見てはならない保健室。入ったら絶対に死んじゃうから……。
「ふぅ、朝からろくなことがおきないな」
僕は自然とため息が出しながら靴を下駄箱にしまってスリッパを取り出した。
スリッパを地面に落とし、スリッパは地面ではねて裏側に転がる。
「はぁ……」
足でスリッパを上向きにしてそろえていざ足を通さんとしたとき、
「シンさまー!!」
「ぐおはっ!」
俺は後ろから飛んできた女子の声とともに見事なヘッドスライディングを食らわされた。
もちろん学校の床はあの滑りにくい材質。
当然のごとく僕の顔は摩擦力に抵抗して思いっきり擦れた。
「うぎゃああああっっっ!!!」
顔が焼ける!焼けるっていうか、これやばいって!!
しかしそんな僕のことはお構いなし、この原因の最たる人物は僕にしがみついたままだった。
「ちょっと、ユイちゃんっ!は、放れて!痛い!い、いったぁぁ……」
うぅ、ひりひりする。か、顔がーーーー!!!
「うぅん、シンさまー。幸せー」
駄目だ、ユイちゃん自分の世界へダイブイン・シンクインだ。
こうなったら自力で保健室に……!
僕はスリッパを履きままない足ですぐ近くの保健室の表札めがけて歩いた。
「せ、先生……!」
僕はやっとのごとく保健室の扉に手をかけ、開いた。
すると、視界に広がったのはこちらに飛んでくるメスの数々……。
「いぎあっ!!」
僕は脊髄反射である新幹線並みの速さ以上の行動で扉を閉めた。
すると、
ドス!トス!ぴきーん、ぱきーん、ちゃりーん、ドスッ!ぐさっ!ぎゃっ!
え?なになに?最後の声はなにっ!?
僕は今度は恐る恐る扉を開けると保健室の先生であるマキ先生は部屋の中央でたたずんでいた。律儀に地面にのの字を書きながら。
「どーせ私なんか教師に向いてないんだ……。ぐすん。人間失格だ……」
「あ、あの、先生?」
僕は室内に入って扉の横を通り過ぎると数多く刺さったメスがあった。
「あ、シンくん。どうしたの?」
マキ先生は立ち上がり、一気にベッドのカーテンを閉じた。
カーテンが閉じきる前に僕が目撃したのは腹部にメスが刺さりこみ、流血している一人の男性生徒の姿であった。
「い、いえ、なんでもありませんだした。し、失礼しまーす……」
「ちょっと待ってね」
「はい?」
マキ先生はピンセットを取り出し、消毒液にしたった綿をつまんで僕の目の前にまで持ってきた。
そして…………
「ぎゃあああああああっっっっっっっ!!!!!!」
マキ先生ともう一人?新登場いたしました。
なんか、たいそうな小説でもないのにこうも
登場キャラを増やしていっていいものなのでしょうか?
ですが、楽しんでお読みいただけると幸いです。
これからもマイペース更新の私にお付き合いくださいませ。
マイペースながらに「星が輝くその日まで・・・」も
投稿させていただきました。




