新種&赤
僕が気がついたのは次の朝だった。
あばらが痛むな。回復魔法覚えとけばよかった。
僕はそんな事を思いながら立ち上がった。
「巨獣は···いるな。」
僕は巨獣をストレージボックスにしまった。
「よし。帰るか。」
僕は屋敷の庭を思い浮かべた。
「《テレポート》」
僕は屋敷の庭にテレポートした。
とりあえず屋敷のリビングに戻ろう。
僕がリビングに入ると三人が集まっていた。
三人は僕を見つけると、飛び付いてきた。
あばら···痛い!
「大丈夫ですか?楓さん!」
「心配したしたんだよ~。」
「そうですわ。心配しましたわ。」
ちょっと、とりあえず離れて···。
「どこに行ってたんですか!」
「ごめん!皆とりあえず離れて。」
僕がそう言うと直ぐに離れてくれた。
あ~あばらが痛かった。
僕があばらを擦っていると、アエルが心配したような顔をして僕の顔を覗いてきた。
「大丈夫ですか?ケガしたんですか?」
「うん。なん本かあばらを折った。」
「それはいけません!でも私じゃあ骨折は治せないし···。」
そうかアエルは光属性の魔法は苦手だったけ。
「普通に楓が治せばいいじゃない。」
痛いとこついてきますね。
「僕実は回復魔法は覚えてないんだ。」
「そうだったんですか!?」
「うん。まあ今やってみるよ。」
僕は光属性の魔力を高めて魔法を使った。
「《ヒール》」
するとあばららへんが優しい光に包まれて痛みがひいてきた。
「成功したっぽい。」
「それはよかった。」
「安心しました。」
「安心しましたわ。」
はあ、よかった。痛みがひいた。回復魔法も使えたし。
そういえば巨獣をギルドに届けないといけないな。
「とりあえずご飯食べてくるよ。」
「私も」
「私もたべます。」
「わたくしも食べますわ。」
僕たちは食堂に行った。
僕は厨房を覗くとクリスさんがいた。
「クリスさん。昨日帰ってこれなくてご飯が食べれなくてすみませんでした。」
「いいですよ。その代わり今日はもっと力を入れて用意します。」
「ありがとうございます。」
クリスさんには申し訳なかったな。
僕たちは少し待つと朝ごはんがでてきた。
「フレンチトーストか。美味しそうだな。」
「そうですね。」
「食べようか。」
僕たちはフレンチトーストを食べ始めた。
甘くてとてもおいしかった。
「ごちそうさま。じゃあ僕はギルドに行ってくるよ。」
「行ってらっしゃい。気を付けてね。」
「そうですわ。気を付けてくださいね。」
「気を付けてください」
「分かったよ。」
僕は皆に心配されてから屋敷を出た。
「《テレポート》」
僕はギルドの裏の広場に出た。
誰もいないな。よし、リーンさんの所に行こう。
僕はギルドの中に入って受付に行った。
「リーンさんをお願いします。」
僕がそう言うと受付の人は裏に消えていった。
もう僕は受付の人に覚えられたな。
お、リーンさんがきたな。
「楓さん、裏に来てください。」
僕はリーンさんとギルドの裏に行った。
「今回はどんな巨獣でしたか?」
いきなり本題に入ったな。
「それがですね、見たことがないんですよ。」
「見たことがない?それは新種ということですか。」
「はい。そういうことです。ただ僕が見たことないだけかもしれませんが。」
僕はそう言ってストレージボックスから巨獣をだした。
「こ、これは···新種です。」
「え、本当ですか?」
「はい。私たちギルド責任者は全ての魔獣を覚えています。しかしこれは知りません。」
なるほど新種か。大発見だな。
「とりあえず報酬の聖金貨五枚です。」
僕はリーンさんから報酬を受け取った。
「これから私の部屋に来てもらってもいいですか?」
「いいですけど、やっぱり新種って凄い事なんですか?」
「そうですね。いろんな手続きなどをしないといけませんし。」
なるほど。ちょっと忙しくなりそうだな。
とりあえず僕は巨獣をストレージボックスにしまった。
僕たちはギルド内のリーンさんの部屋に入った。
「まず、こちらの紙にあった事を全ての書いてください。」
「わかりました。」
僕は昨日の事を書き終えて紙をリーンさんに渡した。
「なるほど。風属性魔法を使っていたと。」
「しかも凄く強力でした。跳んだ僕を風だけで落としましたから。」
「楓さんを落とすくらいの力と。なるほどなかなか危険ですね。」
「はい。パーティーメンバーを連れていってなくてよかったです。」
多分あの風を三人がくらったらすぐに吹き飛ばされそうだ。
「楓さん。あの魔獣の名前を決めてもらえませんか?」
「僕がですか?」
「はい。発見した本人が決めるのがいいと思います。」
「そうですね···。風を起こしていたから、ウィンドウホークとでも名付けましょうかね。」
自分でも思うけど大分適当だな。
「ウィンドウホークですね。わかりました。その名前で登録させていただきます。」
「はい。」
「あと、危険度なんですけど、どれくらいでした?」
前のミノタウロスより強かったからAプラスでいいかな。
「Aプラスくらいだと思います。」
「Aプラスですね。わかりました。それで登録させていただきます。」
「はい。」
新種も見つけたら見つけたで大変なのかな。
「そういえば楓さんは冒険者カードの色はなにですか?」
「確か黄色です。」
「そうですか。」
「それがどうかしたんですか?」
「楓さんは巨獣を倒しました。そして巨獣を一人で倒せる人はランクがAになるんですよ。」
なるほど。
「で、僕は巨獣を倒しているのでランクがAになると?」
「そうです。前は忙しくてちゃんとした事出来なかったで今日したいと思います。」
「わかりました。」
僕たちはリーンさんの部屋出て、受付方にいった。
「それでは楓さん、カードを貸してください。」
僕からカードを受けとるとリーンさんは機械カードを通した。
するとカードの色が赤変わっていた。
「お返しします。これで楓さんはランクAです。」
「ありがとうございます。」
「楓さんは一年も経たずにランクAなんて早すぎるんですよ。」
「そうなんですか。まあ僕は異人なんでありえますけどね。」
「そうですね。」
僕はカードを受け取った。
「楓さん、また近いうちにギルドから呼び出しがあると思うので、また来てくださいね。」
「わかりました。では僕はこれで。」
僕はリーンさんに頭を下げてからギルドをでた。
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