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神核生成とかいう意味不明スキルで擬神に守られてます  作者: れんP
第1章 神核の目覚め編

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第七十話 騒がしい昼休み


『異能学園高等学校』。


昼休み。


授業終了のチャイムが鳴った瞬間、教室の空気が一気に緩んだ。


生徒たちは友人同士で話し始め、

購買へ向かう者、

机に突っ伏して寝始める者、

中庭へ出ていく者など様々だ。


そんな中。


窓際の席で、神代レンは深くため息を吐いていた。


「……疲れた」


机に突っ伏す。


その横ではソレイナが静かに立っていた。


「お疲れ様です、主様」


「疲れるに決まってるだろ……数学の量おかしいって」


「ですが、主様はしっかり解けていました」


「最後のほう勘だぞ」


アヤネがノートを見つめながら呟く。


「主様、計算式を二つ飛ばしています」


「見るな」


「効率化ですか?」


「違う。面倒だっただけだ」


ユシルは窓際でふわふわ浮かびながら、

気持ちよさそうに日光を浴びていた。


「ふにゃ〜……平和だねぇ〜……」


フリートも机に肘をつきながら笑う。


「こういう日もいいですよね〜」


レンはその光景を見ながら苦笑した。


以前なら考えられなかった。


普通の高校生活。

普通の昼休み。


だが今では、

擬神たちがいるこの空間が当たり前になりつつある。


その時。


ガラッ。


勢いよく教室の扉が開いた。


「レン〜!」


朝比奈咲夜だった。


その後ろには月影詩乃と氷室凛の姿もある。


「また来たのかお前ら」


「またとは失礼だな〜!」


咲夜は笑いながらレンの前の席に座った。


詩乃は静かに近くへ来る。


凛は呆れたように肩を竦めた。


「最近ここ、生徒会室より集まってる気がするわ」


「たしかに……」


レンが周囲を見る。


クラスメイトたちは完全に慣れていた。


「あーまた来てる」

くらいの反応である。


咲夜がレンの机を見る。


「おっ、お昼買った?」


「あぁ」


レンが袋を持ち上げる。


購買の焼きそばパン。


すると。


ユシルがじーっとパンを見る。


「……主ぃ〜」


「なんだ」


「ひとくち〜」


「嫌だ」


「けち〜」


「購買行けばよかっただろ」


「眠かった〜」


アヤネが小さく手を上げる。


「主様、私は甘いものが食べたいです」


「お前もか」


フリートまで手を挙げた。


「私は魚系がいいです!」


「なんで注文始まってるんだよ」


ソレイナは静かに目を閉じる。


「私は必要ありません」


レンが少し驚く。


「珍しいな」


「擬神ですので、基本的に食事は不要です」


「でも食うだろ」


「……主様と同じ時間を共有したいので」


レンは一瞬固まった。


咲夜がニヤニヤする。


「おぉ〜?」


凛も口元を押さえる。


「ふぅん?」


レンは顔を逸らした。


「変な意味じゃないからな!?」


ソレイナは首を傾げる。


「? はい」


詩乃がノートに何かを書き込む。


「今の反応……興味深い」


「記録するな」


ユシルはくすくす笑っていた。


そんな騒がしい空間。


だが――。


レンはふと気づく。


「そういや修也は?」


凛が答えた。


「生徒会の仕事。先生に呼ばれてたわ」


「また仕事か……」


「会長だもの」


咲夜が机に頬杖をつく。


「でも修也ってほんとすごいよね〜。勉強できるし強いし仕事できるし」


「まぁ、あいつは別格だな」


詩乃も静かに頷いた。


「剣も強い……あの異能は特別」


レンは以前の戦いを思い出す。


天へ届くほどのオーラを纏った剣。


あの力は確かに圧倒的だった。


ソレイナが静かに呟く。


「ですが、主様も弱くありません」


「いや、俺なんもできねぇだろ」


「いいえ」


アヤネも続ける。


「主様は中心です」


フリートが元気よく頷いた。


「はい!主さんがいるから私たちは戦えます!」


ユシルも笑った。


「そ〜だよ〜」


レンは少し困ったように頭を掻く。


「なんか照れるな……」


その時。


昼休み終了五分前を知らせるチャイムが鳴った。


「あ、やば」


咲夜が立ち上がる。


「戻らないと〜!」


凛も小さくため息を吐いた。


「次、移動教室だったわね」


詩乃はノートを抱える。


「……また後で」


三人は教室を出ていった。


静かになる教室。


レンは窓の外を見る。


青空。


穏やかな風。


平和な昼休み。


そんな空気の中――。


ソレイナだけが、

ふと窓の外を鋭く見つめていた。


「ソレイナ?」


「……いえ」


彼女は静かに目を細める。


「気のせいなら、いいのですが」


アヤネも僅かに視線を動かした。


フリートも笑顔を消している。


ユシルだけはぽやぽやしていた。


「ん〜?」


レンは眉をひそめる。


「何かあったのか?」


ソレイナは数秒沈黙し――。


そして静かに首を横に振った。


「……問題ありません、主様」


だが。


その言葉とは裏腹に。


炎の擬神の瞳は、

確かに“何か”を警戒していた。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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