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僕と君、僕は異世界で生きていく、君は異世界で生きている  作者: 鬼パンダ
冬休み

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奥義の一つ

覚悟を決めて追跡を再開する。


そもそもどうやって彼は魔法を追跡しているのだろうか。

さっきは感覚ということで結論付けたが時間的な余裕もありそうだし聞いてみる。


「割と単純な絡繰りだ、全部を把握すればいい。

魔力を感知できているなら同じ魔力を全ての中から探すだけだ。」


意外と単純な答えが返ってきた。

それにしてもすべてという答えが気になる。


「全てとは文字通りの意味だ。この世界、並行世界、別時間軸の全てだ。自分の実力が及ぶ限りの全てから探す。

とは言っても、そんなことをしたら脳の処理が追い付かなくなるだろうから地球全体の情報処理から始めるのがいいだろうな。」


さらっととんでもないことを要求してきた。

地球全体を把握するのも脳が焼き切れてもおかしくない処理だと思う。


「美しさのかけらもない力技だが、大体のことを把握できるから魔力に余裕があるときに練習してみろ。」


地球どころか日本全域を感知するだけでも難しいはずなのにそれをサラッとやってのけた上に魔力切れを起こす様子もない彼の底知れなさに驚きながら、この件が終わったら練習しようと思った。

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