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神核生成とかいう意味不明スキルで擬神に守られてます  作者: れんP
第1章 神核の目覚め編

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第百六話 知識の擬神・後編



俺は神代レン。普通の高校生、だったがスキル《神核生成》というスキルでソレイナと言う炎の擬神がでてきて俺の普通は終わった。そして、生徒会に入ることなりユシルと言う自然の擬神を召喚しそして次に操りの擬神アヤネが新たな仲間になった。そして、海洋の擬神フリートを召喚した。


『異能学園高等学校』生徒会室。


さきほどの光の余韻がまだ室内に残っているような錯覚すらあった。


その中心に立つ少女。


赤紫の髪を揺らし、ドレスの裾を整えながら、静かにこちらを見ている。


「アイ...ナ......」


レンの声は、まだ現実を理解しきれていないようだった。


「はい!アイナです」


即答。


明るく、はっきりとした声。


その場の空気との温度差がすごい。


ソレイナが一歩前に出る。


「アイナ、もしかして、なのですが......わかってました?主様がスキルを使うのを」


アイナは一瞬も迷わず頷いた。


「はい!これまでのスキル使用とその他もろもろ計算したところ!高確率で私が来ると」


その言葉に、生徒会室の空気がわずかに揺れる。


氷室凛が眉をひそめる。


「計算で召喚位置まで予測できるの?」


アイナは嬉しそうに頷く。


「はい!可能性はあります!」


「いやそれ普通に怖いんだけど」


朝比奈咲夜が苦笑する。


月影詩乃は紙に目を落としたまま呟く。


「とても……複雑」


アヤネは軽く息を吐いた。


「相変わらずですね、アイナ」


「はい!」


即答だった。


ユシルは興味津々で近寄る。


「よろしくね〜アイナ〜」


「はい!よろしくお願いします!」


フリートも笑顔を見せる。


「よろしくね、アイナちゃん!」


「はい!主君も!」


アイナはレンの方をしっかり見て言った。


レンは少しだけ視線を逸らす。


「お、おう、よろしくな」


その様子を見て、ソレイナが静かに補足するように言った。


「アイナの頭脳はスーパーコンピュータを大きく上回るから」


その瞬間だった。


空気が一変する。


天城修也が静かに目を細める。


「……今、なんと言った?」


「スーパーコンピュータを大きく上回るから」


ソレイナは淡々と繰り返す。


氷室凛が椅子から少し身を乗り出した。


「それ、本気で言ってるの?」


アイナは首を傾げる。


「はい!本気です!」


朝比奈咲夜が小さく叫ぶ。


「え、なにそれすごい!ほんとにすごい!」


月影詩乃は紙をめくる手を止めたまま固まっている。


「……理解が追いつかない」


ユシルは目を輝かせる。


「アイナすご〜い!」


フリートは少し驚きながらも微笑む。


「頼もしいですね」


アヤネは冷静に分析するように言った。


「主様の負担軽減にも繋がる可能性があります」


その言葉に、レンは少しだけ考えるように黙る。


アイナはそんな空気を気にする様子もなく、机の上の書類を一枚手に取った。


「これは……」


さらさらと指でなぞる。


「この書類の申請ミス確率は約37.2%です!」


「え?」


氷室凛が即座に反応する。


「そんなの見ただけで分かるの?」


アイナはにっこり笑う。


「はい!過去データと整合性から!」


天城修也が腕を組む。


「……面白い」


レンは横目でアイナを見る。


「お前、何でも分かるのか?」


アイナは少しだけ首を傾けた。


「いいえ」


「?」


「“知識がある範囲”だけです!」


その言葉に、少しだけ安心するような空気が流れる。


しかし同時に、それでも十分すぎるほど異常だと全員が理解していた。


アイナは続ける。


「ですが、戦況予測、能力解析、行動シミュレーションは得意です!」


「戦闘にも使えるってことか」


レンが呟くと、アイナはこくりと頷いた。


「はい!」


ソレイナが小さく目を細める。


「また新しい可能性が増えましたね」


アヤネも静かに頷く。


「主様の戦略幅が広がります」


ユシルは両手を上げる。


「わ〜い!」


フリートは少しだけ真剣な顔になる。


「でも、強すぎると逆に危ない気もしますね」


その言葉に、場の空気が一瞬だけ引き締まる。


天城修也は静かに言った。


「その通りだ」


全員の視線が集まる。


修也はレンを見る。


「戦力が増えるのは良い」


「だが、扱えるかどうかは別問題だ」


レンは黙る。


アイナも静かにその言葉を聞いていた。


修也は続ける。


「アイナ。お前の能力は、生徒会にとって大きな力になる」


「はい!」


「だが同時に、制御と理解が必要だ」


「理解……ですか?」


「そうだ」


修也はゆっくりと頷いた。


「力は、ただ持つだけでは意味がない」


その言葉に、アイナは一瞬だけ静かになる。


そして小さく笑った。


「なるほど!勉強ですね!」


「そうだ」


レンはそのやり取りを見ながら、小さく息を吐いた。


「また面倒なの増えたな……」


ソレイナが微笑む。


「ですが主様、これで戦力は確実に増えました」


アヤネも同意する。


「有用性は非常に高いです」


ユシルは無邪気に笑う。


「アイナと一緒、楽しそう〜!」


フリートも頷く。


「心強いですね」


アイナは両手を軽く合わせる。


「これからよろしくお願いします!主君!」


レンは少しだけ苦笑した。


「あぁ……よろしくな」


その瞬間だった。


生徒会室の窓の外。


風が一瞬だけ強く吹いた。


紙が一枚、机の上で揺れる。


誰も気付かないほどの、小さな違和感。


だがその風の向こうで。


遠く、誰かが静かに呟いたような気がした。


――戦力増強、確認。


生徒会室の明るさとは裏腹に。


何かが、また動き始めていた。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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