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はあー、やっと落ち着いてきたかな

 ちっ、シンの奴逃げたか……。


 まったく男気のない女女しい奴だな。


 まあ、いいか。マキ先生とも遊べたしとっとと私も授業に戻ろう。


 言っておくけどな、私はマリだ。せっかくいい勝負のところにチャイムが鳴ってちょっとムカッて来てるけど、部屋に戻る頃には落ち着いてるだろう。


「ほら、ユイ、行くよ」


「あ、待ってーマリちゃん」


 ホント、ユイって立ち直るの早っ。さっきまでシンに逃げられてめそめそしてたのに。


 私とユイは一緒に保健室を出た。私達の後ろではマキ先生がまだ落ち着かないのかさっきメスで眉間を刺されたチャラチャラ男に殴りかかっていた。


 それで殴られているチャラチャラ男は変な奇声を上げながら笑っていた。


 絶対あいつはMで、マキ先生はSだな。


 そして保健室を出て教室までの半ば、私もだんだんと落ち着いてきた。


「ねぇユイ」


「なーに? マリちゃん?」


「ちょっと、暴れすぎちゃったかな?」


「毎日のことだし気にすることないよー。それに朝はマリちゃんいっつも暴れてるよ」


「あはは、そ、そう」


 ユイのやつ、なんかいっつも遠まわしだけど毒舌なのよね……。それにユイってシンの前だと言葉がいきなり丁寧になったりデレデレになるのよね。どうやって使い分けてるんだろう……。


「じゃあ、いつもどおり宿題みして」


「また? マリは部活大変だってのはわかるけどこのままだと中間やばいよ?」


「だいじょーぶ、だいじょーぶ。そのときはまた教えてよ」


「はぁ、それでいっつも勉強不足になるのは私なんだけど……」


「ん? なにか言ったユイ?」


「え? う、ううん、なにも言ってないよ」


「そう」

 

 なんかユイが愚痴言ってたっぽいけど、ま、いっか。


 それにユイは普段はとっともいい子なんだけどシンが絡んでくるとデレデレして、嫌いな猫関連だとぶちぎれるんだよね。なんでかな?


 ま、私もシン関連だと無償に腹が立ってくるんだけど。


 やっぱ朝のときにはスパイク履いておくんだったかな。やばい、私にもS気が入ってきてるのかも。


 ま、シンだからいっか。


「ほら、マリちゃん、もうちょっとでチャイムが鳴るよ」


「え?でもさっき鳴ったじゃん」


「あれは五分前ベルでしょ。ほら、早く」


「ああ、もう、わかった、わかったから」


 私はユイに手を引っ張られながら教室に入った。


 すると同じクラスのシンが思いっきり扉のほう、私達のほうに振り返り青ざめた。


 でも、今はそんなのはスルーして席に着いた。


 それで待つこと一分、またチャイムが鳴り担任の教師が走って扉を空中蹴りでぶっ倒しながら乱入してきた。


「はーい、若き若人、ジェントルキッドにガールズ。今日の俺はイケてるか〜い?」


「「さっさとクビになれダメ教師」」


 とクラス一同がハモッて、それを聞きうけた教師は


「それじゃ、早速授業いってみよーっぜ!」


 変な奴、でも、ま、慣れてきたけどね。


 こうして一時間目のクラスが始まろうとしていた。

どーも、最近やっと夏休み休暇に入ったので今度からはもう少し早いペースで更新できるかと思います。

それと、思案中ではありますが毎回十話目ごとにストーリーとは外れたキャラクター達によるフリートーク的な感じのものを書けたらいいなーと思っています。

ご感想や評価、私の今後の活力となりますので、お待ちしております。

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