魔獣狩り
「」「ライやフウ、ネイは魔法でなんとかすると思うけど、アエル、セリア、ルーンはどうだろう?アエルとセリアは選者武器があるけど、ルーンはないしなぁ。そもそもあの三人は普通の人間だからちょっと心配だなぁ。」
アエル、セリア、ルーンはある程度は強い。
それは創造神の眷属である楓の眷属のようになっているからである。
だからと言って最強とは限らない。
ただ少しだけ強化されたに過ぎないのだ。
しかも今回は絵画や皿などといった高い物を買うための資金を必要とするためとても強いモンスターを倒すか、新種のモンスターの発見、捕獲、希少なモンスターの捕獲などをしないとお金のは手に入らないため楓の心配は大きく大きくなっていく。
「そうだなぁ。海へ行くか!」
楓がそう言った瞬間である。
扉が勢い良く開き、雪崩のように人が入ってきた。
そして、
「「「「「「海きたー!」」」」」」
そう叫んだのである。
場所は移動して東の端の海。
白い砂浜、青い海、青い空、白い雲、そして気温は高い。
最高の海日和である。
「みんな、海で遊ぶのは魔獣を倒したあとだからね。」
「わかってます。新種などを見つければ良いのでしょう?」
「そうだけど...。」
「楓ならちゃちゃっと終わらせてくれるよ。」
「おい!僕は一人でやるなんて一言も言ってないぞ。今回は僕は力をあまり使わないからね。」
その時楓の目の前の光景は言葉に表せない程のものであった。
楓のその言葉を聞いた瞬間の彼女達の顔と来たら驚き、楽しみ、絶望などといった様々な感情が混じったそれぞれが独特の表情をしていた。
時間は少し遡る。
場所はギルド。
リーンがいるギルドだ。
楓が受付の方を見るとそこにはソワソワしているような、嬉しそうなリーンがいた。
「リーンさん。」
「あ、楓さん!まってましたよ!」
「?僕連絡しましたっけ?」
「いえ、何となく来る気がしまして、しかし本当に来るとはおもいませんでした。」
「そうですか。」
楓はリーンの感の凄さに驚きつつ本題に入った。
「今日は来たのはですね、大きなお金が欲しくてですね、海へ行こうと思ったんですが...。」
「海ですか!新種ですね!それか巨獣ですね!海はまだまだ未開なので是非ともお願いします!」
楓の言葉を遮るようにしてリーンは興奮気味にそう言う。
若干いやかなり楓は引いていた。
「え、ええ、ですからそれを連絡しておこうと思ったのですが。」
「わかりました!ではすぐにいって未知の物を見つけて来てください!はい!今すぐ!」
「ちょ、そんなに押さなくても...。」
まだ興奮気味のリーンに押し出され楓はギルドをでた。
時は今に戻る。
「いや、そんな顔されても駄目なものは駄目だからね。そもそも冒険というものは頑張って頑張って成果を出すからこそいいものじゃない?僕はそれを一瞬にして出来てしまうのなんて面白くないじゃないか。」
「う、それは一理あります。冒険者たるもの頑張るからこそ成果がありそれを目標にやっているようなものですし。」
楓が最初に出会った冒険者でもあるアエルが楓の考えに同意した。
そう、冒険者というのは言わば『ロマン』なのだ。
『ロマン』を追いかけることを生きがいとしている。
それは楓もアエルも同じである。
「それじゃ仕方ないね。」
セリアが最初に海を楽しむ事を諦め逆に冒険を楽しもうと目が輝いている。
「わたくしも楓さんの考えに共感しますわ。」
そして冒険者であるルーンも共感した。
「私はなんでも楽しいことなら大歓迎だぞ。」
なにも考えてなそうなライが言う。
「皆さんがそうおっしゃるなら...。」
「探すっすか...。」
不服そうな顔をしながらフウとネイも諦めた。
実際フウとネイは冒険者ではないため、楓達の考えとはまた別の考えがある。
それでも渋々楓達の考えを受け入れたのである。
という受け入れるしかなかったのである。
「それはそうとアエルとセリアとルーン君たちの武器って海で使えなくない?」
「「「あ」」」
三人同じに気づいた。
海では水の抵抗があるため上手く武器を使うことが出来ない。
それは楓のガントレットも同じである。
「そっかしまったな。しかもライの雷属性の攻撃も使えないじゃん。」
「げっ...。」
ライがげんなりしたのが楓の瞳には写った。
「ライおるすば「絶対に行く!」
楓の言葉を遮りライは留守番をする事を拒否する。
「わかったよ。じゃあちょっと待って。」
そう言うと楓は霊力を高めだした。
魔力では皆が心配なため霊力なのだ。
「《ダイヤモンドスピア》」
楓の前に六本のダイヤモンドで出来た槍が浮いている。
それらを彼女らの手元に移動させる。
「これ使って。ダイヤモンドだから壊れることはないと思うし、槍だから水の抵抗をあまり受けないと思うよ。あ、そうだ。」
楓は何かを思い出したようにまた霊力を高める。
「《ダイヤモンドチェーン》」
槍にダイヤモンドで出来たチェーンと取り付けて彼女らの手首にチェーンを巻いた。
「これで投げても無くならないよ。」
そう言ってまたもや霊力を高める。
「《エアアーマー》」
楓が詠唱しなければわからない程の薄い空気で出来た鎧を彼女達にまとわせた。
それは水中で呼吸ができるように、水に濡れないようにする為である。
「よし、準備はできた。じゃあ行こうか!」
「「「「「「おお!」」」」」」
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