カイカイカイカイ
おう、今日は俺様、カイがナレーションをしてやるぜっ。ありがたく思うんだなお前ら! はっはっは、あ、まって、謝るから読んでくれ。頼む、ここで失敗したら俺の出番はこれで最後になるかもしれないんだっ!
「なにやってるのカイ?」
「ん? あ、おお、シンじゃないか。どうした? こんなところで?」
「こんなところでって、ここ僕んちだし」
「え、そうだったか?」
「帰る?」
「いやっ、そうだった。うん、そうだったな。俺は今シンの家に来てたんだったな」
「最近カイどうかした? なんかあせってるみたいに見えるけど」
な、シンのやつ俺の思惑を見抜いているのか?? さ、さすが親友だ、マブダチだっ!
「ねえカイ」
「ん?」
「僕思うにさ、カイって無駄に熱いよね」
「そうか?」
「うん」
うーんそうだったのか……。だが今さらだな。
「それで、どうする?」
「カイさ、なにしに来たの?」
「いや、別にどうこうするわけじゃ」
「カイがいると本当に平和だよね」
「平和結構じゃないか」
「だからレギュラーメンバーになれないんだよ」
「はっ!! そ、そうか!!!」
し、知らなかった!!
「うん、はい、それで?」
「なにが?」
「はぁ……」
な、なんだ? なんでシンがため息をつくっ??
「やっぱり、ダメだよカイ」
「なぜだっ!? いや、頼む、俺をレギュラーにしてくれっ!!」
「うーん、じゃあ僕の部屋に入ってきてどう思う?」
「別に」
「なんで!? 僕の部屋がまっピンクなんだよっ!? 中学生にもなるっていうのに幼馴染の悪意120%のイタズラで部屋中のいたるところがピンクなんだよっ! なにも感じないの? 普通の人なら入りもしないよっ!! っていうか何でなにごともなかったように振舞えるの? わからないよ、カイ、ほんとっわかんない」
落胆するシン。別にピンクいいじゃないか。
「?」
いくら考えてもなにが問題なんだ??
「カイ」
急に真剣な顔をするシン。
「ん?」
「やっぱり無理だよ。カイはレギュラーになれない」
「な、なんで?」
「だって、普通じゃない点はいいんだけど面白くないんだもん」
「な、なにっ!? それはマブダチのお前だろうと許されない暴言! 成敗してくれるっ!!」
俺は立ち上がり雄叫びを上げ、シンを見返す。
そして数秒が経つ。
「で? って、え? なにもしないの??」
「なんでだ?」
ガタッ
シンが自分の椅子からこける。ん? どうした?
「はぁ、そ、そんな……僕はマトモな人間として生きてきたはずなのにカイを前にするとなぜか自分が違う世界の人間みたいだ」
なにをシンはぶつぶつしゃべってるんだ?
「それよりさ、なあシン」
「な、なに?」
「俺の将来は?」
「カイのカの字もでてきません」
「そ、そんなっ!?」
「もう、そのリアクションいいからっ!!」
ちょっと短めですが、カイの出番最終話となるのかっ!? はい、いじわるっぽくですね。カイ、本当になんかこのストーリーにあってない要素たっぶりなのはなんで? ですかね^^;




