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神核生成とかいう意味不明スキルで擬神に守られてます  作者: れんP
第1章 神核の目覚め編

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第二十八話 「ちょっとした平穏と、ちょっとした騒ぎ」

俺は神代レン。

普通の高校生――だったが。


 


スキル《神核生成》で炎の擬神ソレイナが現れ、

自然の擬神ユシルも加わり、

そして生徒会に入ることになった。


 


 


――いろいろあった翌日。


 


 


「……ねっむ……」


 


 


机に突っ伏しながら、俺は完全にやる気を失っていた。


 


 


「おい神代、授業中だぞ」


 


 


教師の声が飛ぶ。


 


 


「起きてます……一応……」


 


 


起きてる“つもり”だ。


 


 


 


「昨日も何かやってたのか?」


 


 


後ろの席のやつが小声で聞いてくる。


 


 


「まぁな……ちょっとな……」


 


 


説明できない“ちょっと”が多すぎる。


 


 


 


その時。


 


 


――ふわぁ……


 


 


 


「……?」


 


 


なんとなく視線を感じて窓の方を見ると。


 


 


 


「主〜〜〜」


 


 


 


「出てくるな!!」


 


 


 


ユシルが普通に窓の外に浮いていた。


 


 


 


「なんで!?」


 


 


「ひまだった〜〜〜」


 


 


「だからって来るな!」


 


 


 


教室がざわつく。


 


 


「またあの子だ……」


 


 


「浮いてる……」


 


 


「なんか慣れてきた自分が怖い」


 


 


 


「主もひま〜?」


 


 


「授業中だ!」


 


 


 


「えらいね〜〜〜」


 


 


「褒め方が雑!」


 


 


 


その時。


 


 


「神代、外が気になるなら廊下に出るか?」


 


 


先生の圧。


 


 


 


「いえ大丈夫ですすみません」


 


 


即座に頭を下げる。


 


 


 


「……ユシル、後でな」


 


 


小声で言うと、


 


 


「は〜い〜……」


 


 


ふよ〜っとどこかへ消えていった。


 


 


 


「……なんなんだよあいつ」


 


 


 


◇◇◇


 


 


放課後。


 


 


「主様」


 


 


校門を出たところで、ソレイナが隣に立つ。


 


 


「本日は比較的平和でしたね」


 


 


「ああ、まぁな」


 


 


レンは空を見上げる。


 


 


何も起きない一日。


 


 


それだけで、少しだけ安心する自分がいた。


 


 


 


「……でも」


 


 


ソレイナが静かに言う。


 


 


「こういう時ほど、警戒は必要です」


 


 


「だよな」


 


 


 


その時。


 


 


「主〜〜〜」


 


 


 


「だからどこにでも出てくるな!」


 


 


 


ユシルが電柱の上から手を振っていた。


 


 


 


「ねぇねぇ〜」


 


 


 


「なんだよ」


 


 


 


「アイス食べたい〜〜〜」


 


 


 


「……は?」


 


 


 


「アイス〜〜〜」


 


 


「いや急に何言ってんだ」


 


 


 


「たべたい〜……」


 


 


 


沈黙。


 


 


 


「……ソレイナ」


 


 


「はい」


 


 


 


「擬神って、アイス食うのか?」


 


 


 


「必要はありませんが……興味はあるかと」


 


 


 


「ある〜〜〜」


 


 


 


「お前はあるのかよ」


 


 


 


 


数分後。


 


 


 


「……なんでこうなった」


 


 


 


コンビニ前。


 


 


 


ユシルはアイスを持って、幸せそうにふわふわしていた。


 


 


「おいし〜〜〜……」


 


 


 


「普通に食ってるし」


 


 


 


「主様、少しだけ分けてもらえますか」


 


 


 


「ソレイナまで!?」


 


 


 


「興味があります」


 


 


 


「……はいよ」


 


 


 


こうして、なぜか擬神たちとアイスを食べることになった。


 


 


 


「……なんだこれ」


 


 


レンは小さく笑う。


 


 


 


戦いも、危険もある。


 


 


けど。


 


 


こういう時間も、確かにある。


 


 


 


「……まぁ、悪くないか」


 


 


 


ユシルは嬉しそうに笑い、


 


ソレイナは静かに味を確かめ、


 


レンはそれを見て苦笑する。


 


 


 


そんな、少しだけ平和な放課後。


 


 


 


――だがその裏で。


 


 


見えないところで、“何か”は確実に動いていた。


 


 


次の嵐へ向けて。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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