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僕は異人です  作者: シノユウ
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催眠&面倒事

チンピラ達は逃げようとしたが体が麻痺しているため体を動かすことが出来なかったようだ。


「逃げようとしても無駄ですよ。」


どんどんチンピラ達の顔が青ざめていった。

衛兵の顔が切り替わった。

どうやら完全に仕事顔になった。

さっきまでもそうだったが、また容疑者に事情聴取となるとまた変わってくる。


「もう一度言いますよ何があったか話してください。」


バタン!と音をたてチンピラの一人が倒れた。

捕まらないとでも思っていたのか気絶した。

勿論そんなのを許すはずがない。

パチン!と指を鳴らし無理やり起こした。

気絶した瞬間にまた起こしたことにより頭痛がするのかチンピラは頭を押さえていた。


「抵抗のすることが出来ないのがわかったでしょう?

最後にもう一度言います。何があったか話してください。」


ずっと抵抗しようとしていたチンピラの人たちも仲間が無理やり気絶状態から起こされるのをみて抵抗するのを止めた。


「あぁぁもっ!かったよ!ナンパだよ!ナンパ!」


それは見たらわかったんだが。


「んで!一回声かけたら諦めるのはだせぇから無理やり連れて行こうとしたんだよ!」

「なるほど。」


それだけではないのはわかっているんだが。


「それだけですか?」


そう衛兵が低い声で目を細めて言った。

さっきとはまた違う顔になった。

何かを疑っているような顔だ。


「他にってそれ以外あるって言うのか?」

「ちょっと我慢してくださいね。」


衛兵は一回ため息をついた。

そして体の力を抜いたように肩が下がった。

何が始めるのかと見ていると衛兵の魔力が高まっていくのがわかった。


「《バリア》」


なにか大きな魔力が放出されることがわかり被害者の人達をバリアで覆った。

どんどんまわりが高い魔力が近くに存在するとき特有の肌がピリピリする感じがもはや少し痛いくらいまで魔力が高められていた。


「《ヒプノティズム》」


衛兵がそう唱えた瞬間脳を直接かきむしられた不快感を一瞬体感した。

もともと魔法の耐性が強いため一瞬しか感じなかったが、それでも僕にその様な感覚を体感させる衛兵はなかなかの魔法使いだ。

顔をしかめて衛兵をみると見たことが無いようなものを見る目でこっちを見ていた。


「異人といえど私のヒプノティズムを耐えるとは凄いですね···。」

「ありがとうございます。それにしてもあの人たち大丈夫なんですか。」


そう言って魔法を生身でくらった人達を見た。

白目剥いて机に背もたれて脱力していたチンピラ達がいた。


「みてたらわかりますよ。」


衛兵はそう言いチンピラ達をみた。

衛兵が「ほら」と言うとチンピラ達が起き始めた。


「ほんとですね。」

「ちょっと見ていてください。」


そう言い衛兵はチンピラ達に近づいていった。


「あなた達が女性達を襲った真の理由はなんですか?」


真の理由?そんなのがあるのか?

衛兵が聞いて少したったあとにチンピラの一人が口を開いた。


「俺達はある組織からの命で奴隷として扱う人間を探していた。そしてそこの組織の奴等から出来たら女がいいということだったからこいつらを選んだ。」

「やっぱりそうか。」


え!衛兵はしっていたのか?

一人驚いているなか衛兵一人でなにか考えごとを始めたようにして椅子に座り机に肘をついた。


「どうしたんですか?」

「ああ、すみません。少し待っててください。」


そう言い衛兵はまたチンピラのほうをみてこうきいた。


「その組織とはどのようなものかわかりますか?」


チンピラはまた少したったあとに口を開いた。


「覚えていない。」


衛兵はそれを聞くとやっぱりそうかと言わんばかりに残念そうな顔をした。


「結局どういうことなんですか?」


そう聞くと衛兵は一回ため息をついてこう答えた。


「最近このような事件が多発しているんですが、全員このように答えるんです。」

「なるほど。その組織が逆探知出来ないようにしていると言うことですか。」

「はい。記憶をけしているんだと思います。」

「物騒ですね。僕になにか出来ることはありませんか?」

「ここまでの組織です。多分このような事は出来ないと思いますが、一度この方達にかかっている魔法を消すことはできますか?」

「できることはできます。」


このように曖昧に答えた。

衛兵もわかっているように記憶そのものを消している可能性があるため、今かかっている魔法を消したところでなにも変わらない可能性があるからだ。

それでもしないわけにはいかない。


「《ブレイク》&《パラライズ》&《ヒプノティズム》」


かかっている全魔法を消したせいで、麻痺と催眠の魔法がきえたので逃げられる可能性があるため、もう一度麻痺させた。

まあ、さっき衛兵の魔法をくらったせいで動けないとおもうが。


「なにか覚えていますか?」


そう聞くと。


「組織については全く覚えてねえ。」


そうチンピラの一人が答えた。


「これは面倒なことになりましたね。」


そう言いため息を一つついた。

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