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神核生成とかいう意味不明スキルで擬神に守られてます  作者: れんP
第1章 神核の目覚め編

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第二十四話 「残滓を追って」

俺は神代レン。

普通の高校生――だったが。


 


スキル《神核生成》で炎の擬神ソレイナが現れ、

自然の擬神ユシルも加わり、

そして生徒会に入ることになった。


 


 


町中の路地裏。


 


 


「……この辺りだな」


 


 


レンは足を止め、周囲を見渡す。


 


 


さっき感じた“違和感”。


 


それは確かに、この奥から漂ってきていた。


 


 


「主様」


 


 


ソレイナが地面に視線を落とす。


 


 


「……残っています」


 


 


「残ってる?」


 


 


レンが覗き込む。


 


 


そこには、肉眼ではほとんど見えないほど薄い――


 


黒い“もや”のようなものが、地面にまとわりついていた。


 


 


「これって……」


 


 


「異能暴走状態の“残滓”です」


 


 


ソレイナが静かに言う。


 


 


「完全に消えきらなかったエネルギーの痕跡」


 


 


「……つまり」


 


 


「最近ここで発生した可能性が高い、ということです」


 


 


 


ユシルがふわりと降りてきて、その“もや”に手をかざす。


 


 


「……やっぱり、いやなかんじ……」


 


 


「強いのか?」


 


 


「うん……まだ、のこってる……」


 


 


 


月影はしゃがみ込み、ノートを開く。


 


 


さらさら、と何かを書き込んでいく。


 


 


「何書いてるんだ?」


 


 


レンが覗き込むと――


 


 


「……流れ」


 


 


短く答える。


 


 


「エネルギーの動き……こっちに行ってる」


 


 


そう言って、路地のさらに奥を指さした。


 


 


 


「……追うか」


 


 


レンが言う。


 


 


「はい」


 


 


ソレイナが即座に応じる。


 


 


「いく〜……」


 


 


ユシルもふわふわとついてくる。


 


 


月影はノートを閉じ、小さく頷いた。


 


 


「……うん」


 


 


 


◇◇◇


 


 


路地は、どんどん細くなっていく。


 


 


人の気配は消え、音も少なくなる。


 


 


「……完全に裏通りだな」


 


 


レンが小声で言う。


 


 


「警戒を」


 


 


ソレイナの声も低くなる。


 


 


 


そして――


 


 


「……あれ」


 


 


月影が足を止めた。


 


 


その視線の先には――


 


 


古びた倉庫。


 


 


以前見た場所に似ているが、もっと奥まった位置にある。


 


 


「ここから……濃い」


 


 


月影が静かに言う。


 


 


「……間違いないな」


 


 


レンは息を整える。


 


 


 


「主様」


 


 


ソレイナが一歩前に出る。


 


 


「先に確認しますか?」


 


 


「いや……一緒に行く」


 


 


レンは首を振る。


 


 


「今回は“4人”だろ」


 


 


 


「……了解」


 


 


 


ユシルはぼんやりと倉庫を見つめている。


 


 


「……なかに、いるね〜……」


 


 


 


「数は?」


 


 


レンが小声で聞く。


 


 


「……ひとつじゃない……」


 


 


 


その言葉に、空気が張り詰める。


 


 


 


レンはゆっくりと、倉庫の扉に手をかける。


 


 


ギィ……


 


 


古びた音を立てて、扉がわずかに開く。


 


 


中は暗い。


 


 


だが――


 


 


「……っ」


 


 


レンは息を呑んだ。


 


 


 


そこには。


 


 


黒い靄をまとった“異能暴走状態”の男。


 


 


そして――


 


 


その周囲に立つ、複数の“フードを被った影”。


 


 


 


「……なんだよ、あれ……」


 


 


 


影たちは、まるでこちらに気づいているかのように――


 


 


ゆっくりと、顔を向けた。


 


 


 


その瞬間。


 


 


“ただの暴走”ではないと、直感した。


 


 


 


これは――


 


 


誰かが“作っている”。


 


 


 


レンの背中に、冷たいものが走る。


 


 


 


静かに。


 


 


だが確実に。


 


 


事態は、想像以上に大きくなり始めていた――。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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