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異世界に召喚依頼の適当言う者   作者: 超究明蝶助
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王都−24

朝食を食べ終わり…

「まあ、話すんだけどよく聞いて。向こうの世界の俺のいた国は、特にお風呂好きで綺麗好きだった訳だ。そして昨日向こうの世界の物が強く願うと、こっちの世界に再現できる様になった訳だ。更に夜風呂に入る前に、洗う薬液や道具が無い事に気が付いて強く願ってしまった訳だ。そして再現できたので使ってみた」

「ずるいですよ〜!」

(段々と子供っぽくなってませんかね、ダイアナさん?)

「その薬液の効果は?どう使うんですか?」

(メルトさん胸の威圧スキルが発動されてますよ)

サラシから解放された主張する山と谷がメルトの顔と共にマスタに近づいていた。

「しかしここで重要な説明があります。こっちでは私以外に再現出来ません。数量に限度があるので大人数分はありません。そして一度使うと辞められなくなります。最後にこの世界の人達を見るに…使うと直ぐバレる上にその後質問攻めと嫉妬と羨望の視線が延々と続く事に…」

「そ、そんな恐ろしい物なんですか…」

「…分かりました…」

(わかってくれたか)

「今のしがらみを全て捨て、マスタ様の従者になります!そうすれば外野が何と言おうともどうとでもなります」

(わかってなかった!)

「いや、ちょ待てよ!従者はいらないから。そんな理由で仕事辞めちゃ駄目だろう?」

「いえ、先王にお世話になったご恩はもう返しましたし。上が詰まっていては後進も育ちません。良い機会でしょう」

(何やかや理由つけて従者になろうとしてるな。ん〜どうしたものか)

「私はもう従者みたいなものですし、特に実家も背負っていないので大丈夫です」

(いえ違いますよ。従者じゃ無いですし。大丈夫でも無いし)

「従者どうこうはひとまず忘れて。一度使ってみれば良いよ…本気でそこまでの覚悟があるのなら…ね…」


雰囲気を出して驚かそうとしたものの、対して効果もなくアッサリ使うと言い出した2人。


「これが顔や体の直接肌がある場所を洗うもの。…多分初めての人は泡立ち悪いからさっと洗って次に肌用の布タワシで泡立てて擦る。…………でこれが仕上げの髪の艶出し、馴染ませてしっかり洗い流す。後は風呂から出てから肌に塗る保水液、これでお終い」

「では浴室をお借りします」

「お借りします」

「ちょ、2人共ここじゃあなくて…」

「いつもの場所は共同浴場なので人目があり無理です」

「そうなんです。直ぐ見つかっちゃいますね」

マスタは部屋の中に居場所を無くした。

「じゃあ、ちょっとの間城内散歩してくるから、俺が出たら閂掛けてから入ってくれ。途中誰か来ても困るしな」

「「畏まりました」」

通路に出て閂の掛かる音を聞いたマスタは、ある場所を探して歩き出した。

「聞いてから来ればよかったな」

1人呟きながら通路を歩いて1階に降りた所で、向こうから人が歩いてくるのが見えた。

文官か貴族の様に見える服を着た男はマスタが声をかける為、手を挙げかけたところでグイッと曲がり見えなくなってしまった。

(ありゃ、タイミング失敗した)

その後も早歩きで遠くを横切る人くらいで、なかなか声をかけられる人には会わなかった。

(かなり広いとは言え、王城で10分位もウロウロ出来るって警備大丈夫なのか?それに人が少ない様にも感じるな)

と思ったら目の前の扉から、見知った顔の女性と何処かで見た気がする女性が2人出てきた。

見知った方の王妃様はマスタに気が付くと、満面の笑みで胸を張って挨拶をしてきた。

「おはようございます。マスタ様」

「おはようございます。ミルティア王妃様」

王妃との挨拶の後隣の女性も挨拶をしてきた。

「おはようございます。マスタ殿」

「こちらはメロウ・ジャイコフス名誉女準男爵様です」

「どうも。マスタです、よろしく」

するといきなりメロウ準男爵がその場に跪くのだった。


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