解決されていない問題
目を覚ますと布団の上にいた。
隣には知らない女性がいる。
とりあえず上半身を起こす。
妙に体が重い。
「まだ寝ていなさい。」
隣にいた女性がそう言って布団をかけてくれる。
とりあえず何が起きたのかを聞く。
「寝ながら聞いてください。
あなたは本来なら複数人が全力で魔力を振り絞ってやっとできる作業を一人でこなした結果、魔力が枯渇して危険な状態になっています。
校舎を修復してくれたので、保健室に運び込むことができましたが、完全な修復ができていなかったらこんな忙しい時に余計な手間がかかるところでした。
今後は、軽はずみな行動はしないでください。」
魔力を完全に使い切った結果意識を失ったのか…
無防備をさらすことになるし気を付けなければ。
そして彼女の言うことから読み取れることとして、校舎の修復はやっていなかったのではなくやれていなかっただけなのだろう。
教職員に倒れられると事態の悪化に対応できなくなるため、簡易的な拠点を用意できてる以上修復の優先順位は低く設定されていたのだろう。
生徒が中心になってやればいい話だとは思うが…
こんな事態なんだ、焦らずに行動できなくてもおかしくない。
さらに僕の魔力は普通の人の数倍はあるらしいので複数人をまとめ上げなければいけなかったことも考えれば修復以外にやることがある。
結果として僕の行動は正しかったのでは?
それよりもこの女性はだれだろう。
どことなく雰囲気は彼に似ているが…
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