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神核生成とかいう意味不明スキルで擬神に守られてます  作者: れんP
第1章 神核の目覚め編

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第三十二話 「侵入者と静かな宣言」

俺は神代レン。

普通の高校生――だったが。


 


スキル《神核生成》で炎の擬神ソレイナが現れ、

自然の擬神ユシル、操りの擬神アヤネも加わり、

そして生徒会に入ることになった。


 


 


――その日の夕方。


 


 


「来たな」


 


 


天城修也の低い声が響いた。


 


 


校門付近。


 


 


黒いフードを被った複数の影が、学園へと侵入してきていた。


 


 


「トランセンド・ラボの部下、ってやつか」


 


 


咲夜が拳を握る。


 


 


「数は……五」


 


 


「いや、もっといる」


 


 


凛が静かに訂正する。


 


 


 


「行くぞ」


 


 


レンは前に出た。


 


 


 


「ソレイナ」


 


 


「はい、主様」


 


 


 


炎が走る。


 


 


 


「――《紅蓮斬(れんごくざん)》!」


 


 


 


一瞬で、先頭の一人が吹き飛ぶ。


 


 


 


「ぐっ……!?」


 


 


 


「ユシル!」


 


 


 


「はい〜……」


 


 


 


緑の蔓が地面から伸びる。


 


 


 


翠蔓拘束(すいまんこうそく)


 


 


 


数人の足を絡め取り、動きを止める。


 


 


 


「アヤネ!」


 


 


 


レンが叫ぶ。


 


 


 


「了解です」


 


 


 


アヤネが一歩前に出る。


 


 


 


小さな手が、地面に触れた瞬間――


 


 


 


ガガガガガッ!!


 


 


 


校舎の周囲のコンクリートが“動いた”。


 


 


 


柱が伸び、壁が歪み、敵の動きを完全に封じ込める。


 


 


 


「なっ……!」


 


 


 


「これが“操り”か……!」


 


 


 


「すごいね……」


 


 


咲夜が驚く。


 


 


 


だが――


 


 


その瞬間だった。


 


 


 


「……おやおや」


 


 


 


低い声。


 


 


 


校庭の影から、一人の男が歩いてくる。


 


 


 


2メートル近い巨体。


 


 


筋肉で膨れ上がった腕。


 


 


フードを外すと、無機質な目がこちらを見た。


 


 


 


「遊びは終わりか?」


 


 


 


空気が変わる。


 


 


 


「……こいつは」


 


 


天城が目を細める。


 


 


 


「さっきのとは“格”が違う」


 


 


 


男は軽く首を鳴らした。


 


 


 


「実験体の回収ついでに、少し遊びに来ただけだが……」


 


 


 


「いいサンプルがいるな」


 


 


 


その視線が、レンに向く。


 


 


 


ゾクリ、と背筋が冷えた。


 


 


 


「……主様」


 


 


ソレイナが構える。


 


 


 


「危険です」


 


 


 


「分かってる」


 


 


レンは歯を食いしばる。


 


 


 


「ユシル!」


 


 


「むり〜……あれ強い〜……」


 


 


珍しくユシルが弱気を見せた。


 


 


 


「アヤネ!」


 


 


 


レンが振り向く。


 


 


 


アヤネは静かに男を見ていた。


 


 


 


そして――


 


 


小さく息を吸う。


 


 


 


「……私が対処します」


 


 


 


「え?」


 


 


 


「この相手は、“物理干渉”の応用では止まりません」


 


 


 


アヤネは一歩前へ出る。


 


 


 


「なので――私が制御します」


 


 


 


「お、おい……アヤネ!」


 


 


レンが止めようとするが。


 


 


 


アヤネは振り返らない。


 


 


 


ただ静かに。


 


 


 


「命令を」


 


 


 


その言葉だけを残した。


 


 


 


大男が笑う。


 


 


 


「面白いじゃないか、小さいの」


 


 


 


その瞬間――


 


 


アヤネの周囲の地面が、静かに“鳴いた”。


 


 


 


レンは息を呑む。


 


 


 


(……こいつ、本気でやる気だ)


 


 


 


そして――


 


 


戦いは、さらに深い領域へと踏み込もうとしていた。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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