談笑&心配
応接室にテレポートすると紅茶やちょっとしたお菓子が並べてあった。
ソファにどしっと座り店員にも勧める。
「そう言えば自己紹介がまだでした。
僕は紅葉楓といいます。
一応この屋敷の主です。」
「私は橘桜です。」
「橘桜さん・・・。
もしかして橘が苗字で桜が名前ですか?」
「そうです。
よくわかりましたね。
というとあなたも?」
「はい僕も紅葉が苗字で楓が名前です。」
この会話により楓の中の仮定が確信に変わった。
苗字が先で後が名前、つまりこれは楓が元住んでいた日本のものである。
楓は立ち上がり部屋を見回し紙とペンをさがす。
紙とペンをもちまた椅子ににずしっと座り何かを書きはじた。
「橘桜ってこう書きますか?」
何かを書いていた紙をみせる。
そこには楓が元住んでいた世界の日本の漢字で書かれた「橘桜」だった。
それを店員は店員は見ると目を大きく開き驚いた。
「あってます。
しかし、この文字を見せてもだれも分からなかったに・・・。」
また何かを紙に書きそれを店員に見せた。
「これがなんて書いてあるかわかりますか?」
そこには漢字で「紅葉楓」と書いてあった。
「わかりません。
私は自分の名前以外はこの文字は読めないんです。」
「なるほど。」
楓は店員が楓の元住んでいた世界から直接来ていない事がわかった。
先祖が時空をとんで来たことになる。
楓はどんどん新しい事がわかっていくのに少し興奮し、喉がかわいた。
紅茶を飲み喉を潤し再度店員を見る。
「店員さんって今まで僕以外の黒髪の人にあったことありますか?」
「ないです。
あの、店員って呼ばずに名前で呼んで貰ってもいいですか?」
「あ、これは失礼しました。
桜さんでいいですか?」
「さんは少し嫌ですがまあいいです。」
「では僕の事は楓とお呼びください。」
「分かりました「楓さん」。」
桜はそう言い柔らかな笑顔を楓ち見せた。
楓はその笑顔に対し頬を染めて横を見た。
「話しを戻します。
この袴は先祖代々受け継がれてきたものですか?」
そう言いながらブレスレット型のストレージボックスから買った袴をだす。
「そうです。
それは曾おばあちゃんから受け継がれてます。」
「そうですか。じゃあこれは返却します。」
「え、いいですよ。
売り物として売っていたので。」
「僕が返したいんです。
受け取ってください。」
「分かりました。
でも、ちゃんとお金は返します!」
「大丈夫です。
あれは寄付と思ってください。」
「そんなことはいけません!
あんな大金。」
「あれでもっとお店を大きくしてください。
僕はもっとお店で買い物がしたいので。」
「本当にいいんですか?」
「いいですよ。
今度僕がこんな事言う理由を見せましょうか?」
「それは少し気になりますね。
見せて貰おうかな。」
「わかりました。
ねえ、桜さん、この部屋にいて何か感じませんか?」
「何かって・・・は!」
桜は扉の方をみた。
その扉は少し開いていた。
「そうなんですよ。」
楓は指を鳴らし扉の奥からこちらに向かって吹く強風を起こした。
ビューという風の音と共にだだだだだだんと何が倒れた音がした。
そこには、アエル、セリア、ルーン、ライ、フウ、ネイが倒れていた。
楓は六人に近寄り何をしているだと言うような目をしてみる。
アエルは少し不満そうな顔をし、セリアは何か誤魔化しているような笑顔をしていて、ルーンはあわあわしていて、ライはニコッとすごく明るい笑顔をこちらに向け、フウはアエルと同じような顔をし、ネイは何かを考えてそうな悪い笑顔をしている。
「はあ、何をしているんだか。
最初に言っておく、ネイ、君が考えていることは僕はしない。」
「えーなんでっすか!」
予想的中、ネイは何らかのことを考えていたらしい。
「アエル、君から何をしているか聞こうか。」
楓のその言葉を聞きアエルは立ち上がる。
「エルさんから楓さんが今夜女性と会うと聞いたので浮気だと思って・・・。」
「なるほど、それは僕にも落ち度があるね。
まあ、また今度エルさんとは話しをしようかな。」
また楓がエルに対する疑問が増える。
「セリアは?」
「私もアエルと一緒で楓が心配で。」
「わかった。
ルーンは?」
「わわわ私は楓さんが・・・。」
ルーンはとても落ち着きがなくあわあわした状態で話そうとしているため言葉が言葉になっていない。
楓はルーンを落ち着かせようと頭を撫でる。
「まあ、ルーンはいいや。
落ち着いて。」
「はははい。」
「まあ、ライはみんなが面白そうな事をしているから一緒にしていたって感じでしょ。」
「正解!」
ライはめちゃくちゃ明るい笑顔をこたえる。
「んで、ネイは僕の弱みを握ろうとしたと。」
「おー正解っす。
いやー楓さんの弱みはなかなか握れませんね。」
「フウは?」
「私は前あった事が何か関係していると思って楓様が心配になって私が悪いのかと思うといてもたってもいられなくて。」
「なるほど、まあフウが回復魔法かけてくれたから大丈夫だよ。」
「そうですか・・・。」
「んじゃとりあえず皆後で話そう。
とりあえず自分の部屋に帰って。」
皆楓の言葉に頷き部屋がある二階に上がっていった。
一人を除いて。
まだ扉の前から気配を感じた楓はその人物に声をかけた。
「ネイ、いい加減にしないと僕が何するかわかっているよね♪」
「わかったす!」
そう言いドタドタとネイも二階に上がったいった。
久しぶりに全ヒロインが登場した気がします。
これからも投稿ペースは遅いですが僕の小説を読んでください。
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