パーティー
僕とアエルとルーンがクラッカーを持って扉の前で待機していると三人を呼びに行ったセリアから念話がはいった。
『もうすぐ部屋に入る。』
『了解。』
セリアがそう教えてくれた少し後に扉のドアノブが動いた。
僕たちはそれを見るとクラッカーの紐を握り直して構えた。
扉が開いた瞬間僕らはクラッカーの紐を引っ張った。
「パパパパン」
「ようこそ我が屋敷へ!」
僕はクラッカーの音の後にそう三人に言った。
僕は三人を見ると凄く驚いているような顔をした。
よし!成功したな。音が四つしたけど、セリアが後ろからクラッカーを使ったのかな?
「さあ、入って下さい。」
「そうですわ。そんなところで立ってないで入ってください。」
アエルとセリアがそう言った。
それを聞いてか驚いて固まっていたのがとけたようだった。
三人は部屋の中に入ると回りを眺めていた。
僕がセリアが呼んで来る間にちょっと物足りないと思ったので付け足してよりいっそうパーティー感を出してみた。
まあ、キャンドルとか簡単な物を置いただけだけど。
「どう?驚いた?」
「勿論っすよ。」
「嬉しいです。」
「おう!ありがとよ。まあ少しは期待してたが。」
さすがライだな。
そういうことには期待が高いのかな。
「まあ、ライ、フウ、ネイようこそ我が家へ。これからよろしくね。」
「おう!」
「はい。」
「こちらこそっす。」
僕は三人にそう言って椅子に座ってもらった。
主役の三人の席は僕が少しいじった。
主役っぽく見せるために。
「料理が出来るまでお菓子でも食べよう。」
「そうしましょう。」
僕がそう言うとメイド三姉妹がお菓子を持ってきてくれた。
ポテチにポテトにチョコとその他いろんなお菓子を持ってきてくれた。
「ありがとうございます。メルさん、アルさん、エルさん。」
「はい。料理ができ次第また持ってきます。」
メルさんがそう言うとメイド三姉妹は僕たちにお辞儀をして部屋を出ていった。
「お菓子もいっぱいあるけど、ジュースもあるよ。」
僕はそう言うとストレージボックスから瓶に入ったジュースをとりだした。
僕の世界のコーラとかは作り方が分からなかったのでないけど、もともとこの世界にも百パーセントジュース等はあったのでそれをだした。
「さあ、パーティー開始だね。」
僕がそう言うと待ってましたと言わんばかりに皆お菓子に飛び付いた。
僕の世界の物は皆も初めて見るものなので興味津々だったみたいだ。
ジュースもいろんなジュースを用意した。
オレンジジュース、リンゴジュース、ブドウジュース、白ブドウジュース、など。
皆それぞれ好きな物をとって飲み食いした。
「皆どう?」
「うまいぜー。」
「美味しいです。」
「うまいっす。」
「そうかそれは良かった。」
どうやら皆から僕の世界の物は好評みたいだ。
楽しんでくれているな。よかった。
僕も食べるとするか。
そう思い僕が椅子に座った時に扉が開いた。
皆はお菓子に夢中だったけど、僕は入ってきたメイド三姉妹のほうを見た。
三姉妹の手にはお盆がありその上には沢山の料理が乗っていた。
メイド三姉妹が料理をテーブルの上に並べていった。
そこにはパン、パスタ、パエリア、グラタンなどいろんな料理があった。
皆は凄く目を輝かせて料理を見ていた。
皆が僕の方を目を輝かせて見てきた。
「うん、いいよ。食べよう。」
「「「「「「やったー。」」」」」」
皆声を揃えてそう言い料理を食べ始めた。
それぞれ好きな物をとって楽しそうに会話しながら美味しそうに食べていた。
皆楽しそうにだな。
僕も食べよ。
「いただきます。」
僕がそう言うと隣に座っていたルーンが不思議そうに僕を見ていた。
「どうしたのルーン?」
「いえ、楓さんはいつもご飯を食べるときにそう言いますよね?」
「うん、そうだね。それがどうかしたの?」
「なんか、それにはどんな意味があるのかと思いまして。」
「これはねご飯を作ってくれた方や僕たちが食べる食材に感謝しますって意味なんだよ。」
たしかそうだった気がする。
「そうだったんですか。わたくしもこれから言いますわ。」
「それはいいことだね。」
こっちには「いただきます」や「ごちそうさまでした」といった言葉がなかったんだけ。
そういえば僕がご飯を食べる前や食べ終わった後に皆からの視線を感じてた気がする。
まあいいか。食べよう。
僕は皆と会話しながらご飯を食べた。
やっぱりクリスさんの作る料理は美味しいな。
僕はそう思い次々と食べているといつまにか時間がけっこう経っていた。
「皆、そろそろデザートにする?」
「はい!」
僕がそう聞くとフウが答えた。
あれ?フウの目が今までと少し違うような。
僕はそう思いながらメイドのメルさんにデザートを頼んだ。
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