軌跡を、そして奇跡を振り返る
1981年、ソニー(6758)の可能性に懸けたヒロシ。
彼が必死に貯めた200万円から始まったこの物語は、四半世紀を超え、いまや彼を大きな可能性秘めた男へと変貌させた。
あなたのお陰である。深く感謝申し上げる。
現在の日経平均7万円という数字は、単なるインフレの産物ではない。
それは、ヒロシが仕掛けた「信用取引」と「最大レバレッジ」の積み重ねが、日本の資本主義の中で究極の増殖装置そのものと変貌した結果である。
この間、ヒロシは、男子二人をもうけた。
長男の方は、将来、日本を背負って立つキャリアへと育てる為、最高学府を目指す道を歩ませた。
次男には、ヒロシの跡を継ぐ相場師とさせる為、トレードの英才教育を施した。
彼と次男の軌跡を、そして奇跡を、振り返ってみよう。
2012年-2016年の金融・経済を立て直す、超・異次元政策の立ち上がりから。
2012年、アベノミクスという名の「異次元の解放」が始まった。
ヒロシと次男は、リーマン・ショックの傷跡から立ち上がる日本株の初動を完璧に捉えた。
円安の波に乗った輸出関連株を底値で買うことに成功。
指数が1万円を突破する過程で、ヒロシたちの資産はすでに「個人の領域」を脱していた。
2016年、長男が東大を卒業し、財務省という権力の深淵へ足を踏み入れた。ヒロシの目的の一つが、着実に階段を上り始める。
長男が「国を守る」ための制度を組み、ヒロシと次男は「国の価値を市場で計測する」という名のマネーゲームを繰り広げた。
さぁ、幕が上がるぞ。
第一幕は、コロナの断層と金融の変容を捉えた、2020年-2022年だ。
2020年。パンデミックは、ヒロシたちにとっての収穫祭だった。
感染者1号のニュースで「空売り」を仕込み、莫大な利益を手にした二人。
16,000円台のパニックの底では、「全力買い」へと反転した。
世間が自粛と給付金に揺れる中、ヒロシたちの資産は、金利が消滅し、カネの価値が相対的に下落する未来を先取りして増殖した。
長男は、官僚として、巨額の補正予算を策定する仕事に、日夜、頭を悩ませていた。
一方で、そのマネーの行き先を見抜き、市場の歪みを食い尽くす超・富裕層が現れ始める。
ヒロシたちも、その一員だった。
この頃、長男は気づいたかもしれない。彼が、財務官僚として、「国」という船が沈まぬよう必死に漕いでいる隣で、その浸水箇所から噴き出す富をすくい上げている輩がいることに。
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