表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は異人です  作者: シノユウ
PR
68/81

威嚇を仕返してからしばらく歩いた所にそいつはいた。

そいつは虎、ただ普通の虎とは違い炎を帯びている。


「ルビーあいつが今回の目標だよね?」

「はい。あの方が主にここへ来てもらった理由です。」

「そっか。強いね。今の僕じゃあ勝てないかも。」

「お強いのは確かですが、主の方が圧倒的なのでは?」

「んーそうでもないんだよ。ちょっと最近調子が悪くてね。」


その一言によりルビーとダイヤの鱗で覆われた顔が固まったのがわかった。

そしてギギギと音を出しそうに首を楓に向ける。


「ご冗談を主。」


まずはダイヤが現実逃避のように笑いながら顔は笑わずにそう言う。


「主も面白いお方ですな。」


続いてルビーもダイヤと同じように言う。

当の本人はニコッと満面の笑みを二人に向けた。

それで完全に二人の動きが停止した。


「そだな。楓は今は弱っちいぞ。私でも勝てるレベルになってる。」

「多分今はルビーと同じくらいだと思うよ。」


楓はあの時一瞬だけではあるが豹変した時以来ずっと力が出せないでいる。

薄々ドラゴン達もそれに気づいてはいた。

だが自分達の主を疑うのは召喚獣としての何が否定する。

力を使おうとすると身体に激痛がはしるそれがあの時の力の副作用。


「まあ、僕は力が出ないから三人で頑張って。」

「おい楓。」

「なに?」

「あいつの相手は私はしたくないぞ。あいつ普通に強い。」

「そうだね。じゃあ話し合ってみる?」

「そうしようぜ。」


腰下ろそうとしていたのをとめ身体をのばす。

スタスタと虎に近づく。

ずっと目で楓を見続けている虎は楓が近づいて来るのに気づき波動で押し返そうとするが楓もしぶとい為それを無理やり押しのけて接近した。

距離は一メートル。

熱が異常だ。


「君はなんでここに来たの?」

「人間如きが我に話しかけるでない。」

「そうだね。僕は人間だけど、なんでここにいるかわかる?」

「それは・・・ハッハッハもしかして炎竜王と総竜王に乗って来たのか?」

「そうなんだよね。」

「落ちたな二人とも。人間如きの召喚獣となるとは。」

「主!」

「お願いします!」


怒りを覚え罵倒された二人が楓に何かを訴える。

それを受け取りまあまあと手で遠距離ながらなだめる素振し向き直る。


「君はダイヤ、総竜王と同じオーラがでているね。それは君がどこかの星獣ということ?」

「その通りだ人間。人間にしては冴えているではないかハッハッハ。」


思わずむっとする。

星獣である虎は常に楓のことを馬鹿にし話しかけている。

むっとしないはずがない。


「んで来た目的は?」

「暇だったからここの生物を殺しに来た。単純だろう?」

「まあ、単純だけどそれをさせる訳にはいかないよね。」

「だからたのしいんだよ!」


そういい虎は楓に自分の爪で引っ掻くようにして飛びついて来た。

それをひらりと避け虎が再び楓の方を向く。


「身のこなしはいいようだな人間!」


今度は虎の牙を使い噛み殺そうと飛びついて来る。

それをまたひらりと避け長い焔を帯びた尻尾を掴んだ。


「すごい。本当に炎だ。」

「離せ。人間如きが我に触れるな!」


怒りを爆発させ自分の炎と魔力を飛ばし尻尾を掴んでいる楓を飛ばそうとするが上手くいかない。


「惜しいね。今の僕なら今のを耐えるのが限界だよ。」


楓は内蔵が破裂した感覚を味わい口から大量の血を吐いた。

口に付いた血を手で拭いハアハアと息をきらしながら虎を見る。


「悪いね。僕はそろそろ限界だ。」

「そうか。もやは我を止める者は・・・?」


虎が見たのは楓の背後魔力を楓が戦っている間練り続けていた三人だ。

楓との戦いに夢中になり過ぎたあまり気づかなかったが、それが虎の命取りになった。


「みんないくよ!せーの!」

「「はぁぁぁぁ!」」

「「グガァァァァァ!」」


最初威嚇仕返した時のより何十倍も強い波動を虎に浴びせる。

魔力を練り続けていたおかげで威力は強く虎は爪で地面を引っ掻き耐えているが時間の問題。

そして次の瞬間虎が勢いよく太陽に向かい飛んでいった。


「よかった。」

「はい。主当分あいつはここへは来ないでしょう。」


まずはダイヤ。


「しかし必ずあの方なら仕返しに来るかと。」


そしてルビーがこれからの心配を口にする。


「まあその時はまた追い返したら良いって事で・・・。」


バタと音をたて楓が倒れる。

楓ほ自分を呼ぶ声が薄らと聞き完全に意識が闇に落ちた。


目覚めたのは知らない天井の下。

最初知らない天井を見て起きると自覚がある楓の隣には小さくなったルビーとダイヤがいる。


「おはようございます主。」

「おはよう。そうか僕はまた気絶したのか。」

「はい。お身体に異常はありませんか?」

「えっとね、異常だらけだね。」

「やはり。わたくし共でもう少し調べますので、主はもう少しお眠りください。」

「ん、ありがと。そうするよ。」


そう言い残しもう一度知らない天井の下で深い眠りについた。

サボってました!

すみませんでした!


ブックマーク登録者数が五十人を突破しました。

最初の時はこんなに読んで貰えるなんて思ってもいませんでした。

それもすべて読書の皆様のおかげです。

そして私から申し上げたい事としては、

ブックマーク登録をして下さるのはとても嬉しいのですが、評価もしていってください!

未だに評価をしてくれる方がいません。

どうかこの小説「僕は異人です」を読んでくださったのであれば、ブックマーク登録、評価していってください!

感想も筆者のやる気に繋がるので書いていってください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ