第5章 修行の成果
「ひさしぶりだな。
我が与えた時間をちゃんと有効に使えたか?」
「ああ、今日ここでおまえを倒す。」
「ふふふ、最後の戦いだ。どうかあがき続けてくれ。」
「「甦血」」
ウェイドは黙ったまま刀を抜く。
振り上げ
雷を帯びる。
そして、ザムーへ向け一太刀を放つ。
斬撃が迫りくる中、冷静に片手をゆるりと上げる
「ほう、使いこなせるようになったか。」
前に突き出し、黒い壁を作る。
雷を帯びた斬撃は、ぶつかると吸収されていく。
すべてを吸収しきる寸前、
「終わりだ。」
眼前に鋩を突き付け、貫かんとする。
貫く感触を感じ
更に雷を放そうとする。
「ここまで、成長しているとはな。」
貫いたかに思えたが触手で防がれ
さらに、後ろから首と腕を捕まれる。
「少し肝が冷えたぞ。」
ウェイドを振り落とす。
「くそ、出来ればこれで終わらしたかったんだがな。」
すっと立ち上がり、ザムーを睨む。
「なかなかいいコンビネーションだな。」
不気味な笑みを浮かべ、すうっと地面へ降り立つ。
「いい攻撃だ。」
「なめやがって。」
「ㇵっ
そんなことはないぞ。」
両腕を出し、掌から黒い刀を出す。
そして、腕に力を込める。
枝のような腕がみるみる膨らむ。
「どうだ?見習って、真似てやったぞ。」
「なんだこいつは。」
ウェイドへ近づき、刀を交える。
しかし数分もしないうちに、ザムーは押され後退する。
「さすがに、剣術はかなわんか。」
すると、触手と刀を出す
「だが、我に剣術など必要ないがな。」
「さっさとこいよ、数で勝てるほどおれの剣はあまかねえよ。」
数十本もの刀を手に、ウェイドへ突進する。
対して、ウェイドは体にも雷を帯電させた。
「なに?」
すると視界からふっと消えた
左右を見渡す、
そこか
背後に姿を見つけ、刀を向かわせる。
しかし、数メートル手前で動きを止める。
???
霞炎白
突き出した刀から爆発的に白炎が放たれる。
(ここだ、ここで決める。)
白炎に包まれ、視界を奪われるザムー。
次々と触手を刻んでいく。
「くそっ、邪魔な火だ。ふんっ。」
両手を広げ、火を弾き飛ばす
「これならどうだ。」
右わき腹から、ザムーへ一閃。
ガキッ
両断するつもりが刃が脇腹を貫かない。
「なにかしたかね。」




