竜の魔法
「半年で…0からここまで成長するもんなのか…やっぱり人間は面白いな。
二人とも、基礎、発展ともにできている。
そのうえでさらに基礎を一段階上げようと思う。
では零に質問する。
竜と人間の魔法的な違いは何か説明せよ。」
「はい。竜と人間では魔法の密度が異なるため規模が異なってきます。
特に物理的な干渉を起こせる規模は他の魔法を圧倒しています。
その反面、規模が同じ魔法の陣を敷こうとすると発動までに時間がかかったりします。
よってそもそも陣を組まなかったり、あらかじめ組んでおいたり必要最小限の規模にとどめておくことで解消できる弱点です。」
この世界の魔法は無詠唱であり魔法陣や杖等を完全に使わずに魔法を使うことも理論上は可能である。
とはいっても実戦では速度や安定性を取って補助に何かしらを用いることが多い。
ここで竜の魔法圧縮技術を学べば今後役に立つだろう。
基礎からしっかりやってきたかいもあってすぐとは言わずとも習得できそうだ。
原理としては言葉のチャンクを決めて特定の記号で置き換えるというもの。
つまりは漢字と同じように使うことができる。
…もしかして日本が魔法大国になったのは言語的な優位があったのではないだろうか。
そんなことを考えながら圧縮に力を注いでいるといい時間になっていた。
帰ってからさらに深く考えよう。
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