心配&安心
僕たちは僕の部屋にテレポートした。
「まあ、座って。」
僕がそう言うと三人はベッドに腰かけた。
僕は頭を一回整理してから話し出した。
「さっきの話だけど簡単に言えば僕は《創造》の力と《破壊》の力をもともと持っていたってこと?」
「まあ、そういうことになるな。」
「普通は絶対にあり得ないことです。」
「今までにそんな神様はいなかったすよ。」
「そうか。」
僕はそもそも自分がここに存在している事が普通ならあり得ないので僕が変ということはそこまで気にならなかった。
僕が心配していることは
「これって僕は創造神様の眷属だけど大丈夫なの?」
「それはどういうことっすか?」
「僕がさ《破壊》の力を持っていたら創造神様からはいい顔をされないの?」
「そういうことでしたら多分大丈夫ですよ。」
え?
僕はフウが何を言っているのかよくわからなかった。
「大丈夫ってどういうこと?」
「言葉の通りだぜ。」
「創造神様は多分逆に興奮されると思いますよ。」
そういうことか。
僕はさっきまであんなに焦っていた事が馬鹿らしくなった。
よかった。あれ?でも僕は破壊神様にも会いに行かなければだめかな?
僕がそう考えているとライが僕の考えを悟ったようにこう言った。
「んじゃさ今から神界に行こうぜ。」
「そうですね。」
「でも私神界には行けないっすよ。」
「あ、大丈夫それは僕がどうにかするから。」
「そうっすか。」
僕は焦りが無くなってからあることが気になり出した。
町の皆は大丈夫かな···?
僕はそれしか考えられなくなってきた。
「楓、楓!どうした?」
ライが僕を呼んだ。
どうやら僕は町の皆のことを考えていたから三人の話について行ってなかったらしい。
「ご、ごめん。どこまで話したの?」
「今から神界に行くってところまでだよ。」
「そうか。ちょっと待っててくれる?」
「どこに行くんですか?」
「人探しだよ。」
僕はそう言うと目を閉じて魔力を練り始めた。
「《サーチ》」
僕はスキルのサーチを使って町のあらゆる所を見たが分からなかった。
僕はサーチを魔力を捉えれるようにしてもう一度発動した。
するとこの町の城の地下で沢山の魔力が感じられた。
よかった。皆はここに避難していたのか。
僕は知っている人たちが全員いてホッとした。
「ちょっと行ってくる。」
「いってらっしゃーい。」
そんなライの眠たそうな声が聞こえた。
「《テレポート》」
僕は光が人工的な物しかない通路のような所にテレポートした。
城内には劣るけどここもなかなか豪華な装飾がされているな。
僕は辺りを見ながらそう思った。
「アエルたちはこっちか。」
僕はサーチで見つけた方向に向いて歩き出した。
僕は少し歩くと見るからに頑丈そうな扉があった。
僕はその扉を動かそうとしたけど鍵がかかっているのか開かなかった。
中から鍵がかかっているから開かないな。よし!蹴り飛ばすか。
僕は一歩下がってから一歩踏み出して左足で扉を蹴り飛ばした。
すると扉は一瞬にしてバラバラに崩れた。
「これくらいなら普通の蹴りだけで壊せるな。」
僕はそう言ってから中にはいった。
中には二つ扉があった。
僕はサーチでこれは貴族と市民を分けている扉だと分かっていた。
勿論僕の将来の家族やその支配人たちも貴族たちの部屋のほうにいる。
僕は扉の前にたつとまた蹴り飛ばした。
扉は簡単に崩れた。
僕が中に入ると僕には剣が向けられた。
それもそうか一個目の扉を壊した時の音が聞こえないはずがないもんな。
「何者だ!」
僕はそう聞かれたのでいつもつけている王族の者にしか配られない印が入ったブレスレットを見せた。
すると僕に剣を向けていた人たちは皆剣を下ろした。
「ご無礼をお許しください。」
「いいですよ。警備がちゃんとできているということでいいじゃないですか。」
「もったいないお言葉で。」
僕は部屋の中の緊張をほぐす為にスキルを使った。
「《スピーカー》《マイク》」
僕の口元に小さな光が止まった。そして部屋中に沢山の小さな光が散らばった。
僕は口元の光に向かって喋りだした。
「驚かせてしまい誠に申し訳ございません。私は次期アルブス王の紅葉楓と申します。以後お見知りおきを。私がここに来たのは地上での脅威は去った事をお伝えするために来ました。」
僕がそう言うと一瞬静まりかえってから一気に歓声がとびかった。
そして僕の元には僕の将来の家族たち、使用人たちがやってきた。
「大丈夫ですか?楓さん。」
「楓が屋敷に居なくてここに避難したときは生きた心地がしなかったよ。」
「楓さんは怪我などはありませんか?」
僕に向かってアエル、セリア、ルーンが話しかけてきた。
なんか皆涙目なんですが。
「大丈夫だよ。僕はあのとき出掛けていて屋敷に居なかったんだよごめんね心配かけて。」
僕がそう言うと安心したのか三人は僕にだ抱きついてきた。
僕は三人を抱きしめかえした。
そんなことをしているとアルブス王が僕に話しかけてきた。
「よく来てくれた楓君。しかしとんでもない登場の仕方をしたな。」
「ハハハ」
僕はそう笑うしかなかった。
「皆町の皆は無事ですか?」
「ああ、大丈夫だ。」
僕たちはそんな会話をしたあとに市民が避難している部屋にも入った。
まあその時も扉を蹴り飛ばした。
それを見ている人たちからは歓声があがった。
僕はその部屋の中でもさっきの説明をして皆を自分の家に返した。
この小説を呼んでくれた方はブックマーク登録していってください。
評価もしていってください。
感想もお待ちしております。




