第23章:ケルベロス vs ピイ ― 無駄ペットたちの決闘
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朝起きたら即決闘!?毛と光の丸い塊から起きたピイvs三つ頭チワワの玉座領有権を巡るガチ(?)バトル勃発です。火花攻撃vs全員強制2秒睡眠、勝つのはどっち…!33.60%、無駄ペット同盟成立回です。Xもやってます→ @Sora_no_TENKAI
ピイが先に起きた。
夜の間ケルベロスと作っていた毛と光の丸い塊から転がり出て、伸びをした――基本的に意思を持った丸い光輪である生き物にとっては奇妙な動きだ――そして床の向こう側にいる三つ首の子犬を、ゆっくりと処理される裏切りとしか言いようのない表情で見た。
「敵と抱き合って寝てたことにやっと気づいたらしいな」俺はまだ玉座の間の床に座ったまま言った。ケイルの隣で、二人とも悪魔たちが「コーヒー」と呼んでいる何かを飲んでいたが、湯気はコーヒーというより甘い硫黄のような匂いがした。コーヒーの匂いを直接覚えているわけでもないのに。
「敵は言い過ぎだ」ケイルは一口飲んで言った。「ただ競争心が強いだけだ。どちらも真剣に取り合うほど有能じゃないというだけで」
聞こえたかのように、そして反対を証明しようと決めたかのように、ピイはその丸く金色の栄光の全てで立ち上がり、ケルベロスの真正面まで浮かんだ――ケルベロスの方もちょうど起きたところで、三つの頭がゆっくりともつれをほどいている。一つはあくび、一つはすでに警戒して低く唸り、一つはただ新しい一日が始まったことが嬉しくて仕方ないという顔だ――そして言葉のない挑戦状としか言いようのないものを放った。
輝き。空気の振動。言葉のない宣戦布告。ピイは生きてきて一度も言葉を必要としたことがないのだから。
唸っている方のケルベロスの頭が吠え返した。その吠え声は、今はっきりと分かるが、本当に法律用語で文章を形成しているように聞こえた。
「何て言ってるんだ?」俺は聞いた。
「『玉座周辺の直接的領域に関する正式な領有権異議申し立て』だ」ケイルは考えるまでもなく訳した。あの三つの口からその手の文句を百万回聞いたことがあるかのように。「新しいやつが近づくたびにやるんだ。基本的に誰も頼んでないのに法学部卒の番犬だ」
「他の二つの頭は?」
「一つはいつも寝てる。もう一つは楽になることなら何にでも賛成する。自分が参加しない喧嘩も含めてな」
ピイは空気中で一センチ前進し、宣戦布告が受諾されたことを視覚的に示した。
「酷いことになるのか?」少し心配になって聞いた。
「面白いことになる」ケイルは訂正した。「見てろ」
決闘は正式な合図なしに始まった。二匹が一秒間、耐え難い緊張感の中で睨み合った後、唸っている方のケルベロスが小さな咆哮のようなものを上げて、口から火花を出した。
本物の火花だ。小さく、オレンジ色で、冥界の生き物の攻撃というよりは夏祭りの飾りみたいに可愛い。
火花はピイに向かって飛び、彼の金色の表面に軽く触れ、そして――消えた。それだけだ。がっかりするような小さな「シュッ」という音と、何もなし。
「これが全力なのか?」笑いを堪えて聞いた。
「火花を出すんだ。火花は小さなものを消す。ロウソクとか。あるいは、どうやら、消す価値のないものだな」ケイルは肩をすくめた。あの完全な肩透かしの攻撃には明らかに慣れていた。「基本的に強い法律意見を持った悲しいライターだ」
受けた攻撃に全く感心していないピイは、知っている唯一の方法で反撃した。より強く輝き、部屋の床全体に広がる柔らかい光の波を放った。
そして全員――俺、ケイル、ケルベロスの三つの頭、ちょうど交代で入ってきた二人の衛兵――が眠りに落ちた。
正確に二秒間。
目が覚めた時――本当に寝たのか、一瞬気絶しただけなのかは分からないが――ケイルはすでに隣で笑っていて、衛兵の一人は尻もちをついて床に座り、どうやってそこに来たのか分からないという顔をし、ケルベロスの三つの頭は完璧に同期して瞬きし、明らかに起きたことに憤慨していた。
「これだ」ケイルは笑いの合間に言った。「今まで見た中で文字通り最も無駄で最も効果的な攻撃だ。わざわざ彼女の火花を消すためだけに、部屋中の全員を断りもなく二秒間寝させた」
いつも寝ている方の頭は、皮肉なことに、事件の間ずっと寝続け、何も気づいていなかった。何でも嬉しい方の頭は尻尾を振り、短く単純な人生の中で起きた最も面白いことだと思っているようだった。法律の頭だけが心から憤慨しているようで、何らかの正式な訴訟を形成しているらしき一連の吠え声を上げた。
「お前を訴えてる」ケイルはまだ笑いながら訳した。「『権威ある法人空間における非合意的無意識誘発』で」
戦い全体に一人で勝ったばかりのような平然さで俺の肩に戻って浮かんでいるピイは、肩をすくめた――丸い光輪ができる最も近い肩すくめだ。
「訴訟なんて気にしちゃいないみたいだな」俺は言った。
「寝ること、光ること、俺を無意識に助けること以外は何も気にしてない」俺は彼の丸い頭を撫でながら確認した。「それが彼の人生哲学の全てだ」
技術的には決着のつかなかった敗北からようやく立ち直ったケルベロスは、再び近づいてきた。今度はもっとゆっくりと、より慎重に、三つの頭が三十秒ほど何事かを囁き合い、評決に達した。
そしてゆっくりと、法律の頭がピイに近づき、彼の匂いを嗅ぎ――驚くべきことに――彼の横に寝転がり、小さな体を金色の塊に押し付けた。明確な勝者がいないための停戦としか解釈できない仕草で。
「手続き上のドローが継続的な戦争よりマシだと判断したそうだ」ケイルは大きな笑顔で訳した。「技術的に、この玉座全体で見た中で最も早い法的合意だ」
ピイは抵抗なくその接近を受け入れた。そもそも、起きていること以外に抵抗が得意だったことなどなかったのだから。
二匹がまた丸まっているのを、互いへのライバル関係の下に相互の尊敬がきらめいているのを見ながら、胸の奥が温かくなるのを感じた。共鳴でも赤い絆でもなく、戦闘では完全に無駄な二匹の生き物が、喧嘩するよりも一緒に寝る方が好きだと自分たちで決めるのを見る、単純で馬鹿馬鹿しい喜びだ。
「これから一緒に旅するぞ」ケイルはその光景を、無関心なロードの口調の裏に隠そうとしているのが明らかに分かる愛情を込めて観察しながら言った。「ケルベロスは自分のものだと決めたやつを離さない。正式な養子縁組だと思え」
「訴訟好きなケルベロスを養子にする心の準備ができてるか分からない」
「選択肢はなかった。彼女が決めたんだ。信じてくれ、彼女と議論するとさらに訴訟が増えるだけだ」
立ち上がり、存在の心地よい重みが再び収まるのを感じ、周りの部屋を見た――水路を流れる溶岩、火山岩の玉座、外の高い窓から脈打つ赤い空。
「ケイル」ゆっくりと言った。「そろそろ戻らないと。ミカが上で発狂してるはずだ」
「だろうな」彼も立ち上がった。黒と赤のマントがほとんど芝居がかった動きで後ろで翻った。「でも行く前に、見せたいものがある」
「何を?」
彼は誇りと緊張が混ざった笑みを浮かべた。俺が何か新しい進化を誰かに見せるたびに浮かべていたであろう笑みと同じ種類だと、遅ればせながら気づいた。
「俺の軍だ」彼は言った。「一万の悪魔だ。昨日まで、彼らのロードに深淵の反対側に親友がいるなんて知らなかった。正式にお前を知るべきだ。信じてくれ、反応は最高だぞ」
ピイとケルベロスは、すでに立ち上がり――ピイの場合は浮かび上がり――俺たち二人の後ろについて玉座の間を出た。無駄ペットたちのありそうもないコンビは、どうやらライバル関係を解決する最良の方法はパートナーになることだと決めたらしかった。
外では、城の残りへと続く廊下で、一万の悪魔の声の遠い音が響いていた。皆、まだ自分たちに何が近づこうとしているのか、全く分かっていないようだった。
第23章 終了 - 存在度33.60% - ピイとケルベロス、提携成立
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