試合&力
四人ともセンターサークルに並んだ。
「今から王様とライ対フウとネイの試合を始めます。礼!」
「「「「お願いします!」」」」
僕は僕がバスケをやっていたときの審判の真似をして試合を始めた。
四人とも大きな声で挨拶をした。
センターサークルの中に王様とフウが入った。
どうやらジャンプボールを跳ぶのはこの二人のようだ。
身長的にもライは百五十センチ位なのに対して王様は百七十センチ程まあ王様が跳ぶのが普通だろう。
そしてフウのチームはネイは身長が百四十センチくらいだし、フウはライとそこまで変わらないしフウが跳ぶのが普通だろう。
このジャンプボールは王様が勝つだろう。
ライとネイは前にいるし、これは速攻がきまるんじゃないか。
僕は垂直にボールを投げた。
王様とフウはボールが最高到達点に達したのを見て跳んだ。
そして意外なことがおきた。
フウが勝った。
身長では完全に負けていたけど、ジャンプ力が人とは思えなかった。
あ、フウは神だった。
僕はその事を思い出すと納得した。
フウが弾いたボールがネイのところにいった。
ネイはそのままレイアップシュートを決めた。
「これじゃバランスが悪いな。
《エンチャントエレメンタルパワー》」
僕は王様に一時的に精霊の力を付与した。
これで一応神一人ずつ、精霊一人ずつになったな。
お、王様のチームはライがボールを運ぶか。
そのでライはいきなり凄いプレーをした。
まずライについているネイをぬきそのままゴールに向かってドリブルをしていきペイントエリア内に入った瞬間フウがカバーに来たのをみて先に走っていた王様にノールックパスをした。
そのまま王様はビックリしながらもライの頑張りを得点にした。
うわ!うま!初めてであれか。
お、ネイの顔が変わったな。
ネイがボールをもち運び始めた。
ネイは一回スリーポイントラインくらいで止まった。
そしてネイはチェンジすると見せかけてそのまま進みライをぬいた。
そこでネイがレイアップシュートをうとうとして二歩踏み込んだ瞬間王様がカバーにきた。
それを予想していなかったのかネイは三歩目をだしてしまった。
僕はあらかじめ持っていた笛を鳴らした。
「トラベリング!」
僕はそういいネイからボールを渡してもらった。
僕はそのままサイドライン側に行きそこに王様が来た。
僕は王様にボールをわたした渡した。
僕は五秒数えた。
四秒くらいで王様はライにパスした。
ライは今度は王様にパスした。
今度は王様が攻めるようだ。
ライにはさっきのミスを取り戻そうとけっこう強いディフェンスをしているからなかなか攻めれない。
王様はフロントコートにボールを運んだ。
そのまま王様はスリーポイントシュートをうった。
それはきれいにきまった。
え、なんで。この世界の人は運動神経抜群なの!?
さっきから思っていたけどこの世界の人は運動神経がおかしい。
これくらいの実力は小中とやっとかないとできないレベルだよ!?
僕はそれから神プレー等に驚きながら(本物の神もいるが)審判をつとめた。
そして八分が終わった。
僕は笛を鳴らした。
「終了です!
並んでください!」
僕は四人が並ぶのを確認した。
「三十三対三十二で王様、ライチームの勝ちです。礼!」
「「「「ありがとうございました!」」」」
試合は王様とライの勝利で終わった。
王様のスリーポイントが勝敗をわけた。
「いやー接戦でしたね。」
「だな。」
「やっぱり王様のスリーポイントの一点は大きかったですね。」
「あれはきまって気持ちよかったな。」
「ですね。」
「そうだ!楓君とやってみたいな。」
「わかりました。やりますか。」
僕も審判でも楽しかったけどやっぱりバスケやってみたかったんだよな。
王様ありがとうございます。
「今から僕と王様は一対一をするけど、他に僕とやってみたい人いる?」
「「「やってみたい!」」」
お、全員か。
まあいいか。
「一本どりでいいですね?」
「おう。いいぞ。」
「わかりました。王様からでいいですよ。」
「いいのか?勝っちゃうぞ?」
「いいですよ。」
王様はハーフラインから構えた。
王様はそこから全力でドリブルをした。
そしてもう王様の手にはボールは無かった。
僕がカットしたのだ。
僕はそのままレイアップシュートをうった。
きまった。
「僕の勝ちですね。」
「今、何があった?」
「簡単ですよ。王様がドリブルをしたじゃないですか。そしてそのボールが地面について王様の手にもどって来る前に僕がカットしたんですよ。」
「人間離れしているな。」
「そうですかね。」
僕はこの動きは前の世界にいたときでもしていたからこの世界にきて強化された力でやったわけではない。
「次は誰がやる?」
「私がやる!」
そう言ってライが走ってきた。
「ん。いいよ。」
「じゃあ楓からやってくれ。」
「いいの?」
「いいぞ。」
「わかった。」
僕はボールをもって自分のゴールの反対に行った。
僕は構えた。
そしてライも構えた。僕はライがついてこれるくらいのはやさでドリブルをした。
そして急に止まった。
それにライはついていけずに転けてしまった。
僕はその間にシュートをうった。
「僕の勝ちだね。」
「楓!ちょっとまて!」
ライはそう低い声で言った。
「ど、どうしたの?」
僕は少し震えながらそう聞くと。
「なんだ今の技は!」
ライはそう言った。
「あ、そういえばあれは教えていなかったね。
あれは「アンクルブレイク」っていってね相手を転ばす技だよ。
あれは難しいから最初のうちは全く出来ないよ。」
「なんだよ。出来ないのか。」
「まあ、説明すると、相手をスピードにのらせてそして急に止まるすると相手は止まろうとしても止まれなくて転けてしまう。そういう技だよ。」
「むずかしそうだな。また教えてくれよな。」
「勿論。
それで、次僕とやりたい人···。」
僕はそう言ってネイとフウを見たけど僕と目を合わせてくれなかった。
はあ、いつもこうなんだよな。
力を見せると僕はバスケだと孤立する。
この世界でもそうなのか。
がっかり。
明けましておめでとうございます。
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