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魔法?
僕はそれを魔法と認識していない。
なぜならそれに魔力を感じていないから。
僕はそれを魔法というしかない。
なぜならそれはほかに形容することができないから。
彼が使ったそれは一瞬で街を覆う。
「犯人全て捕捉。現行犯で逮捕。最寄りの警察署に輸送完了。」
一瞬だった。
一瞬ですべてが終わっていた。
「主犯を探す、しばらく見張りを代わってくれ。」
僕と円さんの二人で彼の警護と通常業務を請け負う。
「ありがとう、見つけたから行ってくる。」
ーーー
「あそこが今回と前回の黒幕か。目障りだな。」
「手伝おうか、私?」
「いや今回は俺で十分かな。」
「制圧なら俺たちの誰よりも桜が適任だと思うが。」
「いや、最大出力で消し飛ばす。癌は無理に残すよりも完全に消した方が後のためだ。記憶を遡って完全に。」
「バックアップなら任せてください。」
「まあそれくらいなら頼むよ、桜、 、 。」
『消えろ』
ーーー
次の日、新聞には昨夜の集団逮捕はただのお祭り騒ぎによって浮かれた集団によるものということで処理された。
彼とは合流することなく任務が終了したため、別れた後何をしていたのかはわかっていない。
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