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僕は異人です  作者: シノユウ
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別れ&悪戯&安らぎ

「すみません。あのこ達はなんかこういうことに対して敏感なようで。」

「いえ、少し驚きましたが皆さん可愛いこでしたね。」


さっきの事を詫び話を再開させる。


「僕の仕事の話までしたんだっけ。話を戻します。桜さんはこの言葉がわかりますか?」


そう言先程名前を書いた紙に今度はひらがなで自分の名前の「かえで」と書いた。


「これです。」

「これは・・・ひらがな?でしたっけ?」

「そうです。読めますか?」

「読めはしないです。でもこれはここでは使われていない言葉ですよね?」

「そうです。なにか桜さんの家にこのような文字で書かれた本などはありますか?」

「あるかもしれないです。あまりそのへんは私は詳しくないので。」


これで大きな進歩だ。

そのような本があるならば彼女の家系は日本の血が確実に混じっている。

純日本人ではないが、それでも楓と同じ血が混じっている。


「ちなみに聞きますが、桜さんは母親が黒髪ですか?それとも父親ですか?」

「母です。父は金髪です。」

「それはそうか。」


一息つき時計をみる。

それはもう深夜の少し前の時間を指している。

これはまずいと思い慌てて楓が立ち上がる。


「桜さんすみませんこんな夜遅くまで付き合ってもらって。」

「いえ、大丈夫ですよ。私も楽しかったですから。」

「それはよかった。ではお送りしますので僕に掴まってください。」

「はい。」


差し出した右手に桜は掴まりそれを確認すると魔力を高めはじめた。


「《テレポート》」


場所は一緒にして屋敷の応接室から桜の店の前に変わりそれを確認すると桜は楓の手を離した。


「今日はありがとうございました。また、お話しましょうね。」


そう言うと彼女は左目をウィンクして帰っていった。

それに楓が見とれたのは言うまでもないだろう。

放心状態から解け楓の意識が戻ってきた。


「《テレポート》」


自室に戻ってきたらベッドに寝転がろうとしたようと思っていたがそこにいた者達に止められた。

そこには。


「なんで皆いるんだよ。ここは僕の部屋だぞ。」


無駄に広いベッドにアエル、セリア、ルーン、ライ、フウ、ネイが寝ていた。

叫んだ声に気づいたのかセリア一人だけが起きた。

この中では一番と言ってもいいくらいの常識を知っている人物だ。


「楓おかえり・・・。なんかネイが楓の部屋で寝ようって言い出してそれにアエルとルーンとフウとライがのりだして、仕方なく私もこうやって寝てた。」

「なるほど。セリアには常識があってよかったよ。何かとアエルとルーンとフウもどこか変だからな。」

「そうだね。まあ私も流されたんだけどね。」

「とりあえず僕はお風呂に入ってるくるよ。」

「ん、いってらっしゃい。」


風呂へ行き今晩はどこで寝ようと考えているとあることを思いついた。

今日はその方法で寝ようと楓は決め自室に戻った。

すると完全に起きたのかセリアが普段楓が座っている椅子に座り本を読んでいた。

彼女も楓に気づき

本を読むのを中断した。


「おかえり楓。」

「セリア完全におきちゃったの?」

「まだ眠たいけどかえでが帰ってくるまで待とうって思って。」

「そうかそれは好都合だ。セリア、君の部屋で一緒に寝ない?」

「私もの部屋?なんで?」

「だって僕のベッド占領されてるし、セリアは一番信じれるし。」

「わかったいいよー。」


セリアの部屋に行き中に入った。

部屋は綺麗に片付いており、女の子らしい可愛いものもあれば本など文学にも興味があるような事がわかる部屋だ。


「可愛い部屋だね。」

「そんなにジロジロ見ないで。恥ずかしいから。」


そう言いながらベッドに彼女はベッドに倒れ込んだ。

右半分をあけ、そこを手でポンポン叩き楓にここにこいと言うような仕草をした。

楓も倒れ込む。

フカフカのベッドを感じながら寝ようとセリアの方を見ると完全に寝ていた。

よほど眠かったのだろう。

楓も睡魔に負け徐々に瞼が重くなっていき完全に寝た。


時は翌朝楓はゆっくりと身体を起こし起きた。

隣にはセリアがまだ眠っている。

それをもう一度寝転がり彼女の可愛い寝顔を眺める。

しばらく寝顔を見ていると彼女の瞼がゆっくりと開いた。


「おはようセリア。」

「おはよう楓。」


徐々に彼女の意識が覚醒し始める。

それと同時に彼女の顔も赤くなっていく。


「か、楓!なんでここで寝ているの・・・って私が昨日許しちゃったんだ!」

「そうだよ。まあ、ありがと。おかげでよく眠れたよ。」

「それならいいんだけど、私寝ている間に何かしていなかった?」

「何もしていなかったよ。普通に気持ちよさそうに寝てた。」

「そう・・・。」

「んじゃ僕は起きるよ。今日は珍しく仕事があるからね。」


そう言い部屋を去ろうとした時、楓ほ動きを止めた。

実際は止められた。

セリアが楓の服の裾を掴んだのだ。

どんしたのか?と思いながら彼女のもとに近づく。

彼女は顔を赤くしたまま。


「楓・・・。」


彼女は小さくそう呟いてから楓の唇に軽く自分の唇を合わせた。

驚き目を大きく開けると彼女が目を優しく瞑っているので楓も目を瞑り楓も唇を合わせるようにして、それから抱きしめた。

ゆっくりと彼女の身体を離す。


「また後でね。」

「うん・・・。」


そのように短く会話をし、部屋をでた。

なんか最近ヒロインがセリアに集中している気がします。

もっとアエルとルーンとかを出していきたいです。


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