対談2
数日後、桜さんと話せる時間を用意してもらった。
「久しぶり。話って何?」
彼についてよく知っていそうな人物を考えたところ候補に挙がった人物ということを伝える。
「…なるほどね。彼がそうしたっていうことは私に任せるということかな?」
どうやら話してくれそうだ。
「話す前に縛りを設けよう。」
彼女がそう言うと、今まで感知できていなかった彼女の魔力が実態を持っているかのような濃度で放つ。
まるで鎖のような魔力が僕と彼女をつなぐ。
「一つ、ここで聞いたことは口外しないこと。
一つ、話したこと以上の詮索はしないこと。
一つ、質問には必ず答えること。
以上をもって縛りとなす。」
彼女が文句を唱え終わると互いの心臓部に魔力の鎖がつながる。
「これで縛りができた、縛りがある以上破ることはできないよ。デメリットも特にないよ、絶対に破れないだけだから。それじゃあ質問をどうぞ。」
何から質問をしようか…
とりあえず魔力についてから聞くか。
「うん、話の肝は大体そこなんだよね。魔力が君が彼について疑問に思っている事の大体8割を説明できる。そしてとても長い話になる。
前提から話していこうか。彼はこの世界で初めての魔法使い同士による子供だよ。
知っての通り、年々子供の使う魔力が強力になっている。それは魔力を定義づけるのは成長過程と遺伝による要素が大きいからだね。
特に強力な魔力持ち同士による子供だと強力になる傾向がある。彼は特に強力な魔力を持った両親同士の子供だった。あまりにも強力すぎる魔力は子供の生命を蝕むほどだった。性質を考えるなら四人で分けることすら難しいくらいにはね。」
感想、誤字脱字の報告ブックマークへの登録待ってます。




