第15章:禁書庫 ― 入れ替わった魂の記録
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登録失敗から3日、返事は沈黙だけ…そんな時、4番目の尻尾が光ったとラドゥリエルがやってきました。
禁書庫の【二重死亡記録 ― 絡み合った魂】と、最後に手に落ちてきた名前のない銀の羽根…存在度2.40%へ! Xもやってます→ @Sora_no_TENKAI
登録失敗から三日経っても、通知は何も来なかった。上級天使からの要請も、評議会からの召喚も、あの画面で何を見たかについての一言もなかった。
ただ、沈黙だけだった。
これだけ間違った存在の仕方をしてきて、俺はもう学んでいた。役所の沈黙はほとんどの場合「大丈夫」という意味じゃない。たいていは「誰も最初に対処したい奴がいない」という意味だ。
いつもの箱に座って、ピイを膝で丸めて眠らせていたとき、あの馴染みのある空気の震えを感じた。胸の糸のような共鳴じゃない。もっと、耳の後ろのくすぐったさに近い、自分にそんな部位があるかどうかも怪しいような感覚だった。
振り向くと、彼女がいた。光の後ろ足で座り、九本の尻尾が、ゆっくり開く扇みたいに後ろで整っていた。
「考え込んでるね」
ラドゥリエルが、挨拶もなしに言った。いつも会話の途中から始めるみたいな彼女のやり方で。
「考え込んでる。登録がまた失敗した」
「知ってる。感じたから」
「感じたのか?」
「あたしの四番目の尻尾が、甘味見晴らし台で居眠りしてる最中に勝手に光った。あれは偶然じゃ起きない」
彼女は首を傾げた。古い金色の目が、心配そうというより、四十年ぶりに新しいパズルを見つけた好奇心で輝いていた。「種族の欄がまた止まったんでしょ?システム全体にその反響が伝わるのを感じた。ある意味、綺麗だったよ。悲しいくらい綺麗」
「綺麗っていう言葉は、俺が選ぶ言葉じゃないな」
「あんたはまだ、あたしの視点を持ってない。あたしは四十年、データが流れるのを見てきた。ほとんどが同じ粉の袋から出たようなもの。あんたは、製粉機全体を止めた初めてのものなんだよ」
ピイが膝の上で身じろぎし、片目を開けて彼女を見て、また閉じた。これは自分の問題じゃないと決めたみたいに。
「あの子、あたしのこと、あんまり好きじゃないね」
彼女が、気分を害した様子もなく言った。
「あいつは目を覚ましてないといけないもの全部が好きじゃないんだ」
「それは分かる」
彼女を見つめながら、顔と手をもらって以来、時々ふらっと現れては奇妙な一言を残して消えていく、風がそこにいることを思い出させるためだけに通り過ぎるみたいな、そんな彼女のことを考えていた。でも今回は、急いで去る様子がなかった。
「一緒に行く」
彼女は、俺が何か聞くより先に言った。
「どこへ?」
「その黒い四角が何なのか、あんたが突き止めに行く場所ならどこへでも。好むと好まざるとにかかわらず、あれはあたしにも関わることだから。あたしはインターフェースなんだよ、タリエル。システムがあんたを何なのか分からないとき、あたしの一部も分からなくなる。四十年間すべてを知っていた身からすると、それは非常に不愉快なことなの」
「個人的な好奇心で言ってるだけで、俺を気にかけてるわけじゃないってことか」
彼女は笑った。本物の狐の笑い方だった。歯だらけで、恥じらいが一切ない。
「両方とも同時に本当でありうる。それが文字通り、存在ってものの仕組みでしょ」
立ち上がった。ピイがまだ眠たそうに、頭の上に戻ってくる。
「どこから始める?」
「ある場所がある」
彼女はもう立ち上がっていて、九本の尻尾が後ろで一本の太い尻尾みたいにまとまっていった。「禁書庫って呼ばれてる。存在しちゃいけない形で存在した魂の記録を保管してる。入れ替わり。配属のミス。システムが起きなかったふりをしたがることが」
「お前はそこに入れるのか?」
「あたしは技術的にはシステムそのものだからね」
彼女は片目をつぶった。狐の尻尾と太陽の光の体を持つ生き物がやるには妙な仕草だった。「しばらくの間、お前たち二人があそこに存在しないふりができる。誰も本当にはコントロールしていないものの、公式な声でいることの数少ない特権」
もう知っている廊下を通り、それから知らない廊下を通り、最後に、確かに見たことがないはずなのに、漂う古い埃の匂いだけは知っている気がする廊下を通った。
禁書庫の扉には、特別なところは何もなかった。普通の雲材の扉、見える鍵穴もなく、小さく控えめな札があるだけ。「立入制限 ― ラドゥリエル級以上」
「都合がいいな」
思わず言った。
「その分類名、あたしが決めたの。四十年働いて得た数少ない楽しみの一つ」
彼女が近づくと、扉は勝手に開いた。何にも触れずに。中に入ると、そこへ続く廊下の大きさとはまるで釣り合わない広間が広がっていた。棚は、見上げても天井が見えないほど高く積み上がり、それぞれに巻物、箱、丸めた光のテープが詰め込まれていて、俺には理解できない、でもラドゥリエルには完璧に分かるらしい分類法で整理されていた。
「入れ替わった魂は七番区画」
彼女はもう歩き出していて、尻尾は床の埃を一つも舞い上げずに滑っていく。それに引き換え、俺は歩くたびに少しずつ埃を立ててしまう。
七番区画は他より暗く、棚も低く、近かった。図書館自体が、そこに保管しているものを恥じていて、何かの下に隠したがっているみたいだった。
ラドゥリエルは特定の棚の前で止まり、空気を嗅ぎ(光の生き物がやるには奇妙なほど文字通りの仕草だった)、薄く、ほとんど透明な巻物を一本引き出した。
「これ」
彼女は言った。「魂の配属不整合記録。日付は……興味深いね。あんたが来た日に近い」
巻物を慎重に受け取った。文字は部分的に消えていた。俺の種族の欄みたいに検閲されているわけじゃなく、ただ時間に、あるいは長年神経質にめくられ続けた手に、すり減らされただけだった。
「【二重死亡記録 ― 絡み合った魂】
二つの肉体、一つの死亡の瞬間。
予定された運命:魂A → 天界。魂B → 地獄。
実際の結果:……[判読不能]……
記録官の所見:両魂は、指定された分離に抵抗しているように見える。調査を推奨する。[調査は開かれなかった]」
その紙を、長すぎる時間、見つめていた。
「これは……俺のことか?」
思ったより弱々しい声で聞いた。
ラドゥリエルは巻物をもう一度嗅いで、首を傾げた。九本の尻尾が、一瞬、全部同時に硬直した。これまで見たことのない仕草だった。
「確信はない。魂の名前はここにはない。出来事のパターンだけ。でも……」
彼女は躊躇した。それも初めてだった。「このパターンは珍しい。極めて珍しい。四十年の仕事の中で、これに似た記録は一つしか見たことがない。そして今、目の前にあるこれが、二つ目」
「一つ目はどこにあった?」
「覚えてない。それが、あたしの口から出るっていうこと自体、もうあんたを不安にさせるべきだね」
まだ半分透明な手の中で巻物がかすかに震えるのを感じながら、赤い鏡のことを、いつもこちらを見返すあの影のことを、最後に見たとき少し首を傾けた仕草のことを、まるで向こうも何かが変わったと感じているみたいだったことを、考えていた。
「魂Aは天界へ。魂Bは地獄へ。でも二つとも分離に抵抗した」
小さく言った。
「記録官はそう書いてる」
「そして誰も調べなかった」
「無視するより解決するほうが面倒なことは、誰も絶対に調べない。もうあんたも分かってるはずだよ、税金の行列を見たんだから」
巻物を棚に丁寧に戻した。割れ物みたいに。天界の図書館の紙が、神経質な幽霊の手より頑丈なことくらい分かっているのに。
しばらくそこに留まった。ラドゥリエルは他の棚を嗅ぎ回り、ピイはあくびをするくらいには目を覚ましてまた眠り、俺はただ、初めて、自分の奇妙な存在が一人で生まれたわけじゃないという、書かれた証拠を見た重みを受け止めていた。たぶん今まさに、青い奈落の向こうで、誰かが同じ問いのもう半分を抱えている。
「出よう」
ラドゥリエルがついに言った。空気を嗅ぐ仕草が、今度はもっと警戒したものに変わっていた。「図書館は、あたしがふりをしても、入った者を記録する。同じ日に二度、システムの辛抱を試したくはない」
同じ奇妙な廊下を通って出た。扉は後ろで勝手に閉まり、また何の変哲もない雲材の扉に戻った。
戻る道で、ラドゥリエルは俺の後ろでも前でもなく、横を歩いていた。それが、小さいけれど何かを意味しているように感じた。ピイが頭の上で片目を開け、彼女が近すぎる距離を歩いているのを見て、やきもちとしか言いようのない様子で、頭にしがみつく力をいつもより少し強めた。
「あの子、あたしと張り合ってる」
ラドゥリエルが、満足げに言った。
「あいつは張り合うってことすら分かってない。ただ、自分の場所が脅かされると機嫌が悪くなるだけだ」
「それがまさに、張り合うってことなんだけど」
倉庫に近い、中央廊下の終わりのあたりで、足が雲のひだにつまずいた——いや、つまずきというより、自分の体がどこで終わるのかをまだ覚えている途中の、そういう歩き方だったのかもしれない——そしてバランスを取り戻そうとした拍子に、廊下の一部でもない、壁に立てかけられただけの忘れられた棚の残骸に、手をついた。
何かが上から落ちてきた。
小さくて、軽くて、白くて、縁がかすかに、ほとんど銀色に光っていた。まるで月光を一枚の羽根の中に閉じ込めたみたいに。
それはまっすぐ俺の手に落ちた。まるで、ずっとそこにあった場所から出ていくために、ちょうどその瞬間、ちょうどその動きを待っていたかのように。
訳も分からず見つめた。
嵐鳥の羽根じゃない。近くで見たどの天使の羽根とも違う、装飾にしては重すぎて、武器にしては軽すぎる、自分の手の熱に、ほとんど気づかないくらいかすかに反応しているように見える光を帯びていた。
「これは、何だ?」
自分自身に向けてくらいの小さな声で聞いた。
ラドゥリエルが立ち止まった。九本の尻尾が、その日二度目、同時に硬直した。
すぐには答えなかった。ただ、俺の手の中の羽根を見つめていた。これまで一度も見たことのない表情で。七番区画で巻物を嗅いだときも、四十年で二例目だと言ったときも、見せなかった表情で。
初めて出会ってから今まで、ラドゥリエルも答えを知らないように見えたのは、これが初めてだった。
第15章 終 - 存在度2.40% - 名前のない羽根
【第15話:特別ロングエピソード】
本日はボリューム満点の特別回をお届けいたしました! ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
どん底のバグから世界の理をひっくり返すタリエルの軌跡、少しでも熱いものを感じていただけましたでしょうか?
この節目に、ぜひ皆様の率直な感想や、下部にある評価欄の【★★★★★】で作品を応援していただけると、作者の魂の存在確率が跳ね上がります(笑)。
次の16話は、本日夜19:00の更新です。どうぞお楽しみに!




