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僕は異人です  作者: シノユウ
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解決への道

とりあえずチンピラ達を詰所の地下牢に入れた。

被害者の人たちは衛兵が催眠をかけて間違った記憶にすり替えてかえってもらった。

そして楓と衛兵はこの件について話し合う事にした。

衛兵がこのように楓に今回の事件の事を話せるのは楓が王族だからである。


「さっき少し聞いた事からですと、今日のような事件が他にもあるってことですよね?」


楓はチンピラ達から情報を聞き出しているときに衛兵が言った言葉を思い出してそう言った。


「はい。それに加えて何名か行方不明者がでております。私たち衛兵がなにも出来ずにいて···。」


語尾が明らかに小さくなっており、歯をくいしばって俯いて、自分の無力さを悔いていた。


「困りましたね。なにも情報がないとすると···。」


楓はチンピラの言っていたことを思い出した。

それはある組織に雇われ女性をターゲットにして拉致する。

でもその組織がどのようなとこらかはさっぱり覚えていない。

楓はなにも組織にたどり着く情報が無いことにがっかりしため息を一つついた。

沈黙が続き楓が自分の無力さにイライラしだした時に衛兵が沈黙を破った。


「楓さん、やはりやれることは一つだと思います。」


楓は衛兵が言おうとしていることが何となくわかっていた。

それは楓も最初のほうにおもいついていたがミスをした時のリスクが大きすぎるため言い出さなかった。

しかし衛兵はそれではいつまで経っても何も出来ないままと考えそのことを口にしたのだ。


「囮を使います。」


やはりそうかと楓も思いながらもそのリスクを考えた。

そのままさらわれる可能性がある。

そして最悪殺される可能性がある。

もしアジトがわかったとしてそこで絶対に相手に勝てるという保証がない。

衛兵も上からの許可が出ないと動けない筈だし、楓も王様や他の人たちにも許可を取らないとそんな危ない行為をするわけにはいかない。

楓は目を細め衛兵が本気でそれを言っているのかを確認したが衛兵の目は真っ直ぐ楓を見ており真剣だ。

本気で言っているらしい。


「本気でそう思ってますね。しかし貴方の判断では勝手に動く事はできないんじゃないですか。」

「問題ありません。」


楓はそれをきいてなにかの聞き違いかとおもった。

衛兵たった一人が独断で行動出来るはずがないからだ。

なのに衛兵はそれは問題ないという。


「私の立場は少し特殊でして、そのような独断は本当に危険じゃない限り許されるんです。」

「今回は危険ではないと?」


楓は少し衛兵のいいように疑問を感じそう聞いた。

まるで今回は危険ではないと言っているような感じだった。


「そうなります。一組織程度なら問題ないかと思います。」

「絶対に勝てると?」


楓は衛兵の気になる言い方に疑問をもっ。

衛兵は顔色を全く変えずに言った。


「絶対とは言いませんが、ほとんどの確率で勝てますね。今までそれで上手くいってきたんで。」

「そうですか。」


楓はまだ信じられないでいる。

楓はため息を一つついてこう聞いた。


「その勝てるという自信はどこからくるんですか?」

「これを見てください。」


衛兵はそう言い何かのカードを見せてきた。

それは少し冒険者カードに似ていた。

そこには冒険者カードと同じようにステータスがかいてあった。

楓の冒険者カードと同じでそこには全ステータスがMAXだった。

楓は衛兵が楓と同じレベルの異人だということを知った。


「衛兵カードを見て分かると思いますが、私も異人なんですよ。」

「僕も何回か聞いたことがありましたが貴方がそうだったとは。

なんか任せられそうだす。」


楓は衛兵カード(そういう名前らしい)を見てさっきからの衛兵の自信の理由がわかった。

囮を使うことには納得は少しまだいってないが、任せられそうだと思った。


「まだ少し納得してませんが、その囮作戦実行してもよさそうですね。」


楓はそう言い魔力を高め始めた。

ある程度魔力が高まったところで唱えた。


「《サーチ》」


楓はチラシを貼り続けているフウを探し始めた。

するとフウは最南部にいた。


「《テレパシー》」


楓はフウをいきなりテレポートさせてはいけないと思いテレパシーを使い連絡をとることにした。

楓は目を閉じ心の中で話始めた。


『フウ、今どんなかんじ?』

『!?』


楓がいきなり話しかけたのでフウはビックリしたようだ。

チラシ貼りに集中していたのかビックリしようがテレパシーだからこそ伝わってきた。


『ごめん、驚いた?』

『はい~。驚きました。』


フウは冷静になり、驚いたことを楓に言った。


『フウ、今どんなかんじ?』

『ちょうど貼り終わった頃です。』

『そう。』


楓はフウの手際のよさに驚いた。


『今からこっちにきてもらっていい?』

『いいですよ。』


楓はその言葉wl聞くと魔力を高め始めた。

ある程度高まったところで唱えた。


「《テレポート》」


フウは楓の目の前に現れた。

フウは回りを見てそこに見知らぬ人がいるのに気づきその人向かい一礼した。

その人、衛兵もフウをみて一礼した。


「さあ、作戦会議といきますか。」

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