第5章 戦いへの足音
月日は、あっという間に過ぎザムーが告げた日が近づいてきている。
戦士たちは自然とガイヤルドに少しずつ集まり出し、
戦争に向け準備を進める。
「クトーは、私がやる。」
「ああ。おれはザムー。そして・・」
「残り全員はもらうぞ。」
ウェイド、オルガ、ジェラードは当日に向け、仕留める敵について話し合っていた。
「他にもなにか仕掛けてくるかもしれない。直接戦っていないが奴の能力は気味が悪く、
底知れない感じだった。」
「何が起きても冷静に対処できるよう心の準備をしとかねえとな。」
「何が来ても倒す、それだけだろ」
「ま、それはそうだが。」
「全員に伝えといてくれ。きっと戦争中は周りを見る余裕はねえ。
おれの近くにはよるなってな。」
すっと立ち上がりオルガは立ち去った。
「あの野郎。準備万端って感じだな。」
「ああ。所作でわかる、強くなってるな。」
「ズイカクとなにやら特訓をしてたみたいだ。」
「そうなのか?」
「ああ。あいつらの腕力は異常だ。はじめはオルガも組み伏せられて相当悔しがってたぞ。」
「ははは。頼もしいな。じゃあ、そろそろ私も行く。」
「あと少しだな・・・。」
「大将たちは誰と戦うか大体決まっている。他はおれたちで臨機応変に対応しよう。」
各一族の有力者シシャクラーラ、マルシャラ、サントレーナーが開戦後のことを話あっていた。
「そうだな、近すぎず遠すぎない位置でお互いカバーできるようにしようか。」
「あと、コンキスタは何人戦えるんだ?」
「2人だな。体はおれらよりはでかいがまだまだ子供らしい。」
「そうか。まあ、ズイカクがいりゃあ100人力か。」
ザムーの告げた17回目の満月。
月が上がる数時間前。
戦士全員がガイヤルドへ集まり、ただその時を待っていた。
戦士たちは、瞑想をしたり、仲間とふざけあったり、中には眠ったりとその時が来るのを待っていた。




