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僕は異人です  作者: シノユウ
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31/81

熱&解決&破壊

僕は今回の事を解決してくれそうな精霊を見つけた。

僕はその子に歩みよった。


「君はなんの精霊?」


僕が話しかけた精霊は少し戸惑いながらこう答えた。


「私は熱の精霊っす。」

「熱の精霊か。」


熱の精霊だったら雪原の事の原因の可能性はあるな。


「精霊ってさなんかの拍子に力を使っちゃう時ってある?」

「ありますっすよ。でもあまりそんなことは起きませんよ。」


そっか。でもあの雪原から感じた霊力はこの子の霊力とにているんだな。

まあ、来てもらったら分かるか。


「ちょっとさ僕についてきてもらってもいい?」

「いいっすけど何処にすか?」

「雪原だよ。」

「雪原っすか···。」

「?」


熱の精霊は少し考え込んだ。

ん、なんか心あたりでもあるのかな?


「なんか心あたりでもあるの?」

「何かがあったような気がするんすけど、まあ思出せないんでいいっす。

さあ、行きましょ。」

「う、うん」


なんか引っかかる言い方だな。

まあ、行ってみたら分かることもあるか。

僕はそう思ったが気にしないことにした。

僕は熱の精霊に手を差し出してこう言った。


「僕の手を握って。テレポートするから。」

「了解っす。」


熱の精霊はそう言って僕の手を握った。

そして僕がテレポートするために頭の中で雪原を思い浮かべようとしたとき空いていた僕のもう片方の手を二つの手が握った。

僕が握られた手の方を見ると精霊神のライとフウが僕の手を握っていた。


「なにしてんの?二人とも。」

「おかまいなく。」

「そんなこ」

「気にしないでください楓様。」


二人ともそう言ってきたの仕方ないと思い僕は二人の手もしっかり握った。

僕がもう一度二人の方を見ると顔が赤くなっていた。

なんでだ?この二人は不思議だな。

僕はそう思いながら雪原を思い浮かべた。


「《テレポート》」


僕達は雪が沢山積もった雪原にテレポートした。

テレポートしてすぐ僕の手を二つの手が力強く握った。

痛い痛い。

僕はそう思い強く握られた手の方を見るとライとフウが寒そうに震えていた。

二人とも僕を何も言わずに僕に何かを欲しているような顔をしてきた。

僕は寒くて凍えそうということが分かったので、僕は自分のマントを外して二人をマントの中に入れて上げた。もちろん僕も寒いので僕も一緒にだが。


「これで寒くはなくなった?」

「うん。」

「はい。ありがとうございます楓様。」


僕たちがそんな事をしていると熱の精霊が握っていた方の手が強く握られた。

痛い痛い。

僕はそっちを見ると熱の精霊が僕の方を見て「自分も!」と言いたそうな顔をしていた。


「君は熱の精霊だから寒くないでしょ。」


僕がそう言うと熱の精霊はもう一度僕の手を強く握ってきた。

痛い痛い。わかったから。入れてあげるよ。

僕はマントの中に熱の精霊も入れてあげた。

そうすると熱の精霊は凄く可愛い笑顔で僕を見てきた。

凄い可愛い笑顔だな。

僕はそう思いながらあることに気がついた。


「これ歩けなくね?」


マントの中でライとフウと熱の精霊が僕に抱きついていた。


「はあ。」


そんなにくっつかなくてもいいのに。

僕はそう思いながらマントの中の三人をみた。

三人とも僕の方を見て「ダメ?」といっているような顔をしていた。

はあ、仕方ないな。


「《フライ》」


僕はマントの中の三人を両脇に抱えて空を飛んで移動することにした。

僕はある程度飛んだところで着地した。


「ここなんだけど、熱の精霊、なんかわかる?」


僕は着地した一部だけ雪が積もっていないところで熱の精霊に聞いた。

すると熱の精霊はマントから出てきてそこら一面を見た。


「!」


熱の精霊は何かを思い出したみたいだった。


「何か思い出したの?」


僕がそう聞くと熱の精霊は申し訳無さそうにこう答えた。


「はい。ここは私が寝ていた時に力を使ってしまってその力がここに影響してるっす。」


え!そんなことで一種の魔獣を困らせたの?


「じゃあここだけ熱が下がらないってこと?」

「そうなるっす。しかも困った事に寝ている間に力を使ってしまったので解き方がわからないっす。」

「え!?」


解き方が分からないってやばいじゃん!どうしよ。

僕は慌てながらも解決策を考えた。

すると一つの考えが思い浮かんだ。

神力の使える僕ならこの力を消せるかな?

僕はそう思って精霊神のライとフウを見ると何も言わずに頷いていた。

僕の考えがわかったのかな?

とりあえずやってみるか。


「《ブレイク》」


僕は熱の精霊の力を破壊して元の状態に戻した。

すると何もなかった地面にどんどん雪が積もっていった。


「よし、成功したな。」


僕はそう言って僕の後ろにいた三人の方をみた。

すると三人とも驚いたような顔をして動かなかった。

僕は不思議に思った。


「どうしたの?僕のスキルの《創造》を使ってスキルの《破壊》をつくっただけだよ。」


僕がそう言うと三人とも首を左右にふった。


「それは違うぜ楓。」

「《創造》の力は創造神の力です。」

「そして《破壊》の力は破壊神様の力っすよ。」

「そうなの?だからどういうこと。」

「創造神は他の神の力は作れないんだ。」

「だから、楓様はもともと《創造》の力と」

「《破壊》の力を持っていたことになるんす。」


え!?どういうこと?僕が創造以外にも他の力を持っていたってこと?

でもそんなことできるの?

僕は今言われたことで頭が混乱していた。


「と、とりあえず一旦帰ってから話を整理しよう。」


僕はそう言って三人の手を握った。


「《テレポート》」

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