第5章 搾命
オルガとジュンヨウとの闘いも終わりへと近づいてきていた。
ズイカクとの修行により、コンキスタのパワーになんとか抵抗していたオルガ。
力に対し、技でいなし、カウンターを入れる。
しかし、コンキスタのパワー タフネス の前では致命傷にはならない。
「傷はひとつ、ふたつ、、、ぐらいか、、、。」
「Buooooooooo」
「仕方ない。やるか、、、。」
勢いが止まらないジュンヨウ。
オルガがまともに打ち合いを始めた。
「おらああああ。」
力の差は歴然。1分も持たず地面に倒れた。
「うっ。この化け物が。」
「Buroooooooooo」
両こぶしをオルガ目掛け振り下ろす。
「あぶっ。」
なんとか上体を起こし回避する。
地面に当然のようにクレーターができる。
「はあ、はあ。できればこれは使いたくなかった。
おれの戦いの流儀に反する。」
ジュンヨウは再びオルガの方に歩み始める。
搾命
「Gu,Guoooooooo」
苦しみだすジュンヨウ。
「お前の傷口から種を入れた。おれたちの一族の命の源と言われている
木の種だ。」
傷口から植物が生えてくる。
「Ga.Gaaaa」
オルガは右腕に力を込める。
「その木は宿主の気を吸収し成長する。
そして、その木から発する気を俺たちは利用することが出系る。」
オルガの右腕にかつてないほどの気が集まってくる。
「Bu、、Buooooooooo」
邪魔な枝を千切り、オルガに向かって走り出す。
「その状態でまだ、、、」
ジュンヨウの恐ろしいほどの力、その様はまさにオルガが理想としている
姿である。
「、、、、くそっ。」
(できれば、操られていないあんたと全力で戦ってみたかったな)
右腕をゆっくりと振り下ろす。
ガガガガ
衝撃が地面を抉りながらジュンヨウに向かい走っていく。
あっという間にジュンヨウの体を飲み込んでいった。
「、、、いてっ。」
「さすがに、負荷がかかりすぎるな。」
森の一族、龍の一族は数の違いで体力が削られている。
「うおらぁぁぁ。」
全力の攻撃を続ける森の一族グラン。
「ふぅ、、、ふぅ・・あと何体だ?」
「落ち着けグラン。」
「サントレーナーさん。」
「気を落ち着かせろ。集中させるのは・・・・ぬん。」
重装歩兵の槍をよけ頭部へ蹴りを喰らわす。
「当たる瞬間だけでいい。長期戦は慣れてないだろうが
いつもみたいに力任せだと最後まで持たんぞ。」
「力を加減か~。苦手だが仕方ないか。」
「結構倒したんだが、、あいつへの影響はあるのか・・っと。」
槍が背後から襲い掛かる。
「よそ見する余裕はねえか。」
「はあ、、、はあ、、、。疲れたな・・・。」
次々と倒していくボルドー。
しかし、動きが少し鈍くなっている。
「くそっ・・・。」
リザードマンの素早い動きについていけず、左腕に噛みつかれる。
「ぐっ、、。まあいいだろう。どっちみちその腕は思うように動かんのでの・・・。
持ってけや。その代わり・・・。」
右腕の爪を研ぎ澄ませ、首へ突き刺す。
「シェェェェッェ。」
黒い液体が飛び、しばらくすると動かなくなった。
「わしも・・ここまでか。・・・まあよくやったほうか。この戦いに参加できたし
なにより、シシャクーラ・スペンサーと並ぶ事もできたしな・・・上出来だ。」
新たな敵が目の前に立つ。
「・・・隊長?」
戦いつつも違和感を察知したブロウ。
ザクッ
ボルドーへ鉤爪が振り下ろされる。
「隊長ーーーー。」
「くそっ、どけよ。どけよーーー。」
未だ敵の数は手に負えず、隊員たちは隊長を助ける間もなく戦いを強いられる。




