第5章 操り人形
ジェラードの猛攻
歸神化により、一層分厚くなった体
そこに衝撃波を合わせた攻撃。
2mはゆうに超えているクトーさえまともに喰らうと
何mも吹き飛ばされる。
「ハッ。」
強烈な一撃が炸裂する。
後方に何十mも衝撃波が走るほどの破壊力。
しかし、クトーはむくりと立ち上がり、
ジェラードを見下す。
「コロス。」
「あのおしゃべりが随分とおとなしいな。」
ふらふらとジェラードの前まで近づき
鎌を振り下ろす。
(単調すぎる。)
有無を言わさず、何度も振りかざす。
「前より早い、、
だが、、」
口から、水滴をとばし視界を奪う。
「そんな攻撃、何回降ろうが当たらないぞ。」
ジェラードは構えると
腹へ渾身の一撃を食らわす。
クトーは上空へ何メートルも飛び、地面へ
落下する。
「少しは効いてくれたか。」
しかし、すぐさま立ち上がり、何事もないように再び切りつけにくる。
「まだ立つか、、。」
すぐさま距離を詰め、攻撃をしてきたところにカウンターとしてアッパーを合わせる。
クトーは再び空中へと飛ぶ。
しかし、何事もなかったように立ち上がる。
(これほどまでにタフなのか?)
何十発、何百発当てたか、ジェラードに疲労がたまってきていた。
「まだ、、まだ立つか、、。」
「グググ」
こちらに進む途中、急に苦しみだす。
???
「きぃぃぃいぃいぃあああ。」
とっさに耳を抑える。
「これは、、」
ふぅふぅ
「随分と痛めつけてくれたな、魚」
「?帰ってきたみたいだな。」
「ああ、奴の力が弱まってきたみたいだ。これで、全力で戦える。」
「やはり、操られていたか。そのタフさも奴の力か?」
「いいや。すべて我の力、王の力だ。」
(なぜ操られていたのか、、今はいいか。)
「いくぞ。」
海の一族がゼネジェイたちを引き付け、残りの両軍がにらみ合っていた。
カリエヌの一人、鼻下と顎から長いひげを生やした男が話し出す。
「ふむ。少しこちらの数が少ないか。」
ザムー軍はカリエヌ3体、コンキスタ3名のみ。
するとポケットから取り出した筒に大きく息を吹き込み、黒い霧を発生させる。
ふぅうう
「このぐらいいれば十分だろう。」
霧が消えると、そこには2mほどの鎧の兵士、トカゲ頭の生き物がそれぞれ数十体が現れた。
「重装歩兵団とリザードマンといったところか。」
「上等、、、。」
「おい、お前はまだだぞ。」
待ちきれない様子だったオルガを制止し、サントレーナーが前に出る。
隣にもう一人、シシャクーラ。
「さあ、行こうか。」
「おおおおおおおおお。」
互いの拳を合わせた後、
雄たけびとともに敵軍へと走り出した。




