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神核生成とかいう意味不明スキルで擬神に守られてます  作者: れんP
第1章 神核の目覚め編

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第百二十九話 『五柱の光と滅王獣』


 五色の光。


 紅。


 翠。


 蒼。


 紫。


 金。


 五柱の擬神の力が神代レンを中心に渦を巻く。


 その膨大な神気により周囲の空間すら震え始めていた。


 天城修也。


「凄まじい……」


「これほどの神気、初めて見る」


 氷室凛。


「これが……五柱同調……」


 朝比奈咲夜。


「すごーい!」


「レン君が光ってる!」


 月影詩乃。


「綺麗……」


 一方。


 黒衣の男は初めて余裕の笑みを消していた。


「ありえない」


「たかが人間が」


「たかが擬神五柱程度で」


「グラディアを脅かすなど……」


 しかし。


 滅王獣グラディアは違った。


 無数の赤い眼。


 巨大な身体。


 異形の翼。


 その怪物は確かに理解していた。


 今目の前にいる存在が危険であることを。


 低く唸る。


 大地が揺れる。


 そして。


 次の瞬間。


 咆哮。


 巨大な衝撃波が放たれた。


 山を砕くほどの圧力。


 だが。


 レンは動かない。


 ソレイナ。


「主様」


「行けます!」


 フリート。


「全部受け止めます!」


 ユシル。


「ふゆぅ~!」


 アヤネ。


「任せてください」


 アイナ。


「最適防御計算完了」


 レン。


「みんな!」


「あぁ!」


 右腕の紋様が輝く。


神炎海樹(しんえんかいじゅ)操知壁(そうちへき)!!」


 五色の光が巨大な壁となって展開。


 衝撃波と激突する。


 ドゴォォォォォ!!


 轟音。


 しかし。


 防ぎきった。


 朝比奈咲夜。


「防いだ!」


 氷室凛。


「本当に……」


 黒衣の男。


「馬鹿な!」


 今度はグラディアが突進。


 巨大な牙。


 巨大な爪。


 全てを破壊する災厄。


 レン。


「来るぞ!」


 アイナ。


「右前方三十度!」


「爪攻撃!」


 アヤネ。


「主殿!」


「左へ!」


 レン。


「あぁ!」


 一瞬で回避。


 巨大な爪が地面を切り裂く。


 その隙。


 ソレイナ。


「今です!」


 レン。


神炎斬(しんえんざん)!!」


 紅蓮の一閃。


 だが。


 ガギィン!!


 硬い。


 硬すぎる。


「くっ!」


 フリート。


「なら!」


海流槍撃(かいりゅうそうげき)!」


 巨大な水槍。


 しかし。


 グラディアの翼で弾かれる。


 ユシル。


「えーい!」


森羅樹縛(しんらじゅばく)!」


 無数の樹木。


 だが。


 巨大な咆哮だけで粉砕。


 天城修也。


「なんという怪物だ……」


 月影詩乃。


「まだ……倒れない……」


 その時。


 グラディアの赤い眼が輝く。


 嫌な予感。


 アイナ。


「危険!」


「超高密度エネルギー!」


 黒衣の男が笑う。


「終わりだ」


「滅王咆砲」


 口が開く。


 赤黒い光。


 圧倒的な破壊。


 空気が震える。


 山が揺れる。


 天城修也。


「全員下がれ!!」


 しかし。


 間に合わない。


 その瞬間。


 レンの前へ。


 五柱が並んだ。


 ソレイナ。


「主様は」


 フリート。


「私達が」


 アヤネ。


「守ります」


 ユシル。


「えへへ~」


 アイナ。


「当然です」


 レン。


「みんな……」


 次の瞬間。


 超破壊光線が放たれる。


 ズドォォォォォォン!!


 世界が白く染まる。


 爆発。


 衝撃。


 土煙。


 朝比奈咲夜。


「レン君!!」


 氷室凛。


「そんな……!」


 黒衣の男。


「終わったか」


 だが。


 違った。


 煙の中。


 五色の結界。


 そして。


 その中心。


 傷つきながらも立つ神代レン。


 ソレイナ。


「まだです」


 フリート。


「まだ終わってません!」


 ユシル。


「負けないよ~」


 アヤネ。


「当然です」


 アイナ。


「勝率上昇」


「七十三パーセント」


 レンが笑った。


「ありがとな」


「みんな」


 そして。


 その時だった。


 アイナの目が輝く。


「解析完了!」


 全員。


「!?」


 アイナ。


「グラディアの核」


「胸部中央」


「ですが通常攻撃では破壊不能」


 天城修也。


「ならどうする!」


 アイナ。


「五柱全神気を一点集中」


「主君の右腕」


「成功率」


「五十四パーセント」


 氷室凛。


「低い……」


 アイナ。


「ですが」


「現在の最高値です」


 静寂。


 そして。


 レンは笑った。


「十分だ」


「今までだってそうだった」


「ゼロじゃないなら」


「やるしかない」


 ソレイナ。


「主様……」


 フリート。


「主さん!」


 ユシル。


「えへへ~!」


 アヤネ。


「ふふ」


 アイナ。


「はい!」


 五柱が笑顔になる。


 そして。


 黒衣の男は初めて怒りを露わにした。


「やめろ!」


「それだけは!」


「それだけは駄目だ!」


「グラディア!!」


「殺せ!!」


 巨大な獣王が再び咆哮する。


 赤い眼が無数に輝く。


 災厄の王。


 滅王獣グラディア。


 そして。


 五柱の擬神。


 神代レン。


 ついに。


 長き戦いは最終局面へ。


 互いの全てを賭けた最後の激突が。


 今。


 始まろうとしていた。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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