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終息?
事態はだいぶ落ち着いてきたみたいだ。
あとは空を覆う赤い膜を破壊するだけで、事態の収束とするようだ。
とりあえず膜の破壊は夜に行われるようで、今日のところは家に帰ることになった。
家に着く。
いつもなら忙しく人の往来がある時間だが、みんな出払ってしまっているようで待機中の数人しかいない。
夕飯を食べて、お風呂に入って就寝しようとする。
どうにも考え込んでしまってなかなか寝付けない。
襲撃犯の主犯は何を目的としていたのだろうか。
この国への打撃を与えたいのであればもっと大規模に事を起こすべきだろう。
学校含むここら辺をピンポイントで狙う意味が分からない。
もっと分散させて狙えば、対応に出る人材も集中させなくて済む。
なぜばらけさせなかった?
ふと疑問が頭をよぎる。
これまでのことを整理してみる。
襲撃犯は、多くの魔力の持ち主を襲撃した。
高い技量を持つ魔法使いが多い学校を襲撃した。
これは計画的な犯行である。
すべて敵の計画のうちだったとして、こちら側が次に起こす行動は…
まずい。
非常にまずい。
もし予想が当たっていたら、大変なことになる。
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