暇つぶし
「というわけでして。」
「なるほど!家族が増える事はいいじゃないか!」
「?家族ですか?」
「ん、家族じゃあないのか?」
「はい、僕の幼なじみが住むだけですよ。まあ居候ってやつですね。」
「なるほどなるほど。まあ、それでもいいか。」
王様は最後の方は声が小さくて僕には聞き取れなかった。
「まあ、あそこの家主は楓君だからあそこは好きにしていいぞ。」
三人は安心したのかずっと上がっていた肩がさがった。
「わかりました。ありがとうございます。」
「楓君はこのあと暇か?」
「はい、特にすることは無いですね。」
僕はそう答えて王様を見てみると目がまるでトランペットを眺める少年のように輝いていた。
「楓君何か君が知っている面白い事はないか?」
「面白いことですか。」
「そう!面白いこと。なにせこの国には遊戯が少なくてな。」
「なるほど。」
僕はそう言って考えこんだ。
そしてあることを思い付いた。
「王様、最近運動不足ですか?」
「そうだな。運動は最近してないな。でも!体を動かすのは好きだぞ。」
「わかりました。では「バスケットボール」なんてどうですか?」
「なんだそれは?」
「まあやってみたらわかりますよ。」
僕はそう王様に言った。
実は僕は小、中とバスケをしていた。小学校では四年生のころからレギュラー入りしていた。
そしてずっとエースだった。中学でも一年からレギュラーで、小中あわせて四回全国にいったほど強かった。
なので僕はバスケが大好きだから提案した。
「王様、ゴムと木と鉄ありますか?」
「あるが、何に使うんだ?」
「バスケボールで使う道具を作るんですよ。」
「そうか。」
王様はそう言って材料庫まで連れていってくれた。
僕はそこからさっき言った材料をだした。
「王様、バスケボールは広い空間が無いとできないスポーツなんですよ。なので今からここを離れてもよろしいでしょうか。」
「ちょっと待っておいてくれ。」
「わかりました。ではさっきの部屋でまっています。」
僕がそう言うと王様は走ってどこかへ行った。
僕たちは少しだけ待つとすぐに王様が帰ってきた。
「今日は予定がないのでいいそうだ。」
「わかりました。では僕の肩に手をおいてください。」
「分かった。」
王様はそう言って僕の肩に手をおいた。
皆も僕の肩に手をおいた。
「《テレポート》」
僕たちは森のような所にテレポートした。
ここはアルブスの軍が反乱を起こした時に空を飛んだ時に見た所だ。
「王様、ここを少し地形等をかえてもよろしいでしょか?」
「いいぞ。」
「ありがとうございます。王様は今の格好はスポーツはしにくそうですね。」
「そうだな。動きにくいな。」
「では一度城で着替えて来てください。ここが完成したら迎えにいきます。」
「わかった。」
僕は王様の肩に手をのせた。
「《テレポート》」
僕は王城にテレポートした。
「ではまた迎えにきます。」
「ん。わかった。」
「《テレポート》」
僕はまた戻ってきた。
僕はさっきに材料庫から出してきた材料を手に取った。
「《メイク》」
僕はそう唱え頭の中でバスケットボールを想像した。
女の子が三人いるし六号球でいいか。
僕は手に持っていたゴムをボールに変化させて。
足りない物は僕の魔力を変化させて作った。
僕はドリブルしてみた。
もちろん地面は土なので手が汚れた。
「手が汚れたけど、ちゃんとはねるな。」
僕はそれを確認してボールをおいた。
僕は次に木と鉄を取り出した。
「《ウィンドウカット》」
僕は木をボードのサイズに切った。それを二個作った。
「《ウィンドウカット》」
僕は次に鉄を小さいの二個、大きいの二個にして切った。
「《メイク》」
僕は小さい鉄をリングにかえ、大きい鉄をボードを支える柱にかえた。
僕は次に土の魔力を練り始めた。
ある程度高まった所で魔法を使った。
「《グランドチェンジ》」
僕はそう唱えるとバスケができるコートのふたまわりほど大きい範囲を平らにした。
僕はまた土の魔力を練り始めた。
ある程度高まった所で魔法を使った。
「《コンクリート》」
僕はそこにコンクリートを張った。
土だとバスケがやりにくいからである。
僕はそこにさっき作った柱とボードを設置した。
柱は地面にさしこんで固定した。ボードは余った鉄を使ってネジを作りネジでボードにリングを固定し、柱に固定した。
僕はコートのラインをひいた
最後にゴールの高さを中学のバスケの高さにあわせた。
「よし、完成したな。」
「これがコートすか?」
「そうだね。ここでバスケをするよ。」
「なるほど。」
「じゃあ王様を迎えに行って来るよ。」
「わかったっす。」
「《テレポート》」
僕は王城にテレポートした。
僕の目の前には王様がいた。
「お、本当にここにでてきた。なんとなくここにくるかなっと思ったら本当に来た。」
「そうですか。ではいきましょう。」
「おう。」
王様は僕の肩に手を置いた。
「《テレポート》」
僕は王様を連れてコートに帰ってきた。
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