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「スキル????」  作者: 古来 冷翠
3.前哨戦編
67/120

67.水遊び1

「おはよう。アミ」


え…なんでシンのほうが先に起きてるの…。


「驚いてるね。まあ、僕のほうが先に起きてるの珍しいし。昨日アミが寝てた間に僕も寝てたからだよ。剣の手入れは、そんなに時間かからないから」


普通はかかるんだけどなぁ。


「今日はリゼを起こしてやろうかなぁって思ってるんだけど…何かいい案ない?」


「……おはよ。でも、リゼに仕返しするのはやめておいたほうが…」


「大丈夫。僕は死なない」


そう言って隣のリゼの部屋へ行く。

そして勢いよくドアを開けて


「おっはよー!冷水をあげるよ!」


ノリノリで水をぶっかけた。




「いやぁ、スッキリした。楽しいね、これ」


あなたの後ろに、殺気立ってる人いますけど、そんな呑気なこと言ってられますか?


「こいつ…殺す」


「えぇっと…リゼ、ちょっと落ち着こ」


中継ぎ役は私になりそう。


「いや、アミは巻き込みたくないから外にでも行ってきて。このゴミを片付けたら迎えに行くから」


いや、今のリゼにそんなこと言われても!

私がいなくなったら終わる。主に宿が。


「シン…どうするの…」


「いや、僕はやり返しただけだから。全然問題ないし。さっさと諦めさせるだけ」


あれ?というか…。


「シンって水属性持ってないよね?契約してまで復讐したかったの……?」


「そうだね。もう許さない」

シンはそう言いながら、水鉄砲のように水をリゼにかけ続けていた。……そろそろリゼがキレるような……。


リゼは、ついに理性を殺意が上回ったようだ。

氷を降らせる。


「これは…スキルの防御がいいね」


そう言って、シンは見たことのない防御を発動する。


「それって…」


「僕のスキルの効果の一つ。属性による防御よりも強い上に、どんな攻撃でも大抵は防げるよ」


強い。スキルってすごいね。


「それで…よっと」


シンが土魔法で高めの塔を作る。

その上に余裕綽々と座っている。


「また契約だ…」


シンって、戦い慣れてるよね。


「リゼ、今日は今からコンパスの先に行くんだよ?今戦ってる場合じゃないでしょ」


「だけどさぁ、許せない」


復讐なのにね。


「僕がされた苦痛をわかってくれればそれでいいんだけど…」


水を見てたら、楽しそうなことを思いついた。


「…ちょっと場所を変えない?水遊びしようよ」


たまには楽しもう。


「いいの?早く行かなくて」


「いや、シンが魔力使いすぎてるし。さっきの戦闘で。だから今日はせっかくなら、と思って」


「僕は全然いいんだけど…」


「私もいいよ。シンを狙い撃ちする」


「じゃあ、ギルドで場所貸し出してもらって、やろう!」



リゼを、離れたところに置いた火を通して風魔法を使って乾かしてから、ギルドに歩いていった。


「おーい、イッシュ!場所貸して〜」


勢いよくドアを開け、大きな声を響かせる。


「ん、一番頑丈なところにしような。…魔力回復もいるよね?」


よくわかってくれてる。


ギルドの職員…イッシュさんはしばらく黙っていた。


「よし。契約完了。ここなら回復ついてるよ。今日中はね」


「ありがと〜行こっか」


着いたのは、めちゃくちゃ広い芝生のエリア。


「よし、勝負だ!」


「勝ち負けは?」


考えてなかった。

「最後に残ってる魔力量とか。あ、基準どうしよう…」


「元から引けばいいんじゃない?」


ナイス、シン!


「じゃあ、ギルドから借りてくるね」



「許可でました〜」


リゼが持ってきたのは、球の形をした魔石。私が初めてギルドに来たときに見たやつだ。


「じゃあ、アミから」


手を置く。

スクリーンのようなものが出てくる。


「魔力量910/1000 スキル???? レベル53

属性 火、水、風、土、毒、光、闇」


「規格外だ…」


「まあ、次に行こう!」


「私最近調べてなかったから楽しみ」


そう言ってリゼは魔石に触れる。


「魔力量 248/352 スキル 情報解析

レベル 86 属性 水、毒、闇」


「まあ…ほぼ変わりなしだね。レベルは上がってるけど。ちょっとだけ」


「リゼっていつから戦闘してたの?」


「まあ…10年前くらいから」


でもそれにしてはレベルが低い。


「レベルが上がるにつれて、必要な経験値は増えるしね。しかも、ドラゴンほど経験値が高い魔物はなかなかでないから…」


なるほど。あれがレアすぎたってわけね。


「じゃあ最後にシン、行こっか」


「私も見たことないかも。勝てるかなぁ」


リゼは何で争っているのか。


シンが、魔石に手を置く。


「魔力量 186/353 スキル 不老不死

レベル436 属性 火、光、闇」


レベルが違いすぎて…規格外はこっちだ。


「えぇ…1だけ負けてる」


リゼは悲しげだ。魔力量の話かな?


「というか今気づいたけど、これだとさ、逃げ回ってれば勝ちじゃん」


シンの言う通りだった。


「じゃあ…勝ち負けなしでいっか」


「「賛成」」


ルールはリゼが決めてくれた。


「水魔法を、水鉄砲みたいにして出して、人に当てるゲーム。威力は考えて。まあ、水鉄砲じゃなくても、水をどばぁっとしてもいいや。あと、土魔法の建築は許可。それ以外は禁止」


「把握」


「わかった」


「じゃあ、位置に着こう」


大きな円の中に三角形を作るように、私たちは陣を取る。


「よーい」


「「「スタート!!」」」

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