↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に召喚依頼の適当言う者   作者: 超究明蝶助
23/68

王都ー21

「では、ダイアナも呼んでまいります」

颯爽と呼びに向かったメルトから掌の画面に視線を移し目的の物を探す。

(種類があり過ぎて何が良いやら…新作で謳い文句の良さそうなやつ適当に…)

色も形もサイズも適当に買い、買った物がどこに出るのかと思ってたら、無限倉庫に届くのが分かった。

落とさず済んでホッとしていると2人がやって来たので、無限倉庫から取り出して渡す。

「う、うわあ!すっごい綺麗で豪華で!これ!?」

「こ、これが…は、早く着けてみましょう」

「ま、待って待って。これは今特別な魔法で作ったって事にしておいてね。いい?ここだけの話。アドリンさんにも厳守ってよく言っておいてね」

「「わかりました」」

アドリンさんを引き連れ飛ぶ様に店の奥に消えて行く2人に、少し不安を覚えるマスタだった。

(大丈夫かな)

その後案の定アドリンさんの猛攻があったが、何とか技術応用のみで納得させ、タグの意味は説明した後に見せないように注意しておいた。

結局ここでも代金の支払いは無しとなり、技術情報と相殺となった。

店を出た時に上機嫌な2人と、げんなりマスタを見て御者の男から優しい視線が向けられた。

今日はこれでもう帰りたいマスタだったが、次こそが本番の女性服の店なのである。

その店はここからでも見えている距離にあるのだが、わざわざ馬車で向かう事にした。

先にメルトとダイアナに店に行ってもらい、マスタは馬車の中で休憩して、後から合流する為だ。

しかし、その目論見は直ぐに崩された。

馬車を降りた2人が直ぐに戻ってきたからだ。

どうも店の方で何かあったらしく、今日は急遽閉店するそうだ。

(ちょっと助かったな)

そんな事を考えていると、店の裏手から女性の手を引く男と、抵抗しつつも引きずられるように連れて行かれる女性の姿が見えた。

「あれ。何やってるんだ?」

マスタの言葉に視線を追いそれを目にした2人が

「リフィ!」

「リフィさん!」

同時に声を上げながら走り寄って行った。

マスタは御者に留まるように言い、2人の後を追った。

近づいてみると、そこでは腕を引っ張り続ける身なりの良い小太りの男とメルトとダイアナに邪魔をさせまいと間に入る護衛らしき男がいた。

「お前達は誰だ!俺が誰だか分かってるのか!邪魔をするなら斬り捨てるぞ!」

護衛の背後から小太りの男が苛立たしげに怒鳴ってきた。

「存じております。ダーマス子爵様の弟のデッツ様ですよね。その上でお聞きしますが何故このような事をされておられるのでしょうか?」

メルトは相手を見知っていたのか、臆せず問い掛ける。

「黙れ!知っていて邪魔するのか!この下民が!」

「メルトさん。ここは俺が何とかしますよ」

マスタが護衛と2人の間に入りそう言った。

「あ〜?何だ貴様?!おい!ドイル。そいつを黙らせろ!」

終始怒鳴り散らすデッツという子爵の弟に命令され、渋々顔で護衛の男が前に出た。

「…おい、兄ちゃん黙って消えブベラアア」

「雑魚は喋んな」

ドイルが一歩前に足を出した時、顔面に見えない壁が飛来しブチ当たった。

セリフも言えず一撃で倒されたドイルを見てデッツが怯え出した。

「な、な、な、なんだ貴様は?!」

「俺は今この国の王城で世話になっている他国の王族だが?俺を貴様呼ばわりするお前は何様だ?お前自身の爵位を言ってみろ。」

「お、お、お、ぞ、く様で、あらせられましたか。ここ。これは大変な誤解でしっボフゴッ」

脳天からの見えない壁攻撃にデッツは足を地面にめり込ませ気絶した。

「とりあえず、コイツらの他にいないか見てくるから。何かで拘束しておいてくれる?」

メルトとダイアナはリフィの様子を心配そうに見ていたので、拘束をお願いしてから敷地を出てデッツが向かおうとしていた方角へマスタは歩き出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。