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第三回戦

休憩を挟み、第三回戦になる。


相手は守りが得意な相手だと言う分析が正しいかどうかを確認するために第二回戦の映像を確認するが、だいたい第一回戦と同じような展開を辿る。


守りが得意なのであれば消耗戦に持ち込んでリソースを削る。

そう作戦を立てていると彼がやってきた。


「最終試合くらい、派手にやってくれ。特に第二試合なんかキリで映像にほとんど映っていない。まあ、多少はお目溢しするように言っておくからさ。」


確かに外部から見られていることと見せる事を意識していなかった…


いや、なぜ外部を意識しなければならない?


危うく意識を改変されるところだった。


彼を見ると薄ら笑いを浮かべている。


「まあ外部を意識するようなことはしなくても良いが、気を利かせて派手にやってくれてもいいぞと言う事を伝えにきた。頑張って勝てよ。」


そう言うと去って行った。


彼の言うことも一理あるし、せっかくのきかいなので魔法を全力で使ってみようと思う。

試合まで作品を練り直す。


主に質量が大きい魔法で怪我をさせないような魔法を考える。


あれこれ議論をして結論として水を主軸とした魔法で戦うことになった。


水瀬くんの固有魔力は水に適性があるものの固有魔力割合が少ないため、サポートとして僕が雨を降らせることにした。

そうなると橘くんの手が開くが、偽装と探知に集中してもらう。


作戦を練り終わると待っていたかのように試合再開1分前の合図が送られてくる。


そのまま待機しているとフィールドに飛ばされる。


今回のフィールドは草原のようで見晴らしがいい。


それでも起伏があり相手を視認することはできない。


カウントダウンの後、試合が開始される。


ある程度の偽装を施してから、雨雲を呼ぶ。


もう少しで雨になるそんな時だった。


「相手が攻めてくるぞ!」


橘くんが声を上げた。


その可能性を切った訳ではないが、ここにきて作戦を変えてきた。


魔法による衝撃に備えて身をかがめると、強風が通り過ぎる。


間違いなく立っていれば吹き飛ばされていただろう。


とりあえず相手の位置を正確に把握するために索敵魔法を使う。


相手の位置を把握することはできたあとは反撃をするだけそう思った時、水瀬がダウンした。

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