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龍國ドラゴニア
門を潜るとそこは荒野だった。
生命の気配を一切感じさせない。
「ついて来い」
そう言うと、迷うことなくどこかに向かって歩き出した。
日が暮れる頃になって森が見えてきた。
今日はここで一泊するそうだ。
夜の闇と静寂を忘れた現代人にとって森の夜は恐怖すら覚える程に何もない。
周囲を結界で守っているため、獣どころか虫一匹入ってこない。
朝が来る。
顔を洗って、朝食を取って、出発する。
さらに二日ほど森を歩いたところで舗装された道に出る。
意外にもコンクリートでできており、しっかりと舗装がされている。
「もう少しだな。」
道沿いに歩くこと1日。ついに人工物が見えてきた。
街並みは日本と変わらないくらい発展しており、異世界だと言われなければ気がつけない。
街には人に似ているものの尻尾を持つ人が多く存在する。
僕は彼に続いて街でも特に大きな建造物に入っていった。
中は図書館と呼べるような場所で、本棚が大量に並んでいる。
彼が受付と交渉を終えて、一室に通される。
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