対人封印魔法
何回かの授業を経てうまく封印魔法を使えるようになった。
「うまく使えるようになったところで応用編だ。封印魔法を対人戦で使えるようにする。」
原理からして対人戦で使えるようにチューニングすることはできるだろう。
しかしどうやれば人に対して掛けることができるのだろうか。
「とりあえずそれで攻撃してこい。」
そういわれて渡されたのはスポンジの棒だった。
とりあえず言われたとおりに攻撃を仕掛けてみる。
突如宙に魔法陣が出現しそこから鎖が飛び出て拘束された。
「これが物理的な封印を施す魔法だ。」
急に鎖が消えて倒れそうになる。
『動くことを禁ずる』
急に体が動かなくなった。
「これが概念的な封印だ。」
『戻れ』
体に重力が戻ってきて倒れそうになるが何とか踏み止まる。
拘束するために二種類の封印魔法を見せてもらえた。
鎖で物理的に拘束された時も概念的に拘束された時もどちらも動くことができなかったが、物理的な拘束なら破ることも不可能ではなさそうに感じる。
「それぞれの利点と欠点について説明していく。
物理的な封印は、言葉通りの事をする。
例えば、石の下敷きだったり今みたいに鎖で縛り上げたり。
この方法の欠点は明白で、物理的な障害を破壊されると効果がなくなることだ。
概念的な封印は少し特殊だ。
今回は互いに動けないという条件を課すことで動きを封じた。
他にも互いに通れない壁の生成や、お約束の展開をすることで相手に行動を強制することは概念的な封印に入る。
ぶっちゃけこっちの定義はかなり難しいが、欠点は術者視点で互いが対等であるような条件設定が必要であるということだ。
これが甘いと相手に破られる可能性が大きく上がる。
基本的に戦闘でどちらかを使うなら、物理的な封印を使う方がいいだろう。
相手の戦意を明確に奪うことができる。
まあ物理的な封印に概念的な封印を乗せることが多いんだがな。
物理的な封印を概念的な補強することで必殺のコンボになる。
例えばさっき使った鎖にも互いに傷を与えられないという概念を付加している。
封印魔法とそのほかの魔法の相互作用については次回の授業でやろう。」
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