No.72 明日の予約
「ん〜!おいし〜!」
「…!」
クッキーの味は格別で。クッキーは他の世界でも食べてきたが、このクッキーはとても。言葉では言い表せないおいしさだ
「とってもおいしいです!」
「それはよかったです。しかし…アルック。報告書を書いてはいますか?」
「…?はい、ちゃんと書いていますよ」
「なら大丈夫です。報告書を書いてる雰囲気がなくて、本当に書いているのか心配になりましてね」
「あはは…」
「ところで…この次に行く管理人様はどこなんですか?」
「えっと。時間の管理人様です」
「……本当なのか?」
「え?は。はい」
「わぁ〜…頑張ってね」
メンラムさんの敬語が取れてるし…モノウダさんはあの明るさがない。なんか可哀想な奴を見る目でこっち見てるんだが。え、もしかして時の管理人様やばい?
「クロックのとこですか」
「クロック…?」
「時の管理人。名前はクロックです」
「あぁ…クロック様と言うんですね」
「はい」
「ところで、なぜ反応が。何と言うか…その。悪いんでしょうか…」
「あの人は。掴みづらいんですよ。なんというんですかね。感情がないのではと疑うぐらい感情の起伏がないんです」
「あ〜、なるほど…」
「なんでも淡々とこなすので。かなり話しかけづらい雰囲気は出してますね」
「おう…」
俺はそういう系の人は得意じゃないんだがな…やばいな。その人が次なのか…うぅ。やってけるのだろうか
「まぁ…もしかしたら心を開いてくれるかもしれませんが。頑張ってください」
「はい…頑張ります…」
「ふぇうゆか」
「モノウダ。ちゃんとごっくんしてから喋りなさい」
「前も注意した気がするんですけどね。ジーニアス様?」
「癖なんでしょうね…」
「……ゴクッ…ふぅ。ていうか。アルックはいつから時の管理人様の所に行っちゃうの?」
「そうですね。あと1週間後には行かなければなならないことになってます」
「えっ…!1週間後!?」
「はい。そんなに長居はしないよう言われているので」
「そうなんですね。ちなみに天夜の所はどのくらい滞在を?」
「えっと…一ヶ月ちょっとだった気がします」
「なら。毎回一ヶ月程度は滞在するんですね」
「そうなりますね」
「へぇ…そうなんだ」
「でも。結構楽しくて、あっという間に時間過ぎちゃうんですよね…本当はもうちょっと留まりたい気持ちもあるんですけど。決められてるので…」
「だよねぇ〜!楽しいのってすぐ過ぎちゃう感じ。分かる…分かるぞ!」
「モノウダ。落ち着きなさい」
「は〜い…でも。あと1週間しか入れないのか。館長!」
「なんですか?」
「なんかしましょうよ!」
「なんか…とは?」
「えぇっと。本の中に入るとか!」
「入る…?」
今…入るって言ったか?
「別に構わないですが…私も同行しますよ」
「やった!」
「あの、入るとは一体…」
「明日のお楽しみだよ〜!」
えぇ…なんか。覚悟しておくか
安定の遅くなりました…
次は本の中に入りますね。たぶんその話が終わったら次の管理人の所に行くかと。とりあえず本の中に入るって、楽しそう




