刺客
朝から皆に振り回されまくりだったがようやく皆落ち着き楓も一息つけた。
「ねえ、なんで皆ここにすわってんの?」
そこはリビングのソファ。
大きといえど、七人で座れば窮屈なものは窮屈だ。
普通に座ればいいんだが、皆楓に寄り添うように楓を圧迫している。
特に右にいるフウ、左にいるセリアが楓に抱きつくような形で座っている。
「流石に窮屈なんだが。」
皆どこうとしない。
「《テレポート》」
窮屈に耐えきれず十人がけといっても過言ではない大きさのソファから一人用のソファにテレポートする。
バサバサと体重を全て楓に預けていたフウとセリアが先に倒れその二人に体重を預けていた他のの四人が倒れる。
「ほんっと朝くらいゆっくり過ごさせてよ・・・。」
「いやっすよ♪」
ネイが飛んで楓の膝の上に座る。
思わずうっと声ご出てしまった。
ネイの体重は軽いので大丈夫だったが。
「なんで皆は僕にそんなに引っ付くの?」
皆顔を赤くする(ライを除いて)。
「・・・」
皆無言だ。
はあと息を吐く。
息がネイの首にかかりネイがビクっと反応する。
「まあいいや。ライちょっと出かけよ。」
「私?」
「うん。」
「いいぜ。」
ネイを落とさないように立ち上がりソファに座らせる。
ライも立ち上がり楓の横に立つ。
皆あっと言い楓を目で追う。
部屋からでると目の前には何かを待っていたようにルビーとダイヤがいた。
「どうしたの?」
「珍しい事が起こりました。」
まずはルビーが答える。
「主が関われば一瞬で終わるのですが、私では被害は確実に出てしまうので・・・。」
「ん、わかった。とりあえず現場に行こうか。ライいいよね?」
「まあ、いいぜ。暇だし。」
ダイヤが関わっても確実に被害が出ると言うことは、ここにいる人では楓とライ、フウ、ないしか生きて帰ってこれない。
ライを連れ出したのは好都合だ。
「んじゃテレポートで行くか。」
「主、いくら主のテレポートでもその現場には行けないと思います。」
「なんで?」
「そこは竜が住む場所なんですが、竜は他の生き物が嫌いなため空のちょっと変わった空間に居場所を作ったんです。しかもそこは結界などに特化した竜が結界を張っているので無理なんです。」
「なーるほど。」
楓が強いといえど、竜もなかなか強い。
その竜の結界に特化した竜が張った結界では結界破りに特化していない楓ではそこには行けないとダイヤが答えた。
「んじゃルビーとダイヤに乗って行けばいいんだね?」
「流石主。」
「その通りです。」
ルビーとダイヤが交互に答える。
「ルビーには僕が乗るから、ダイヤにはライが乗って。」
「了承。」
「それでいい?」
「はい。」
ダイヤが応えた。
「行きやすか。」
「お!」
ルビー、ダイヤ、ライが声を合わせて意気込む。
庭で楓はルビーに、ライはダイヤに跨り空を飛んだ。
「ねえルビー、前も少しおもったんだけどさ、ルビーに跨ると少し大気が熱くなるような感覚があるだけど、これってルビーの元からの体質?」
「そうです主。私はこの惑星の炎竜王をしているので身体なら熱が他の竜より熱く帯びているんだと思います。」
「へぇー。竜って普通は低温なの?」
「そうです。私は特殊です。」
「じゃあさ、僕はまだ見たことないけど、他にも水竜王とかもいるの?」
「います。」
「その竜たちもそれぞれ特殊な体質とかあるの?」
「あります。例えば水竜王ならやろうと思えば身体を水にするなどできます。」
「すごいね竜って。」
「もともと竜はあまり人の召喚獣としては現れないんですが、現れても一瞬で人は負けますし、主は異例です。」
「まあそうだよね。だってルビーと戦った時殴った時さめちゃくちゃ重かったもん。」
「それでも私は主に一発でやられましたが・・・。主ば他の人と全く違う匂いがしたのでちょっと気づいていはいたんですが。」
「竜は鼻もきくんだ。すごいな。」
「ありがとうございます。話している間にそろそろつきますよ。」
ルビーの視線の先に大地があった。
「あれか。なんか普通だけどな。」
「もうちょっと上は違うものが見えますよ。」
ルビーは横で一瞬に飛んでいたダイヤにアイコンタクトをし、バサバサと翼をならし大地に着地した。
「っとなんかサッカーの芝みたいな地面だな。」
ルビーから降り地面の草の感触の感想を言う。
「なんか変な所だな。」
「だね。変なオーラを感じる。ダイヤのような強いオーラだけど、また違う感じだな。」
「そうだな。さっきあの竜と喋ってたけど、楓の予想はあながち間違ってないぞ。」
「そうなの?」
「うん。」
ダイヤと同じ強力な奴だとわかり気を引き締める。
少し歩くと内地側に近づくにつれドラゴンが見え始めた。
人はドラゴンに変な目で見られるが、その横に一緒に炎竜王のルビーと総竜王のダイヤがいるためにその目をやめ頭を垂れた。
「いつもこんな感じなの?」
「そうです。我々竜王は普通の竜よりも地位が高いので。」
「へぇ。」
そんな話をしていると道まだ見えない向こう側から何がとんできた。
肌がビリビリとする感じだ。
「おっと威嚇しているね。」
「ですね。」
周りのドラゴンは倒れている。
「ドラゴン達倒れてるね。けっこう強かったからな。僕達もやっておく?」
「そのほうがいいと思います。主を舐められると癇に障るので。」
「ライ、ダイヤいい?」
「いいぞ。」
「もちろんです。」
「いっせーのーでっ!」
「「らぁぁぁぁぁ!」」
「「グガァァァァァ!」」
楓とライ、ルビーとダイヤで声を合わせてそのまま威嚇する。
これは強い魔力とともに自分の気と声による空気の振動をのせたものだ。
これは普通なら気絶するくらいのものを飛ばした。
「よし、これでいいか。じゃあ行こう。」
ドラゴン達がやっと登場した気がします。
この四人はグループとしてこれからよくでてくると思います。
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