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移動魔法

「これから私のことは先生と呼ぶように。

では早速授業を始める。基礎的な確認をしよう。


移動魔法の種類とその特徴について答えてくれ。」


移動魔法には大きく分けて転移魔法と瞬間移動の二種類が存在する。

転移魔法が陣や門を介して移動するのに対して、瞬間移動は体を無理やり移動させる。


「うん。模範的ないい回答だ。じゃあそれぞれのメリットデメリットを上げてくれ。」


転移魔法は陣型ならば使い切りな分魔力の消費がわかりやすく、門型ならば開いている間魔力を消費し続けるが輸送量によらず時間経過と門の大きさによって魔力消費が決まる。

瞬間移動は比較的陣型に近いが、魔法の発動に時間がかからないことがメリットである一方で失敗したときに悲惨なことになりやすいデメリットがある。


戦闘中に使うなら瞬間移動1択だが、普段使いする分には転移魔法の方が安全性が高い。


「便利な魔法ではあるものの、空間に干渉する魔法だから失敗したときは規模の大きい怪我を負うことになるしトラウマになって魔法が使えなくなることもある。

だからこそちゃんと学ぶことが大切だし、法律で規制されている。

一応免許制になっているので夏が終わるまでに日本側で取っておくことだ。」


簡単に言っているが国家資格であり、魔法の資格とは別区分で1級の資格を持っていても移動魔法を使うことは許可されていない。


「じゃあ体感してみようか。」


目の前に門が開く。

奥はバーのようだ。


「じゃあまた明日」


そう言って彼女は僕の背中を押して門を閉めた。

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