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神核生成とかいう意味不明スキルで擬神に守られてます  作者: れんP
第1章 神核の目覚め編

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第二十話「にぎやかな帰宅と新しい日常」


 


 俺は神代レン。

 普通の高校生――だったが。


 


 スキル《神核生成》で炎の擬神ソレイナが現れ、

 さらに自然の擬神ユシルも加わり、

 そして生徒会に入ることになり――


 


 今日、初めて“戦い”を経験した。


 


 


 ――そして。


 


 


「ただいま〜……」


 


 


 玄関のドアを開けながら、ぐったりとした声が漏れる。


 


 正直、体も頭も限界に近い。


 


 


 だが。


 


 


「……って、なんでいる」


 


 


 視界に入った光景に、思わずツッコミが出た。


 


 


「念のためよ」


 


 


 当たり前のように立っていたのは――氷室凛(ひむろ りん)


 


 


「念のためってなんだよ念のためって」


 


 


「あなた、初任務帰りよ?何があるか分からないでしょ」


 


 


「いやまぁ……そうだけどさ……」


 


 


 理屈は分かる。分かるけど。


 


 


 なんで家にいるんだ。


 


 


 


「あらおかえり〜……」


 


 


 奥から母さんの声。


 


 


 そして、こちらを見た瞬間。


 


 


「……まあ!」


 


 


 ぱっと表情が明るくなる。


 


 


「また増えてる」


 


 


「増えてるって言うな」


 


 


 


「お母様〜〜〜」


 


 


 その瞬間。


 


 


 ふわぁ〜っと、ユシルが前に出る。


 


 


「はじめまして〜〜自然の擬神『ユシル』だよ〜〜〜」


 


 


 ゆるっゆるの自己紹介。


 


 


「まあまあまあまあ!」


 


 


 母さん、テンション爆上がり。


 


 


「ふわふわしてるし可愛いし増えてるし最高ねぇ!」


 


 


「評価の基準どうなってんの!?」


 


 


 


「よろしくね〜お母様〜……」


 


 


 ユシルはそのまま、ふよ〜っと近づいていく。


 


 


「まあまあ、ちゃんとご挨拶できてえらいわねぇ〜」


 


 


 なでようとして――


 


 


「あら?浮いてる?」


 


 


「うん〜……浮いてる〜……」


 


 


「すごいわねぇ〜!」


 


 


 順応が早い。


 


 


 


 一方。


 


 


 ソレイナは一歩下がった位置で、静かに頭を下げる。


 


 


「改めまして、お母様。本日も主様をお守りできたことをご報告いたします」


 


 


「まぁ〜、ソレイナちゃんは相変わらずしっかりしてるわねぇ」


 


 


「当然です」


 


 


 きっぱり。


 


 


 対照的すぎる二人。


 


 


 


「……で?」


 


 


 レンは視線を横に向ける。


 


 


「氷室はいつまでいるんだ?」


 


 


「状況確認が終わるまで」


 


 


「まだ終わってないのかよ……」


 


 


 


「それに」


 


 


 凛が少しだけ真面目な顔になる。


 


 


「今日の件、軽く見ないほうがいいわ」


 


 


「……」


 


 


 その言葉に、空気が少しだけ引き締まる。


 


 


「オーバーロードが発生したってことは、何か原因があるはず」


 


 


「自然発生とは考えにくい……」


 


 


「つまり?」


 


 


「誰かが関わってる可能性があるってこと」


 


 


 


「……マジかよ」


 


 


 さっきまでのゆるい空気が、一気に現実に引き戻される。


 


 


 


「でも今は!」


 


 


 母さんがパンッと手を叩く。


 


 


「ご飯にしましょう!」


 


 


「切り替え早いな!?」


 


 


 


「だってレン、疲れてるでしょ?」


 


 


「それはまぁ……」


 


 


「栄養は大事よ〜!」


 


 


 


「……確かに」


 


 


 否定できない。


 


 


 


「ユシルちゃんは食べられるの?」


 


 


「ん〜……食べなくてもいいけど〜……ちょっとなら食べる〜……」


 


 


「まあ!じゃあいっぱい作らなきゃ!」


 


 


 


「私は不要です」


 


 


 ソレイナは即答。


 


 


「でも見てるだけでも楽しいでしょ〜?」


 


 


「……それは、否定しません」


 


 


 


「氷室ちゃんも食べていくでしょ?」


 


 


「……いただきます」


 


 


 普通に受け入れた。


 


 


 


 こうして。


 


 


 なぜか増えたメンバーでの夕食が始まった。


 


 


 


「……なんかさ」


 


 


 レンはぽつりと呟く。


 


 


「普通じゃないよな、これ」


 


 


 


 向かいには生徒会のメンバー。


 


 隣には擬神。


 


 そして、母さんはいつも通り。


 


 


 


「でも〜……」


 


 


 ユシルが、ぼんやりと笑う。


 


 


「たのしいよ〜……」


 


 


 


「……」


 


 


 その一言に、少しだけ肩の力が抜ける。


 


 


 


「……まぁ、悪くないか」


 


 


 


 そう思えた。


 


 


 戦いも、謎も、不安もある。


 


 


 けど――。


 


 


 こうして笑える時間があるなら。


 


 


 それも、悪くない日常だ。


 


 


 


 だがその裏で。


 


 


 確実に、“何か”は動き始めている。


 


 


 レンたちの知らないところで――。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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