第21章:炎の玉座とチワワ ― ケイルの再会
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玉座の扉の向こうは…火山岩の広間、床を流れる溶岩、そして玉座にだらしない格好で放り出された彼と膝の上のチワワサイズのケルベロス。
「……タリエル?」って呼ばれた瞬間、足が折れそうになるほど心臓が鳴って…29.80%、ついに再会の始まりです。Xもやってます→ @Sora_no_TENKAI
扉は、誰も触れていないのに勝手に開いた。重い石が石の上を滑るような低い音を立て、中から逃げ出した熱はあまりにも強くて、一瞬、本来必要ないはずの呼吸が詰まった。
玉座の間は、下の法人ビルの残りの部分とは何も似ていなかった。
下は机の列、赤い蛍光灯、ハンコと書類だった。ここは全く別のものだった――天井が暗闇の中に消えるほど高い巨大な広間、磨かれて輝く火山岩の壁、装飾のように床に彫られた溝の中を細い溶岩の川が流れ、溶岩は外の赤い空と同じリズムでゆっくりと脈打ちながら、全てをオレンジ色の輝きで照らしていた。
そして奥、黒い石の台座の上にそびえて、玉座があった。
金でも、骨でも、魔界に期待していたような何でもない――火山岩から直接削り出された玉座で、腕の部分に溶岩の筋がまるで誰か生きている者の血管のように流れ、燃えることなく小さな炎が踊る二つの肘掛けで終わっていた。
そして、その玉座に、ロードがそうあるべきではないようなだらしなさで放り出されていたのが、彼だった。
肌は鮮やかな赤ではなく、端の方が少し冷めた熾火のような赤みがかった色合い。ぐちゃぐちゃの黒髪は、溶岩の光が当たると赤みがかって見える束がある。大きく、内側にも溶岩の筋が流れるコウモリの翼が、玉座の後ろで怠惰に折り畳まれている。王冠はわざと曲がっていて、明らかにわざと、俺が今までロードの画像で見たどの王冠とも合わない角度でバランスを取っていた。裏地が赤い黒いマントが、適当に肩にかけられている。
そして、彼の膝の上で心地よさそうに丸まっていたのは、小さな犬だった。
普通の小さな犬じゃない――三つ頭で、ちょうどチワワほどの大きさで、一つは眠り、一つは純粋な退屈で目を半分閉じ、もう一つは、その瞬間にそこに存在しているだけで幸せで体全体を振っていた。
「お前ら、予約なかったよな」ロードは、天井の何かを見つめたまま、目を上げることもなく言った。その声は、その光景には全く似つかわしくないスラング混じりの訛りを帯びていた。「でもさ、今日暇だったんだよね。だから、くつろいで」
俺は入り口で立ち尽くし、もう一歩も進めず、心臓が――本物の、固い、速すぎる心臓が――溶岩の流れる音の上からでも聞こえるほど強く打ち鳴らしていた。
隣のラドゥエリエルは完全に固まっていた。九本の尻尾が空中に止まり、今まで見たことのない強度で匂いを嗅いでいた。
「それでさ」ロードは続け、ようやく天井から目を下げて俺たちを、ほとんど訓練されたように見える無気力さで見つめた。「誰が今日を天界犯罪を犯すのに良い日だって決めたんだ? だって、普通の天使がおしゃべりのためだけにここまで降りてくるわけないし」
起きていたケルベロスの頭が吠えた。奇妙な、半分法律用語のような声で、「登録された地獄の所有物への無許可侵入」について何か言っていた。
「静かに」ロードは頭を指で軽くつつきながら、小さな頭に呟いた。「仕事させて」
彼はようやく俺を本当に見た。
そして、止まった。
無気力が彼の顔から消える正確な瞬間が見えた――ゆっくりではなく、徐々にでもなく、一気に、電気が消えるように、玉座の腕にかけていた足がゆっくりと床へ滑り落ち、目が大きく見開かれた。その様子は、俺が自分の目でやっているはずのこととそっくりだったから分かった。
「……タリエル?」
彼の口から出た俺自身の名前が、物理的な力で俺にぶつかった。あまりにも深い認識で、足が折れそうになった。
なぜなら、俺はその声を知っていたからだ。
鏡からじゃない――鏡は音を出したことがなく、ただ映像だけ、赤い髪のシルエットがこちらを見返すだけだった。もっと深い、もっと古い場所から、まだ自分自身の記憶の中でも地図化していない場所からだが、その音色、その母音を伸ばす癖、その声の正確な手触りを、この存在全体が始まる前から何百万回も聞いたことがあるかのように認識した場所からだ。
「俺……」自分の声はしわがれ、奇妙で、形が崩れていた。「俺、お前を知ってる」
ロード――ケイル、体が心がどこから来たのか確認できるよりも先に名前を知っていた、ケイル、ケイル、ケイル、内側からこだまのように繰り返される――は、あまりに速く立ち上がったので、小さなケルベロスが、事前の警告不足について互いに議論する三つの頭と共に、迷惑そうな鳴き声を上げて膝から落ちた。
彼は俺に向かって一歩踏み出した。止まった。もう一歩。
「お前……」彼の声が文の途中で折れた。数秒前まで全世界の怠惰な自信を持って玉座にだらしなく座っていた誰かには、全く場違いに思える何かだった。「おい、お前、完全体じゃん。顔がある。翼がある。一枚だけど、くそ、一枚あるじゃん」
「お前は俺が誰か知ってるのか」俺は言った。確信が問いになり、懇願になった。「お前は最初から知ってたんだ。鏡――」
「鏡」彼はまだ震える声で確認した。「俺はそこでお前を見てた。初日から。最初は名前は知らなかった。ただ、向こう側に、偶然にしては馴染み深すぎる誰かがいるってことだけは分かってた」
ようやくショックから立ち直ったラドゥエリエルが一歩前に出て、俺たち二人の間の空気をほとんど物理的な強度で嗅いだ。
「パターンよ」彼女は、俺たちというより自分自身に囁いた。「図書館の記録。二つの魂、一つの死の瞬間、分けられた運命。合致する。完全に合致するわ」
ケイルは彼女を見た。ようやく彼女の存在に気づいて、目はまだショックで潤んでいた。
「この光の狐は誰だ?」
「天界システムの公式インターフェースよ」ラドゥエリエルは、俺がその瞬間明らかに一貫した文章を形成できなかったので、俺の代わりに答えた。「そして、どうやら、私が本当に目撃するとは思ってもみなかったことの証人ね」
ずっと俺の肩で静かだったピイが、その正確な瞬間を選んで降り、床を転がり、倒れた小さなケルベロスに近づいた。二つの生き物が、喧嘩するか友達になるかを決める二匹の動物の慎重な好奇心で見つめ合った。
だが、俺はそれをほとんど認識していなかった。なぜなら、俺の全ての注意はケイルに、彼の顔に向けられていたからだ。その顔は、この生で見たことはないはずなのに、俺の中の深い部分、存在度がパーセンテージで数え始められるよりも前から存在していた部分が、絶対的な確信を持って認識していた。
「どうして」俺は始めようとした。声はまだ震えていた。「どうして俺の名前を知ってるんだ?」
ケイルはもう一歩近づいた。今や彼の体から来る熱を感じられるほど近くに。広間の熱とは違う、より個人的で、より生き生きとした熱を。
「一緒に死んだからだ」彼は言った。声は今や低く、ほとんど囁き声で、大きすぎる声で言うとその瞬間にはあまりにも壊れやすい何かが壊れてしまうかのように。「俺、覚えてるんだ、タリエル。全部覚えてる。ただ……お前も覚えてるかどうか分からなかった。生き延びて覚えられるほど生き延びたかどうか、分からなかった」
床が俺の下で傾いたように感じた。物理的にではなく、より深い意味で、まるで俺の存在の構造全体がその正確な一秒のうちに再編成されているかのように。
「俺は覚えてない」俺は、この世で本当の声を手に入れてから初めて声が折れながら認めた。「ここで目覚める前のことは何も覚えてない。ただ、初日から、覚えているべきなのに思い出せない何かの大きさとちょうど同じ大きさの穴が俺の中にあったってことだけは分かるんだ」
ケイルは長い間俺を見つめていた。目――今気づいたが、赤だった。血のような赤ではなく、熾火のような赤――が、まだ名付け方を知らない何かで輝いていた。見るのが痛いほど強烈な何かで。
「じゃあ、俺が話すよ」彼はようやく言った。「全部。お前が覚えていないことを全部、俺が話す」
彼の後ろでは、小さなケルベロスの三つの頭が互いに喧嘩するのをやめ、チワワほどの大きさの生き物にしては奇妙なほど厳粛な注意でその光景を見つめていた。まるで彼女たちでさえ、その部屋で言葉には大きすぎる何かが起ころうとしていることを理解しているかのように。
隣のラドゥエリエルは沈黙したままだった。九本の尻尾がついに、一本ずつリラックスしていった。彼女もまた、四十年間、自分でもどこへ向かうのかよく分からないまま追いかけてきたパターンが、ついに円を閉じるのを目撃しているかのように。
そして俺は、火山岩と流れる溶岩の部屋の真ん中に立ち、心臓がもはや恐怖とも希望とも認識できないリズムを刻むのを感じながら、ただ二つのものの両方を合わせたよりも大きな何かとして、俺たち二人を隔てていた最後の一歩を踏み出した。
「話して」俺は頼んだ。「全部話して」
第21章 終了 - 存在度29.80% - 再会の始まり
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