隠せないボロボロの天界のローブを着ているのだ。
「間抜けに見えるな」彼は自分自身を見下ろして不満をもらした。「父親の服を着ている子供みたいだ」
私たちは一瞬、お互いを見つめ合った。それぞれが間違った服を着ており、どう見てもどちらも相手になりきれていなかった。そして同時に笑い出した。その笑いはしばらく続き、前日の忘却についての会話から蓄積されていたすべての緊張を、私が必要としていた形で和らげてくれた。
「絶対に上手くいかない」私は笑い涙を拭きながら言った。
「だろうな。だが、それでもやってみよう。もうお互いの間違った服を着てしまったんだから、このまま利用しないのはもったいない」
私たちは一緒に下へと向かった。今やすっかり目を覚ましたピイは、私たち二人のどちらについていくべきか明らかに混乱しており、私とケイルの間で優柔不断に円を描いて飛んでいた。そして最終的に、ケイルの肩に止まった。おそらく、マントを着ている人物よりも、マント自身の匂いを認識したからだと私は疑っている。
「裏切り者」私はピイに向かって呟いた。
彼はただ、自分自身に満足したように輝いただけだった。
メインの廊下で、私たちがすれ違った最初の衛兵のグループは、私たちの存在をほとんど気に留めなかった――ケイルが予想した通り、大半の者はあまりにも自動操縦モードで動いているため、赤いマントと天界のローブという全体的なシルエット以外、細かなことには気づかないようだった。
しかし、管理棟の入り口近くで、私たちはグラッシュ将軍に出くわした。
将軍は立ち止まり、私たち二人を見た。彼の表情は、完全な混乱から、ゆっくりと恐怖に満ちた気づきへと変わっていった。
「……我が君?」私を見つめながら彼は尋ねた。私は大きすぎるマントを着ている。
「これは違う――」私が言いかけると、ボロボロの天界のローブの下からケイルが遮った。
「シーッ! 信じさせておけ!」
グラッシュ将軍はもう一度私たち二人を交互に見比べた。明らかに何か恐ろしいことを処理しているようだったが、やがてただ首を横に振り、そのまま歩き続けた。「領主の決定に疑問を持つほど給料をもらっていない」とかなんとか呟きながら。
「俺が思っていたより簡単だったな」ケイルが満足そうに囁いた。
「あれは明らかに、疑問を持つ方が受け入れるより面倒だと彼が判断したからだ」
「まさに魔界で働くのに相応しい精神だな」
私たちは前へと進んだ。不格好に変装した二人の偽物が、深層書庫棟を目指して。このような明らかに悪い計画が、なぜだか価値がある程度には上手くいくのではないかという、奇妙で頑固な希望を抱きながら。
第27話 終 ― 存在度37,90% ― 馬鹿げた変装、作戦は進行中
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タリエルのレベル0からの大逆転劇(ざまぁ予定)、ここからさらに熱い展開が待っています。
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